ヨギボズQAとはEngawaYogaオーナーKiyoshiと高野山真言宗の阿里僧侶が読者の質問に対して回答したもの(ヨギーとボーズの回答集)となります。
その場のノリに任せて回答しておりますので至らない点や少々眉をひそめる回答もあるかもしれません。
寛大な心でお読みいただければと思います。
ヨギボズQAの回答集は以下にございます。
ご興味があればご覧ください。
では今回の内容をどうぞ。
もくじ.
質問:瞑想は部屋以外でも行なっていいのですか?どこで行えばいいですか?
瞑想する場所の話しですね。
前にも電車でやるのはどうか?という質問もありましたね。
電車でもいいですよ、という回答でしたね。ですので、部屋以外にも瞑想をする場所というのはいくつかあります。
ピックアップしましたので、参考にされてみてください。また、その理由も書いてありますので合わせて参考にして頂けるとよろしいかと思います。
オススメは、結局は部屋かたくさん瞑想されている場所です。(たくさん瞑想されている場所というのは、多くの人が長い時間かけてその場所で瞑想を繰り返している場所といういみです)
それでは、以下のヨギーと坊主の回答をご覧下さい。
回答:わたしは部屋以外で瞑想していることの方が多いですね BY KIYOSHI
わたしが一番多く行っている場所は、カフェやベンチの椅子の上ですね。(スタジオをもってからは、EngawaYogaスタジオで瞑想をしまくっております)
かばんを抱いたり、足の上に載せたりして、背筋を伸ばしてゆったりとしてから瞑想状態へと入っていきます。
もちろん、危険な場所は選ばず、人の通りも考えて選んでいます。場所を「少しのあいだ占有しても大丈夫か」という視点で選ぶのがポイントですね。
部屋以外の他のところでも瞑想はやれますので、それぞれざっくりとご紹介します。
電車(前にも書きましたね、長距離バスもあり)
電車はオススメです。
前にも書きましたが、一定の時間移動する際には瞑想時間にあてております。
今度、実家に帰省する際にも瞑想しながら帰りたいと思います。
眠ってしまうのが注意ですが、かばんを抱えて、背筋を伸ばして、仙骨を立てるようにして瞑想するとよろしいかと思います。
時間に追われる生活をしている人が多いので、こういう移動時間を勉強や自己啓発へ勤しむのもいいですが、瞑想の時間に使うのもあなたの人生という長期スパンでは、必要だと感じます。
着いた先では心も整い、新しい気持ちで動くことができますので、電車での瞑想もいいもんですよ。
試してみて下さい。余計な感情を持ち運ばずにリセットできるのも、とてもいいです。
飛行機
先日、北海道へ旅行へ行った際に瞑想をしてみました。
その前にも、パラオへの旅行でがっつりと瞑想しました。
結果はどうだったでしょうか。
すっきり爽快でした。
空の中というのはとてもいいものですね。外の空気を感じることはできませんが、おそらく地上とは異なる空間なのでしょう。
変わった瞑想体験になったのを覚えています。
非日常ということで、変化が生じた可能性もありますが、宇宙に近いというのはとてもワクワクする体験でした。
車(運転中はダメ)
車でも瞑想はできます。
もちろん運転中には出来ませんが、バスなどに乗っている際にはできますね。
バスなどはそこまで長時間乗らないですし、揺れます。車は一般的に止まる回数も多いですよね。
なので、集中やリラックスはしにくいかもしれませんね。
自分の体調や好みに合わせて瞑想されるのがよろしいかと思います。
わたしは、呼吸法や浄化法などを行うことが多いです。
会議室
わたしはまだ試しておりませんが、一人瞑想会をやられている方がいるといいます。
一人会議のために、会議室を借りるかたもいらっしゃいますので、とてもいいと思います。
勤められている方は、会社で気軽に借りれるといいですね。
勝手に人が入ってきて、声をかけられないようにしておくのは注意が必要です。
借りられる習慣がつくと、とても良い瞑想習慣になると感じます。
儀式ができますし、瞑想をする環境としてはもってこいですよね。
朝一の会議室もいいですし、夕方に集中力が切れたときに一度がっつりと瞑想して充電して、また仕事に戻るのもとてもいい。
私がサラリーマンだったころなら、これは試しますね。
仮に難しかった場合は、実際の打ち合わせの時間にプラス1時間足して借りておいて「資料まとめてから帰ります」とか言って、瞑想するとかやりそうです。
活用できる人はうまく使ってみてください。
休憩室や待合室
こちらの時間もかっこうの瞑想タイムになりますね。
