ヨギボズQAとはEngawaYogaオーナーKiyoshiと高野山真言宗の阿里僧侶が読者の質問に対して回答したもの(ヨギーとボーズの回答集)となります。
その場のノリに任せて回答しておりますので至らない点や少々眉をひそめる回答もあるかもしれません。
寛大な心でお読みいただければと思います。
ヨギボズQAの回答集は以下にございます。
ご興味があればご覧ください。
では今回の内容をどうぞ。
もくじ.
質問:瞑想会かヨガクラスで話されていたゼロメモって何ですか?
ゼロメモですね。
これはゼロ秒思考という赤羽雄二さんの書籍で出てくるメモをとるやり方です。
とても面白いやり方なのでご紹介しますね。
ゼロ秒思考という書籍には”ゼロメモ”とは書かれておりません。
私が勝手にゼロ秒思考でメモをとることをゼロメモと呼んでおります。
それでは、以下のヨギーと坊主の回答をご覧下さい。
回答:書き出すことはやっぱり頭の整理に使えるし、ゼロメモだと手軽にできるのでオススメ。 BY KIYOSHI
人の思考は、目の前に出すことによって整理されます。
書き出すことで頭が整理されていきます。
だから巷にはたくさんの書き出す方法を説いた本が多く存在します。
いろんな方法がありますが、手を動かして書き出すというのはパソコンやアプリで書き出すのとはまた違った体験になると感じています。
私はマインドマップなども使いますが、手書きは手書きの良さがありますね。
また、書き出すことによって新しいことが入る余地も生まれます。
書き出してみてください。
ゼロ秒思考のやり方(ゼロメモのやり方)
ビジネス書の分類になるのですが、「ゼロ秒思考」というメモ術です。
簡単に説明しますと、以下のようになります。
- A4用紙を横で使う
- 左上にタイトル、右上に日付を書く
- 1枚1分で、箇条書きで思いつく限り書いていく
- 1行20文字から30文字ぐらいにする
- 各行の冒頭に「-」をいれる
- 1枚につき、1件のタイトルで書く
- 1日10枚のメモを書く
- 思いついた時に1分でささっと書く
この条件で、思いついたときにどんどん書いて頭を整理しています。
シンキングマインドをどのように抑えるかという記事にもこちらのゼロ秒思考のやり方を紹介させてもらいました。
ゼロ秒思考(ゼロメモ)のポイント
書く内容を単語の箇条書きにしないで、文章のようにそれなりな長さの一行にすることがポイントです。
ただのアイデア出しではなく、中身のある内容にしていきます。
その方が、頭の回路が使われます。
思いついたことをポンポン書くのもいいのですが、いろんな神経回路がつながりどんどん新しい長い文章が生まれてきますのでしっかりと文章を書こうとする方が結果として中身の濃いものになっていきます。
ですので上の写真は、少し文章が短いですね。
文章が長くなって多少ごちゃごちゃになってもいいので、次から次へと書いていきます。
悩む時間を極力排除して思いついたそばから書いていきましょう。
早くすばやく書き出して、それなりな文章にして書ききっていくと、さらに新しい考えが浮かんできて次の行を生み出していきます。
同じテーマで何度も書くのもありなので、何枚も書いてみてください。
一気に書くことで気持ちが整理される
ゼロメモの効能のひとつに気持ちが整理されることがあります。
考えているモヤモヤしたことを一度紙に書き出すことで気持ちの整理がちゃんとされます。
ポイントは1分という時間ですね。
1分というのはあっという間ですが、その短い時間でここまで書けるのかという実感が湧くことに思います。
今、1分時間ありますか。
たった今、この読んでる時にゼロメモを書いてみてください。
どうですか、スッキリしますよね。
気持ちが整理される効用を実感されると思います。
一覧性があるので、とにかく書き続けると頭が整頓される
ゼロメモ、とにかく沢山書くことをオススメしております。
書けば書くほどにゼロ秒の思考へと変化していきます。
書きまくったゼロメモも一覧性が案外高く、俯瞰して見ることができます。
単純に並べてみるだけで全体を把握することができます。
プロジェクトのことでも思いつくままにまずは5枚ぐらい書いてみる。
すると、大事な項目がな3つとか4つとか特定されて、粒度もわかってくる。
それぞれに対してされにゼロメモを数枚書いていくと、今すべきこと、課題となっていること、気になっていて判断が必要なところ、などなど把握できてきます。
試してみてください。
瞑想前にもゼロメモを書くと余計なことが思い浮かびにくくなる
瞑想中に色んな思考が湧いてしまう人も多いことに思います。
余計な思考が湧いて困ってしまう場合についてもゼロメモはオススメです。
思考を瞑想中には棚上げしようということを言っておりますが、次から次へと思考が湧いてしまう人もいらっしゃいます。
そういった方は、要するにエゴが強いそうなのですが(私が言ってるのではありませんよ)、人間ですからある意味仕方がないですよね。
なので、一度吐き出すといいと思います。
まずはゼロメモを10枚ほど書いてみてください。
次から次へと湧いてしまう思考をまずは紙に書いてみるのです。
どうでしょうか、スッキリしましたでしょうか。
それから座るのをオススメします。
