EngawaYogaのヨガは、何の流派のヨガですか?

よくある質問

EngawaYogaにおけるヨガの流派は、特に規定されておりません。

BORN TO YOG クラスはダーマヨガをベースに作られておりますが、私自身がダーマヨガの資格はないので、そこまでダーマヨガ色は強くないと思います。

あえて、ヨガの流派のなかで言えばハタヨガになると思います。

ハタヨガとは身体を使ったヨガ(ポーズや呼吸法、瞑想など)全般を指しますので、ハタヨガという表現が無難になります。

瞑想クラスも流派という観点では、規定されておりません。

YOGGY&BOZUでの瞑想も真言密教の阿字観とゆるめる瞑想、そして臨床瞑想を主体としている為、流派などは特にありません。

瞑想がなんなのかも全くわかりませんが、参加しても大丈夫でしょうか?【ヨギボズQA】

 

そもそもヨガの流派とは何か

現代ヨガの流派の前に、大きくヨガには4つ流派(種類)があります。

  • ジニャーナヨガ
  • バクティヨガ
  • カルマヨガ
  • ラージャヨガ

あまり聞いたことがないかもしれませんが、大きなジャンルとしてはこの4つがヨガの種類になります。

ちなみに、よく聞きますハタヨガというのはラージャヨガの中に含まれるものになります。

 

ジニャーナヨガ

ジニャーナというのは知恵という意味です。

ジニャーナヨガとは知恵のヨガであり、教典の勉強などを通して悟りへと向かうヨガになります。

教典を通して悟りを開いていくヨガになりますが、読んでいればいいだけでなく実践が必要です。

その実践というのは、ジニャーナヨガにおいては教典に書いてあることの実践であり、真我を見出すことになります。

梵我一如であることを自分を観察して見出していくことになります。もちろん教典は穴が空くほどに読み続ける必要があります。

私の大好きなラマナ・マハルシさんもジニャーナヨガの実践者と言われております。

弟子たちからの質問には、沈黙で答えることが多かったことから沈黙の聖者とも呼ばれております。

この著書でも有名で、1~3巻までありますから大変かもしれませんが、一読をオススメします。

幸福はいまここにあるといいます。ここではないどこかにあるわけではありません。

「それは誰が言っているのですか?」ラマナ・マハルシさんがお弟子さんによく言っている質問です。

自我を見つけなさいと、思考やマインドを見定めなさい、と。こういったことを何度も説きます。

あなたが真我であることに気づけ、というメッセージです。

自問自答するならば「私はだれか?この考えている私はだれか?」ということになります。汝自身を知れ、という言葉も思い出しますね。

まさに、このような書物で勉強することがジニャーナヨガになるのです。

 

バクティヨガ

バクティとは信愛という意味です。

バクティヨガとは信愛のヨガと呼ばれるものです。

何を親愛するのか。それは神です。ヨガにおける神は森羅万象になります。

バクティという言葉はバガヴァッドギータに出てくる言葉です。

 

バガヴァッドギータはヨガの教典のひとつでもあります。ヒンズー教の教典でもあります。

バガヴァッドギータにはクリシュナという神様が出てきますが、このクリシュナはアイコンのようなもので、バガヴァッドギータの中でも「存在するものすべて私である」というようなことをクリシュナが言っています。

バクティヨガとは、神への捧げるヨガになります。

バクティとは信愛を表現しつづける行為になります。

目の前のことに信愛の心を持ち続けて実践し続けるヨガがバクティヨガなのです。

 

カルマヨガ

奉仕のヨガ、呼ばれるヨガになります。

良く言われるのが、マザーテレサさんはバクティヨガの実践者だったということです。

正直、マザーテレサさんがバクティヨガの実践者のくくりに入るのかはわかりませんが、アイコンとしては分かりやすいのでしょう。

単純に、子育てを一生懸命にやられている人はそのままバクティヨガの実践者ですし、実際に一生懸命にした子育て後のご夫婦はとても成長されることに思います。(上から目線ではなく一般的な話しとして)

奉仕活動に精を出すのもバクティヨガになります。

奉仕といっても人の仕事を奪うようなことではなく「誰かがやらなくてはならないけど、やる人が少ないこと」を選択的にすることが大事に思います。

大人の対応ということです。人から奪うことなく、奉仕をするのです。この社会の秩序のために人知れずやるようなこともあるでしょう。

プロ中のプロがお金をもらわずに仕事をしてしまうと、その業界を壊してしまうこともありますからね。

現代の資本主義社会においては、このあたりを意識する必要があると思います。

わたしの尊敬するイエローハットの創業者:鍵山秀三郎の掃除道もカルマヨガのひとつに思います。

何十年も会社の周りから、行く先々で掃除をやっていきます。社員旅行でも旅行先で掃除を始めてしまいます。

公衆便所なども全部掃除していきます。その行動力といい実直さといい、物凄いです。すご過ぎます。

こちらの発言などは、カルマヨガそのものだと思います。

見返りのないことを続けるということぐらい大変なことはありません。しかしまた、何も見返りのないことをすることぐらい人間を豊かにすることもないのです。

大変なことから始める必要はなく、自分で奉仕できることからやるのがよろしいと思います。

人にとって難しいことも、自分にとっては楽なこともあるものです。是非、強みを活かして奉仕されることをオススメします。

 