制限時間があるかと思いますので、15分だけやる、などと時間を意識して取り組まれるのがよろしいかと思います。
全部に言えることですが、人から突然話かけられないようにはしておいてください。
びっくりして起きてしまうと瞑想の効果がなくなってしまいます。ご注意を。
また、瞑想後というのはとても頭がクリアになっておりますので、あらゆるパフォーマンスが向上しております。
ですのでクリアにしたい前に瞑想の時間を確保しておくと良いと感じます。
休憩室は人が思い思いに過ごされているので、場所を確保して話しかけられないようにして、瞑想するのはとても良いと思います。
瞑想後のクリアな頭の時間、その時間もご活用ください。
トイレ(場所によっては様子を見てね)
トイレでやられる方もいらっしゃいますね。
占有するのはよろしくないので、人が使っていない時間帯を狙いましょう。
混んでいるのにこもっているのは迷惑ですし、はたまた体調が悪いと思われて心配をかけてしまうこともあります。
トイレというのは「トイレ掃除をすることでお金に困らなくなる」ということが言われるように、何かありそうですね。
トイレ掃除をするとべっぴんさんが生まれるなども言われてますよね。昔から言われているというのが気になります。やっぱり、なにかありそうですね。
「金と仕事に一生困らない方法は、自分の使ったトイレをきれいにして出てくること。」
宇宙を味方にする方程式 小林正観「人にたまっているゴミは、「我欲」「執着」「こだわり」という3つ。この3つを無くすと、無限のエネルギーが流れ出す。トイレ掃除はこの3つを取り除くことができる。」
「そ・わ・か」の法則 小林正観
共有スペース(ビルのトイレ前や遊園地や買い物に行った際の座れる場所ですね)
外部の人に接しているところですが、自分で空間を作って、人に迷惑をかけない(そして、人から話しかけられない)状態でしたらよろしいと思います。
空き時間で瞑想を行うイメージですので、10分とかそのぐらいになるかと思います。
5分だと瞑想状態に入ることもできず、よくわからない状態で終わってしまうので、時間が短いときには呼吸法やイメージ法を使って、心と体を整えるとよろしいかと思います。
駅のフォーム
駅のフォームのベンチも瞑想しようと思えばできます。
実際やったことがあります。
意外とやりやすかったのを記憶しています。
こちらも人通りの有無、迷惑にならないか、人から声をかけられないかなどをクリアできればよろしいと思います。
わたしは騒がしいところでも瞑想はできますが、そういうのが気になる方や周りの音や声でイメージが想起されてしまう人は、なるべくなら落ち着いたところでやるのがよろしいかと思います。
お風呂はダメ(代謝が下がるから)
お風呂の瞑想はオススメしません。
こちらの記事でも書きましたが、瞑想状態では代謝が下がっています。ようするに深く静まった状態です。
お風呂に入ってしまうと体温が強制的に暖められてしまうので代謝が下がりにくく、そして静まりにくくなってしまいます。
のぼせてしまう問題もあります。
聞いた話ですが、深く瞑想に入って変性意識状態のまま溺れてあぶなかった人もいるのだとか。気をつけてください。
ですので、お風呂での瞑想はやらないようにしましょう。
ベッドも半分ダメ(寝るからね、寝るなら寝よう)
ベッドの瞑想もやりたいですよね。リラックスできますし、そのまま寝れますから。
ですけど、ベッドの瞑想もオススメはしません。
代謝の話しで言えば、代謝を戻さずに寝てしまうと、さらに代謝が戻りにくくなり気だるい状態続きます。
体調不良のような一日を送ってしまいますのでご注意ください。
瞑想後の時間も大切にされてほしいので、寝る前の瞑想よりも活動前の瞑想がよろしいかと思います。
夜の瞑想は、確かに一日の終わりをクリアにする目的はありますが、やはり深夜になってしまうと寝てしまったりします。
大丈夫な人は正直大丈夫なのですが、わたしは戻りにくくなることが多かったので寝る前に瞑想をしても、一度何かしらの活動をしてから睡眠へと入るようにしています。
終わりに:どこでも意識を川の水のように澄ましておく
知識があって頭で考えているだけの方は,これからどんどん時代の流れに置いていかれます。とにかく「行動に移したり,表現する」ということが,大変大事になってきます。
瞑想がどんな場所でもできるようになると意識変換にとても役立ちます。
いくつか挙げてきたことをヒントに、いろんなところで試してみてください。
先ほども紹介しましたが、瞑想終了後はいきなり出るようなことはせずに、ゆっくりと意識を体に戻すようにされてみてください。
