140.バンダ – エネルギーの漏れを防ぐ締め付け
ヨガの実践が深まってくると、アーサナ(ポーズ)やプラーナーヤーマ(呼吸法)だけでは到達できない、より微細な身体のコントロールの領域へと足を踏み入れることになります。その核心的な技法の一つが「バンダ」です。サンスクリット語…
自己啓発ヨガの実践が深まってくると、アーサナ(ポーズ)やプラーナーヤーマ(呼吸法)だけでは到達できない、より微細な身体のコントロールの領域へと足を踏み入れることになります。その核心的な技法の一つが「バンダ」です。サンスクリット語…
自己啓発私たちの存在は、目に見える肉体だけで成り立っているわけではありません。その内側には、エネルギーの渦であるチャクラが虹のように連なり、それぞれが固有の周波数で振動しています。そして、宇宙に存在するすべてのもの、色も音もまた…
自己啓発私たちの意識の旅は、ついにその頂点へと達します。頭頂部、百会(ひゃくえ)のツボに位置する第七のエネルギーセンター、サハスラーラ・チャクラです。ここは、個としての旅の終着点であり、同時に、すべてとの繋がりを知る大いなる始ま…
自己啓発大地から始まり、水、火、風、空(エーテル)と、私たちの意識は物質的な元素の領域を上昇し、ついにそれを超えた、純粋な光の世界へと至ります。眉間の少し奥に位置する第六のエネルギーセンター、アージュニャー・チャクラ。通称「第三…
自己啓発愛と繋がりの中心であるアナーハタ・チャクラで開かれた心が、いよいよ世界に向けて「表現」される時が来ました。そのためのゲートとなるのが、喉に位置する第五のエネルギーセンター、ヴィシュッダ・チャクラです。 「ヴィシュッダ」は…
自己啓発大地に根差し(第一)、感情の海を泳ぎ(第二)、自己という個の力を確立した(第三)意識の旅は、いよいよその中心、上下のチャクラを結ぶ架け橋へとたどり着きます。胸の中央、心臓の座に位置する第四のエネルギーセンター、アナーハタ…
自己啓発母なる大地で安定を得て(第一チャクラ)、生命の喜びと流れを知った(第二チャクラ)私たちは、次なる変容の舞台へと進みます。それは、自らの足で立ち、個として世界と対峙し、内なる力を発現させる場所。みぞおちに位置する第三のエネ…
自己啓発第一チャクラという堅固な大地、生存のための「場」が確保されたとき、私たちは次なる段階へと歩みを進めます。それは、ただ存在するだけでなく、いかに「生きる」かという問いの始まりです。その問いの中心に位置するのが、第二のエネル…
自己啓発私たちはいつから、これほど多くのものを抱えて生きるようになったのでしょうか。クローゼットに眠る服、本棚に積まれたままの書籍、スマートフォンの画面を埋め尽くす無数のアプリと通知。そして、それら物理的なモノ以上に、私たちの心…
自己啓発第一部:礎を築く – 身体という聖域との再接続(1月〜3月) **1月:呼吸と存在 – いま、ここに在ることの力** 1. 新たな呼吸、新たな世界 – 新年の始まりにプラ…
MEDITATION-瞑想私たちは、息をするのも忘れるほどに、何かを「為す」ことに駆り立てられる時代を生きています。より多くを学び、より速く働き、より豊かになること。その果てしない坂道を登り続ける中で、ふと気づくと、心も身体も、知らないうちに固く…
ヨガを学ぶ縁側で静かにお茶を淹れるとき、その一杯が自分のためだけでなく、共に過ごす誰かのためのものであったなら、湯気の立ち上る様や茶葉の香り、器の温もりは、少し違った意味を帯びてくるのではないでしょうか。自分のためだけの行為が、他…
ヨガを学ぶ私たちの現代的な感覚からすると、「儀式」や「祭祀」という言葉は、どこか古めかしく、非合理的な響きを伴うかもしれません。それはもはや私たちの生活の中心からは遠ざかり、形式的な慣習や、歴史の中に保存された文化遺産として捉えら…
ヨガを学ぶ私たちは、静かな夜にふと空を見上げ、無数の星々が織りなす壮大なタペストリーを前にするとき、根源的な問いに心を揺さぶられることがあります。「この世界は、どこから来たのだろうか?」「始まる前は、いったい何があったのだろうか?…
ヨガを学ぶ私たちはどこから来て、どこへ向かうのか。この問いは、人類が意識の黎明期から抱き続けてきた、根源的な問いかけです。夜空に輝く星々を見上げ、足元に広がる大地の営みを感じる時、私たちの心には自ずと、この世界の始まり、そして自ら…
ヨガを学ぶ私たちは、晴れた夜には空を見上げ、満天の星々に息をのみます。そして、ふと問いかけるのです。「この世界は、いったいどこから来たのだろう?」「私は、なぜここにいるのだろう?」と。この根源的な問いは、おそらく人類が言葉を持ち、…
前章まで、私たちはヴェーダの神殿に坐す、特に強大な力を持つ三柱の神、インドラ、アグニ、ヴァルナの姿を追ってきました。彼らはそれぞれ、自然の力、祭祀の核心、宇宙の秩序を象徴し、ヴェーダを信奉した古代アーリア人の精神世界の中…
ヨガを学ぶ夜の静寂が訪れ、無数の星々が天空に瞬くとき、私たちはふと、日常の喧騒から解放され、広大な宇宙の存在を感じることがあります。足元に広がる大地と、頭上を覆う果てしない空。その間にあって、私たちは自身の存在の小ささと、同時にこ…