それでも湧いてしまうのなら、また瞑想終了後に問題を書き出してみてください。
そして、それを気にしている理由、それをすることでどうしたいのか、何がその問題を起こしているのか、書き出してみてください。
特定されれば余計な思考も湧いてこなくなります。
人にはエゴや欲はありますから、湧いてきてしまうのは仕方がありませんが、うまく付き合っていくことは可能です。
瞑想とゼロメモとうまく付き合ってみてください。
人生を変えるツールになると確信しております。
おまけ:感想を募集しているのだけど、それもゼロメモを書いてから書くととても書きやすくなる
実は感想を募集しております。
瞑想会後にシェアをして頂いておりますが、言語化が大事だという話をよくします。
感想を書くことも自分を客観的にとらえることができるのでオススメです。
感想を書く際に、こちらのゼロメモを使ってみてください。
最初から整理して書くのも大変なので、とにかく先に軽くゼロメモを書いてしまうことが大事です。
1分間だけ、思いついたことを書き出すだけでいろんなことが出てきます。
数枚書いてから、それらをまとめるとかなりいい感じの感想が書けます。
感想、お待ちしております。
回答:ゼロメモは心を書き出すワークで、とり越し苦労から解放されるツールです。 BY 阿里
ゼロメモですね。
ゼロメモは私もよくやってます。
瞑想とは関係ありませんが、ゼロメモとても良いですよ。
Kiyoshiから勧められて始めたのですが、今では私の日課の一つとして習慣化しています。(瞑想ももちろん日課の一つです)
やってみるとわかりますが、ゼロメモの効果はとても高いです。
問題点は次々と整理されますし、問題への対策方法もたくさんリストアップすることができます。
それぞれの進捗なんかもすぐに管理できたりしますね。
自分の感情も整理することができますし、今日の反省もさっさとすませることができます。
たった一分のゼロメモを繰り返すだけで、色々な事柄がパッパと片付いていくというのは、やる人だけがわかる爽快さがあります。
とてもおすすめのワークです。
自分の心をアウトプットするということ
自分の心を書くということはとても良いですね。
これは自分の心の中で考えているだけではダメなのです。
アウトプットして形にすることが良いのです。
外に形として出すことで、自分の心をより客観的に眺めることができるようになります。
個人的な体験としては、特にネガティブな問題や感情に対して、とても効果がありますね。
一度書き出すことで、ネガティブな事柄を客観的に見ることができるようになります。
そして、頭を悩ませていた無駄な心配だったり、取り越し苦労から解放されます。
心を書き出すワーク
ゼロメモに限らず、自分の心を書きだすワークはどれも良いですね。
筆記開示という手法が心理療法であります。
自分の体験を第三者として書き出す手法ですが、このワークをすると幸福度が上がりネガティブな感情が減るそうです。
古くからある手法ですが、それだけ実績のあるワークとも言えますね。
モーニングページという手法もあります。
朝起きた時に心で浮かんだ事柄を全てそのままノートに書き綴っていく手法です。
お手軽ですが、意外と自分が何を考えているか知るために有用です。
ワークとして、とっつきやすいので知人に勧めることも多いです。
キーワードはメタ認知
大事なことは、自分が何を考えているか、自分で把握すること。
認知を、自分で認知すること。これをメタ認知と言います。
本人が思っている以上に、自分が何を考えているかを、自分で把握していないものなのです。
健全なメンタルヘルスを考える上では、メタ認知はとても重要です。
心を書き出すワークは、どれもメタ認知に関わります。
特にゼロメモはルールが細かくない分メタ認知に幅広く効果があると感じています。
瞑想もメタ認知を上げる上ではもちろん有効です。
瞑想と合わせてゼロメモすると良いのではないでしょうか。
(というか、自分がそれやってます)
ちょっとした裏技
ちなみに書くことができない場所で考えごとする際には、考えを全て口で喋るだけでも、問題処理能力が3割ほど上がるそうです。(すげー)
心の中だけで考えていることに比べて、さらに口にだすことでメタ認知が上がります。
メタ認知が上がることで、問題処理をする上で客観的に分析できるようになるということですね。
困ったら口でブツブツとつぶやいてみましょう。どっからどう見ても怪しい人ですが。
余談ですが
ゼロメモとはKiyoshiが勝手に名付けた造語です。
本当はゼロ秒思考というメモ術なのですが、これを勝手に略してゼロメモって呼んでます。
彼には、勝手に造語を作っておきながら「あたかもこの造語が本当にあるかのようにふるまうこと」がありますので、お気をつけください。
終わりに
不定期ですが、まだまだ更新していきますので少々お待ちください。
「ヨガをより楽しめるように」
「瞑想がより起こりやすくなるように」
「日常生活の深刻さが減少するように」
ご活用頂ければうれしく思います。
それではより素晴らしい日々が送れることを祈っております。
・Kiyoshiの紹介 → Kiyoshiプロフィール
・阿里坊主の紹介 → 阿里坊主のプロフィール