ラージャヨガ

ラージャというのは王という意味です。

エーカパーダラージャカポタアサナという鳩のポーズは有名ですね。

こちらのエーカパーダラージャカポタアサナをそのまま訳すと「一本足の鳩の王様のポーズ」という意味になります。

ラージャヨガはヨーガスートラを元として、悟りへと至る道を歩むヨガです。

KIYOSHI
ヨーガスートラはこちらになります。パタンジャリさんのヨーガスートラをスワミサッチダーナンダさんが解釈し、それを日本語に翻訳されたものになります。インテグラルヨーガという名前出版されています。ヨガインストラクターさんは100%読んでいる書籍になります。

現代のヨガはヨーガスートラを引き合いに出す事が多いのは、すべてラージャヨガをベースにしているからです。

ラージャヨガの実践は「ヨーガの八支則」の実践になります。

「ヨーガの八支則」はアシュタンガヨガと言いますが、現代のヨガのアシュタンガヨガ(よく動くタイプのヨガです)とは異なります。

「ヨーガの八支則」はこの8つになります。

  1. ヤマ:禁戒
  2.  ニヤマ:勧戒
  3.  アーサナ:坐法
  4.  プラーナヤーマ:調気
  5.  プラティヤハーラ:制感
  6.  ダーラナー:集中
  7.  ディヤーナ:瞑想
  8.  サマーディ:三昧

ヨガで成長するための8ステップとなる「ヨガの八支則」をざっくりと学ぶ

こちらのヤマ・ニヤマからサマーディまでの実践をしていくことがラージャヨガの実践になります。

多くあるヨガスタジオでのヨガはここにあります「アサナ、プラーナヤーマ」がほとんどだと思います。中には瞑想のクラスもあるかと思いますが、瞑想風であることが多いです。

基本的に危険がない瞑想は、リラックス法だと思ってもいいかもしれません。だから危険がないのですから。

 

身体を使うのはハタヨガ

もう一度繰り返しますが、ラージャヨガを体系的にまとめた書物がヨーガスートラです。

ヨーガスートラにはヨガで悟りへの道を歩むための8つの指針が書かれています。

それをアシュタンガヨガと言います。先ほども紹介した記事です。こちらで概要が把握できます。

ヨガで成長するための8ステップとなる「ヨガの八支則」をざっくりと学ぶ

ではハタヨガとは何か。ハタヨガとは「力のヨガ」と訳されます。

身体を使うアサナを中心にするヨガは、すべてハタヨガになります。

現代の日本で行われているヨガはほとんどがハタヨガになります。

アサナやプラーナヤーマを中心としたヨガがハタヨガとなりますね。

ハタヨガは瞑想もカバーすることになっていますので、現代の日本ではハタヨガ以外を受講する機会は少ないと言えます。

 

私のヨガ体験

今まで、ヨガのクラスはたくさん受けてきました。

アシュタンガヨガ、陰ヨガ、ヨガニードラ、リラヨガ、アヌサラヨガ、BORN TO YOG、などなど多くのクラスを受けてきました。

書籍もいろいろと読んで勉強してきました。

ヨガに通いまくる、色んなヨガスタジオに行きまくる、というのは面白いものです。いろんな先生がいて、いろんな流派があります。

同じ流派でも先生が変われば、教え方やヨガクラスの構成も変わります。

「こういう風に教えるのか」という面白さもありますし、本でしか見たことのないアサナをやったりして楽しいです。

ただ通い続けたいと思える先生は少ないと思います。それは人それぞれ相性があるからです。また、あなたのステージにもよるでしょう。そういった意味でも多くのヨガインストラクター、多くのヨガクラスを受けてみるのも面白いと思います。

「先生はえらい」って知ってましたか?

ヨガクラスの体験レッスンはありますか?

私は瞑想もそれなりにやっています。aboutに書いてある通りです。

それらの体験から影響を受けたことを、わたしを通して出てきたものが私のクラスになります。

ヨガクラスもそうですし、瞑想クラスも一緒です。

奇をてらったクラスは好きではないので、自分では王道のヨガクラスにするように心がけております。

最初に戻りますが、EngawaYogaの流派とくになく、ラージャヨガもジニャーナヨガも今までの経験もすべてあわせた総合的な、そして統合的なヨガクラスになっております。

 

終わりに:遊びとヨガ

人間にとって遊びは必要です。

ヨガにも遊びが必要です。

リーラという言葉がありまして、これは「神の遊戯」と訳されます。

神がこの地上世界に降り立ち、遊んでいるということです。

この神というのは、私たちのことです。クリシュナはすべてが私である、ということを言ってますが、その「全てに」わたし達も含まれているのです。

わたし達ひとりひとりが神であり、この世界に遊びに来ているわけですね。

だから遊び心というのがとても大事になります。

 

補足:ヨガは続けていれば成長します

ヨガのアサナは続けれていれば大丈夫です。適当にやっていては駄目ですが、まずは続けていくことが大事です。

学びというのは事後的にわかるものですから、最初は意味がわからなくていいです。

それでも学び続けていくことで色んなことがわかってきます。

EngawaYogaのヨガクラスでは漢方のように効くというのをイメージしています。

コツコツと続けていくことで根本的なところから変化していくことを目指しています。

EngwaYogaのヨガクラスは「カンフル剤」ではなく「漢方薬」

逆転のポーズやアクロバティックなことも多いですが、ぜひ遊びにきてくださいね。