瞑想のために特別に時間を作る必要がありますか?【ヨギボズQA】

瞑想

ヨギボズQAとはEngawaYogaオーナーKiyoshiと高野山真言宗の阿里僧侶が読者の質問に対して回答したもの(ヨギーとボーズの回答集)となります。

その場のノリに任せて回答しておりますので至らない点や少々眉をひそめる回答もあるかもしれません。

寛大な心でお読みいただければと思います。

ヨギボズQAの回答集は以下にございます。

ご興味があればご覧ください。

では今回の内容をどうぞ。

 

質問:瞑想のために特別に時間を作る必要がありますか?

瞑想を始めたばかりの方や瞑想が習慣になっていない方は、瞑想の時間が特別な時間だと思います。

私も初めて瞑想会に参加した時には、特別感を感じ、瞑想にとてもワクワクしたのを覚えております。

だから、家で瞑想をやるときや習慣にするときに「瞑想の時間をとる」というように決めて、特別に時間をとることが必要に感じます。

最初は時間を決めてやるのはオススメです。

時間を決めることが習慣になりやすいです。

それでは、瞑想のための時間、瞑想することで真我とつながることについて書いてみたいと思います。

以下のヨギーと坊主の回答をご覧下さい。

 

回答:特別な時間ではなく本来の時間になる。 BY KIYOSHI

瞑想が慣れていないうちは、瞑想する時間は特別な時間になります。

家や自分一人で座る時間もまた、特別に時間を設けることになると思います。

それは習慣ができていないからという理由だけでなく、まさに特別な時間でもあるのです。

 

瞑想の時間が当たり前の時間になる

瞑想をしている時は、人は本来の自分とつながっています。

本来の自分とは、ヨガでは真我とも呼ばれるものです。

この真我とつながることで、本当の私を取り戻し、生まれてきた役割を思い出し実践し行動に移し、人生を楽しく生きられるようになります。

瞑想中にはその真我(本当の私)とつながっており、たくさんのエネルギーがあなたを通っていきます。

日常生活では、様々な想念があたまを駆け巡っております。

いっときも休むことなく思考の渦にハマっている人もいます。

瞑想中にはこの想念がなくなり、ダイレクトに自分に気づいていきます。

真我とつながることでダイレクトに気づいていけるのです。

だから、最初は瞑想が特別な時間になるのです。

普段はダイレクトに真我とつながることがないから、特別な時間になるのです。

 

特別にしなくても座れるようにする

特別に時間をとらなくても、座れるようになるととてもいいです。

真我とつながるといいましたが、瞑想に慣れてくると日常でもつながっている感覚があります。

本来はわたしたちは真我とつながっている生きものです。

ですが、エゴが強まったり、マインドが暴走したり、自我だけに固執することで真我とのつながりを切ってしまっています。

瞑想はそのつながりをもう一度修復してくれます。

真我とつながっている時には直感も働き、シンクロニシティも起こり、色々と楽しいことが頻発します。

ですので、瞑想に慣れていくことをオススメします。

はじめは時間を意図的に作って座ってみてください。

 

ルーチンで瞑想を深めていく

まずは座ることに慣れることです。

毎日5分でいいので座ることです。

毎日座るポイントは時間を決めること。

例えば、必ず21時に5分座ると決めることです。

そうすると人は習慣になります。

新しい習慣は1ヶ月に一つまでがオススメです。

焦らずに一つ習慣にしてから次へといきましょう。

焦っても脳が新しい習慣を受け入れてくれなくなります。

ルーチンにするのもオススメです。

寝る前に必ず瞑想するとか、歯磨きのあとに瞑想するとか、昼食後に瞑想するとか、すでにルーチンになっていることに重ねていくとやりやすいです。

瞑想の時間が特別な時間を超えて日常に落とし込まれることで、ある日気づいた時には自分の人生を楽しく幸せに、そして豊かに過ごせていることでしょう。

人は瞑想することで、どんどん自由になっていくのです。

ルーチンワークって凄いんです。ルーチンワークを極めて、自分をビューティフルにする。

 

