YOGGY&BOZU@六本木にお越しいただいた皆様ありがとうございました。いつもの妙善寺@六本木での開催でした。
ありそうであまりない、ヨガと瞑想のクラスです。
クラスは前半1時間ほどヨガで十分に身体をほぐし、後半に真言密教の阿字観瞑想を行いました。
今回は阿字観の中の”阿息観”と”月輪観”をやりました。
ヨギボズクラスの補足として、クラス中にお話ししたことをまとめたいと思います。
シェアすることの大切さ
自分が体験していることを言葉にすることは非常に大事なことです。
頭の中で思考を動かしても、本当に自分が感じていることがわかることは殆どありません。
ですので、その頭の中にあることを広げる必要があるのです。
広げることで認識することができるのですね。その為の時間がシェアになります。
何か凄いことを言う必要もないし、間違いとか正しいもありませんので、ただ感じたことをシェアするだけでいいのです。
採点されないシェアっていいですよね。
気楽でいいのです。気楽にシェアすることでヒントが見つかりますから。
瞑想だけでなく、他のことでも同じですね。自分の体験したことや学んだことを人に話すことはとても大切な行為になります。
話すは離す、話すは放す、ですからね。
阿息観の阿という音
音というのはバイブレーションです。音は周波数でありエネルギーです。
ヨガではオームという音で世界が始まったとされております。
阿息観では、まずは調息といって、息を整えたと思います。
出息、入息を意識して身体をゆるめながら呼吸を深めていきました。
阿という音に宇宙の全てがあるとされております。その宇宙全てを身体に溶け込ませていき、一体となるように「あ~」と声を出して、阿を観照するのです。これが阿息観です。
参加者が10人ほどいましたので、お堂全体が「あ~」の音で満たされたと思います。(もう少し人数が増えるともっとすごいことになります)
一人ではできない体験ですよね。阿のバイブレーションで満たされていき、お堂も身体も”阿”そのものになっていきます。
阿は身体に入ってきましたか?阿そのものになりましたか?
「あ~」と声を出していると、全体が阿で響き渡り、私が声を出しているのか、誰かが声を出しているのかわからなくなると思います。面白い体験ですよね。
阿という音で満たされる空間:音声法界(おんじょうほうかい)
阿で空間が満たされた静寂な場を、音声法界(おんじょうほうかい)と言うそうです。
どうでしたか?何か感じましたか?
今回の阿息観では音声法界は形成されていたのでしょうか。
音声法界が毎回、形成されるわけではないと思います。
そこに参加されている方々、そして誘導者の心の持ちようも関係しますので。(瞑想状態にも関係しますね)
瞑想すると空間が変わるのは、分かる人は分かると思います。私が瞑想した後に、部屋に入ってきた方が「瞑想してた?なんか違う感じがする」と言われたことがあります。
フィールドに変化が起きているのでしょうかね。
音声法界(おんじょうほうかい)というのは、いわゆる量子場と一緒の概念なのだと思います。
エネルギーの循環が起こっているダイナミックな場になっていたのは間違いなさそうです。
坊主阿里の感想も載せておきますね
後半の瞑想には、阿字観として阿息観と月輪観を行いました。
集団での瞑想には、声を出す瞑想の阿息観はやはり良いですね。
本堂に響き渡り彼我一体の音声法界をなす阿の多声には、一人での瞑想では至ることのできない境地に誘う力があります。やはりこれは人数がいないとかないません。
よぎぼずに来てくれた方がいたからこそ、今日の瞑想空間があったのだなと思います。 そして、よぎぼずではお馴染みの愛用しているティンシャにお褒めの言葉を頂きました。
このティンシャは先輩僧から頂いたものなのですが、手前味噌ですがこれほど響き渡るティンシャはあまり無いのではないかと思ってます。
阿息観やティンシャなど、今回のよぎぼずでは「音」について改めて感じるものがありました。音は時として不快にさせるものもありますが、使い方を整えると心に良い影響を与え、瞑想を深める効果があります。
「音」はやはり波であり力なんだなと感じた次第です。これからもよぎぼずでは良い音を使って瞑想を深められるよう、色々と取り入れていきます。
BY 坊主阿里
終わりに:垢落としは出来ましたか?
瞑想をすることの効果の一つに「深刻さの減少」が挙げられます。
深刻になると人は苦しくなります。
過去の出来事でも、深刻に受け取るのか笑って受け取るのかで、本人の感じ方は180°異なりますよね。
瞑想で深く降りていくことで、この深刻さを少しでも減らしていってもらえたらと思います。
いつもありがとうございます。
ー 瞑想へのヒント ー
人類全員をイルカにしたい。