瞑想で培われた上質な体験と状態を元に、ぜひとも現実への還現をされてみてください。
瞑想と行動が伴われたときに、とんでもないことを起こせる気がしております。
ぜひ、お気に入りの場所をみつけて(家に瞑想ルームがあるのがベター)瞑想をする習慣を人生に取り入れてみてください。
回答:暗くて、快適で、静かで、邪魔が入らない場所がおすすめ BY 阿里坊主
まぶしいと落ち着かないですね。
暑かったり寒かったりすると座りにくいですね。
うるさいと気が散りますね。
邪魔が入ると中断してしまいますね。
やはり、暗くて、快適で、静かで、邪魔が入らない、そんな場所が理想です。
要は、落ち着いてゆったりと過ごせる場所ですね。
私はある方に「静かな場所で瞑想するように」と言われた
「静かな場所で瞑想するように」と言われました。
私には3歳の子供がいるので、どうしても家はにぎやかです。
自分の部屋で瞑想していても、やはり何かしらあります。
(瞑想中に部屋にドタドタ入ってきて体当たりもされました笑)
そのこともあって、そんなアドバイスをしてくれたのだと受け取っています。
自分の部屋でもいいですし、他のどこかでもいいです。
やはり、この条件(暗くて、快適で、静かで、邪魔が入らない)が理想だということを頭に入れておくと、瞑想する場所を考える参考になると思います。
時々、瞑想の場所を変えてみる
自分が最も落ち着く場所があれば、そこをホームと定めて繰り返すのも良いですが、時々、気分転換に場所を変えてみるのも良い瞑想ができることがあります。
例えば、自然の中。
海岸の砂浜や、山の中、雨音が響く場所など、色々考えられます。
時として、まぶしかったりうるさかったりなど、理想の環境から外れることもありますが、やはり人間は生物ということなのか、自然と瞑想は相性が良いように思います。
私の経験では、富士山登山をした時に山頂近くで瞑想をしたことがあるのですが、やはり格別なものがありました。
さすがは霊峰・富士ということでしょう。
他には、人の多い場所。
あえて理想の環境から遠ざかることで、逆に深く入れることもあります。
「遊園地で瞑想した時が人生で最も深く入れた」なんて言っていた人もいました。
ともすれば集中しにくい環境でしょうが、ある意味ではエネルギーが充満しているとも言えるのでしょうか。
ちょっと不思議な話です。
気になる方は、遊園地での瞑想を試してみてください。
瞑想はいつでもどこでもできる
瞑想と言うとやはり、「座禅のような、落ち着いた場所でゆったり流れる時間の中で」というイメージを持たれる人がいるかもしれません。
確かに瞑想に適した場所や環境というのはありますし、落ち着いてゆったりと過ごせる場所がやっぱり良いです。
しかし、極端なこと言ってしまうと瞑想というのは「瞑して想う」です。
本人の気持ち次第で、どこでもいつでもどんな形でもできることを覚えていると、気楽に取り組むことができます。
それを覚えておくと、生活の中で瞑想を実践する幅が広がると思います。
一つの方法として、小さな瞑想を取り上げます
どこでもいつでもどんな形でもできる、その一つの方法として「小さな瞑想」をあげておきます。
忙しなく働いている現代社会人には、落ち着いて瞑想する時間は中々とれないものです。
終電続きの方に「一日最低30分は瞑想を!」というのは酷な話です。
そんな場合には、1~3分間程度だけでも日常のふとした瞬間に、呼吸だったり、歩くことだったり、食べることだったり、耳に入ってくる音だったりと、何か一つの身体感覚に意識を向けることもおすすめです。
マインドフルネス瞑想では、micro-meditationと言われてます。
生活が忙しくなればなるほど瞑想の時間が取れず、感情との折り合いがつきずらくなる現代社会人には、ある意味で最も適した瞑想法かもしれません。
自分の場合も、忙しい時にはふとした時に呼吸に意識を向けることが多いです。
嫌なことがあったな、ちょっと腹がたったな、という時こそ一分だけでも良いから、ちょっと立ち止まって小さな瞑想。
そうすると感情が消えてなくなるとまでは言いませんが、感情に振り回されることは少なくなったように思います。
micro-meditation、オススメです
終わりに
不定期ですが、まだまだ更新していきますので少々お待ちください。
「ヨガをより楽しめるように」
「瞑想がより起こりやすくなるように」
「日常生活の深刻さが減少するように」
ご活用頂ければうれしく思います。
それではより素晴らしい日々が送れることを祈っております。
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