回答:「特別な時間をつくって毎日まいにち瞑想できたら、そりゃ良いよね」なんですけどね BY 阿里

これ。本当にこれです。

私もこの問題いつも悩んでます。

生活する為には仕事をする必要もあるし、交友関係もあるし、何より家族もいます。

やりたいこと、やらないといけないこと、生きているとたくさんあります。

悠長に瞑想をしている時間なんて、なかなか確保できません。

それも毎日瞑想したいってことになったら、さらに難しいです。

またEngawaYogaに来ている人であれば、

ヨガをしている上でさらに瞑想となると、時間のやりくりがさらに大変ですよね。

いつ瞑想をすればいいのでしょうか。

毎日瞑想したほうが良いのでしょうか、

それとも特別にまとまった時間をつくったほうが良いのでしょうか。

 

結論から言うと

「特別な時間をつくって毎日まいにち瞑想できたら、そりゃ良いよね」なんですよ。

だけど「言うのは簡単だけど、その時間が取れないから、悩んで苦労してんだよ」ってことで、

それなら「その中で時間をやりくり工夫して、少しでも瞑想するしかないんだよ」ってことになります。

理想はわかります。

特別な時間をつくって瞑想したほうが、そりゃいいんです。

だけど、それを習慣として見たら、現実問題なかなか難しいです。

 

行住坐臥

昔の人は何かの心構えをする時に「行住坐臥 ぎょうじゅうざが」とよく言いました。

字のごとく、歩くこと、住むこと、座ること、寝ること。

つまり生活をしている間すべての場面において、心構えを正すのが理想だよってことです。

これも「そんなことができたら、そりゃ良いよね」って本当に思います。

だけど「それができないから苦労してるんだよ」ってことも思います。

でもやっぱり「それでも工夫して、少しでも正していくしかないんだよ」ってことになるのだとおもいます。

これもやっぱり心構えをするなら、しょうがないのだと。

 

理想は難しいけれど、少しずつ

現実問題、理想は難しいです。

だけど、日常の生活の中でふとした時に心がけることはできます。

例えば「毎日は無理だけれども、月曜木曜だけは時間つくって瞑想しよう」と決めることはできます。

「~~~の時に〇〇〇する」と決めることは、if-then法と言って目標達成や習慣づけにとても効果と実績がある方法です。

こういうことから少しずつ始めることもできます。

 

私(阿里坊主)の場合

私は瞑想だけに限らず、他の習慣においても、毎日やりたいことというのがいくつかあります。

それぞれにおいて特別な時間なんてイチイチ取れないので、日々すきま時間をさがして取り組むのですが、

まいにち全部なんてとても完遂できません。

ですので、本当は毎日やりたいけど、とても無理だから週に4回できたら「オレ毎日やってますよ(えっへん)」っていうルールにしております笑

これが意外と効果がありますよ。

これでも2日に1日以上やっているわけですから、半年もやったら習慣にしたいことは結構上達します。

瞑想も週に4回できれば結構深まることを実感します。

余談になりますが、市民ランナーの統計では、毎日走る人に比べて、週3~4日走る人のほうが、フルマラソンの完走率は高いそうです。

これは肉体疲労と回復という観点の話ですが、頻度と上達の相関としてみたら、ちょっと面白い話だと思ってます。

毎日やることが無理であれば、まず週4日くらいから特別な時間をちょっと意識してみませんか。

 

最後に

一緒に瞑想する仲間がいる場所に来ることもとても良いです。

瞑想する時間がとれないのであれば、是非EngawaYogaに来てください。

私がEngawaYogaにいる日であれば、一緒に瞑想して、一緒にお話ししましょう。

私も日々「瞑想する時間ねーよ~」と悩んでますので、相談しましょう。

そうしたら、また瞑想にむかう活力になると思います。

 

 

終わりに

不定期ですが、まだまだ更新していきますので少々お待ちください。

「ヨガをより楽しめるように」
「瞑想がより起こりやすくなるように」
「日常生活の深刻さが減少するように」
ご活用頂ければうれしく思います。

それではより素晴らしい日々が送れることを祈っております。

・Kiyoshiの紹介 → Kiyoshiプロフィール

・阿里坊主の紹介 → 阿里坊主のプロフィール