私は本でもヨガクラスでも、誰かのセミナーでも同じものを何度も受けることがあります。
何度も受けるのは、受けるたびに新しい発見があるからです。
時間に限りはあるので、全部のものを何度も受けたり読み直すのは難しいですので、これはと思うものは何度も受けてみています。
何度も受けるのはオススメです。
人は変化しますので、受けるたびに発見があるものです。
何度も受けることで、より深いレベルで発見が起こってくるのです。
もくじ.
一度出ただけでは理解しきれない
ヨガクラスは一度出ただけでマスターすることはできません。
当たり前ですが、一度のクラス程度で理解できるものではないからです。
あらゆるスポーツや武道でも通い続けて一生もので学んでいくものです。
ヨガも同じです。
だから、一度のヨガクラスを受けただけでは、実際はよくわからないと思います。
それでも「なんとなくいい」「このクラス好き」「よくわからないけど楽しい」という感覚が起こるクラスもあります。
理解していなくてもクラスの雰囲気から何かしらの影響を受けて、自分の言葉にならない内面でクラスを好きになることがあります。
そういうクラスはとても貴重に思います。
もしそういった感覚が訪れるクラスに出会ったら、ぜひ、通われることをオススメします。
何度も繰り返すことでモノになる
毎日ようにやることでヨガは成長していきます。
単発で成長するのはヨガでは難しいです。
何度も繰り返すことがヨガの上達のコツです。(あらゆるスポーツそうですね)
モノになるまで継続が必要です。
一度、集中して通われることをオススメします。
なぜなら、ある一定のところまで上がり切らないと戻ってしまうからです。
始めたばかりの頃は、下りのエスカレーターを上がっているようなもので、休んでしまうとまた始めに戻ってしまいます。
最初は集中して上り切る必要があるのです。
ヨガを集中して通って、踊り場まで上がりきったら、またペースを変えればいいと思います。
最初が肝心です。
ですので、EngawaYogaではフリーパスも用意しております。
継続それ自体が大変であることもありますが、ヨガは継続しやすいものに感じます。
何度もクラスを受ける環境もありますし、家で気軽にできます。
まずは始めて、上りきってみてください。
同じこと言われても深さが異なって理解していく
同じことを繰り返していてもその深さは人それぞれです。
同じ練習をしていても、どれだけ多くのことを学んでいるかも人それぞれです。
極端な例えですが、イチローは野球の練習をしており、イチローと同じような練習をしている野球選手はいますが、イチローの深さで練習している人は極少数でしょう。
だから、一流の選手と一緒にオフに練習するということをやられている人もいます。
BORN TO YOGや瞑想でも同じに感じます。
同じような練習をしていても上達する人、上達しない人がいます。
体の使い方や今までの体験、経験もあるので一概には成長をはかることはできませんが、どこまで深く練習できるかは意識で変わってくると思います。
毎回120%で練習することは難しいですが、意識する深さをできる範囲で高めていくことはできます。
筋肉痛で思いっきり動けなくても、体の使い方を微細にする意識づけはできます。
深さが異なっていることを理解して、常に他にも意味があると思ってセミナーでもクラスでも受けると学びのレベルが変わってきます。
人はどうしても自分の理解できる範囲でしかものを見ようとしません。
そこを広げていく意識を持つことです。
自分も成長すると話も違って聞こえる
自分自身が成長していくと、同じ話を聞いても違って聞こえてきます。
それが成長そのものでもあると言えます。
「あれは、実はこういうことを言っていたのか」というのがわかってきます。
私もピンチャマユーラアサナで”くぐる”のができない時に「もっと脇を張り出せ」と言われましたが、すぐにはわかりませんでした。
ピンチャマユーラアサナのポーズでは脇を張り出すのがとても大事です。
アサナ(ポーズ)のコツだけではありません。
普通に何気なく話していることも同じです。
「休むことは大事」ということを聞いても人それぞれどのように理解するかは、本当に十人十色です。
何気ない一言から、ものすごい叡智を得ていく人もいます。
「先生はえらい」という名著があり、それに関連する記事も書いたのですが、先生からいかに学ぶかは生徒にもかかっています。
生徒が学ぶ気になれば、どこまでも生徒は学ぶことができます。
意識を変換することで、どんなことからも学んでいけます。
「この人を私は先生とする」と決めることで学びのサイクルが回り始めます。
「自分の都合のいいことだけ聞いて他は流そう」という人は、一生学びが生まれません。
それと一緒で、自分のことを「知っている人」という設定していると学びができません。
先生と生徒という関係を仮にでも設定することで、一気に飛躍していくことができるのです。
先生と一緒に成長していく
先生も成長します。
生徒も成長します。
先生が成長すると生徒も成長します。
生徒が成長すると先生も成長します。
もうこれが無限に続きますね。
学びのサイクルに入ることで喜びを持って一生学び続けることができます。
同じクラスを何度も受けることで発見はある
このように成長していくので、どんなに同じようなクラスを受けても、今までに受けた状況とは異なります。
繰り返しますが、先生も日々成長しています。(全員とは限りませんが)
自分も日々成長しています。(学ぶものは全員成長し続けます)
クラスでの発見は先生と自分の掛け算です。
だから、どちらかが変化するだけでも変わるものです。
お互いに成長していくクラスだとその変化も大きく、新しい発見がある可能性も高まります。
だから、同じクラスでも何度も受けることで発見があるのです。
終わりに:何度も受けたいモノと出会うだけで幸せ
何度も読みたい本に出会えるのは幸せです。
何度も受けたいヨガクラスに出会うのは幸せです。
なかなか何度も受けたいクラスに出会うことはありません。
ですから、そういったことに出会うのはラッキーです。
ラッキーだからこそ活かしていくとよろしいかと思います。
私も好きな作家に出会うと、その作家の本を全て読みます。
そして何度も読みます。
そのようにBORN TO YOGクラスもハマったものです。
瞑想も同じです。
BORN TO YOG、瞑想と自分でクラスを持てているのもとても幸せに感じます。