抽象度を上げて日常のときめきを見つける

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EngawaYogaきよしです。

わたしは基本的に、好きなことをやっていこう派を自認しております。 人間というものは、心から好きなことにしかモチベーションを上げられない生き物だからです。

とはいえ、現代社会において「自分が本当に好きなこと」を見つけるのは、案外難しい作業かもしれません。

なぜなら、私たちは資本主義社会のなかで、絶えず「記号」を消費するように仕向けられているからに他なりません。

 

好きなことをして生きる本質と記号の消費

社会問題や消費問題に目を向けてみると、私たちが「好き」だと思い込んでいるものの多くは、メディアや他者の欲望によって植え付けられたフェイクである可能性が高いという気がします。
高級なブランド品や派手な旅行など、他人に自慢できる「記号の消費」に巻き込まれてしまうと、本来の自己からはどんどん遠ざかっていってしまうでしょう。

ですから、好きなことを探すときは、あまり具体的かつ物質的なものに限定しすぎないことが大切です。

抽象度を少し高く保つことで、あらゆる日常の些細なことにも喜びを見出し、結果として色々なことが好きになれるのですね。

関連記事:やっぱり執着やプライド、人の噂はやめると勝手にうまくいく【縁側日記@表参道】vol321

 

抽象度を上げて日常のときめきを見つける

ヨガの根本経典『ヨーガ・スートラ』に記された8つの実践段階である「八支則(はっしそく)」の中には、「足るを知る」を意味する「サントーシャ」という教えが含まれています。
サントーシャとは、今ここにある自分の状況や持ち物に満足し、内なる充足感に気づくという知恵のことです。

のんびりするのが好きなら少し散歩に出るだけでいいし、本を読むのが好きなら誰に評価されるかなど気にせずに読めばいい。

好きなことで無理に飯を食っていく必要はありませんし、ただするだけで十分なのです。

そうやって日常の小さな「ときめき」を大切にすることが、結果的に心身を軽くするプロセスへとつながっていきます。

 

やめることから始まる抜苦与楽とミニマリズム

もし、自分の好きがわからないという人は、逆に「やめること」から始めてみるのも一つの手でしょう。 仏教には「抜苦与楽(ばっくよらく)」という言葉があります。
これは文字通り、人々の苦しみを抜き去り、楽しみや安らぎを与えるという意味です。

いきなり楽しみを見つけるのが難しければ、まずは「これは嫌だな」と思う小さなストレスや葛藤を生活から引き算していくわけです。

わたし自身もミニマルな生活を好んでいますが、ミニマリズムの思想とは、単に物理的な物を捨てることではありません。

「より少なく、でもより良く」という本質に立ち返り、自分にとって不要な執着や無意識の思い込みを手放していく「集合的無意識の大掃除」のようなものだと考えています。

思い切っていきなり手放してみると、案外身軽で大丈夫な自分に気づくことができます。

関連記事:いろんな物がなくて案外便利に生活ができミニマルに楽になっていく、自分の人生の方向性も見えてくる

 

身体で観じるための内観と東洋思想の叡智

嫌なことを手放し、日常のノイズが減っていくと、少しずつ自分の内側の声が直観として聞こえるようになってきます。
わたしは、自分の好きを身体で「観じる」ことをとても大切にしているのですよ。
頭で考えるのではなく、自分の身体や感情がどのように動いているのかを内観し、潜在意識の奥深くを覗き込むわけです。

東洋思想の歴史的な背景をたどると、古代インドのウパニシャッド哲学には「梵我一如(ぼんがいちにょ)」という中核的な教えが存在します。
これは、宇宙の根本原理であるブラフマン(梵)と、個人の本質であるアートマン(我)が究極的には同一であるという真理です。
つまり、深く自己探求をしていくことは、宇宙の真理や波動に触れることと同じだということになります。

 

日本一簡単な瞑想と心身脱落

日本一簡単な瞑想と言ってもいいですが、ただ静かに座る時間を持つことや、太陽礼拝、倒立(ハンドスタンド)といった動的ヨガを通じて身体を弛緩させることが効果的です。

そうして身体をゆるめることで、本来の生命力や生きる力と知恵が目覚めていきます。
禅の言葉でいえば、心と身体のあらゆる執着から離れる「心身脱落(しんじんだつらく)」の境地に近づくことで、本当の「好き」を捉えられるようになるのですね。

人から言われて気づくこともあるかもしれませんが、最後はやはり、自分で観じるしかありません。
何にときめくのか、自らのオーラがどう反応するのかを、静かに見つめてみてください。

 

少しのリスクを楽しむ

最後に、好きなことをしていくためには、少しだけリスクを取る決断を増やすことも必要になってくるでしょう。
現代においては、変化を恐れて何もしないことの方が、かえってリスクが高いという気がしています。

物事に執着しすぎると、「振り子の法則」によって不必要なエネルギーを消耗してしまうからです。

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「まぁ、どうにかなるか」と適度に構え、重要性を下げながら、軽やかにリスクを引き受けてみるのが良いでしょう。

わたし自身もいろいろとリスクをとって行動していますが、今のところ散々な目には遭っていないので大丈夫です。(本当か?)

直観に従い、軽い人となって充足の世界へと足を踏み出していく。
そんなふうに、あなた自身のプロセスを大切にしながら、好きなことをやっていきましょう。

 



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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、ENQAN(ヨガ)、JIQAN(内観)、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。