左脳が過剰な社会で生きているから、ヨガまで左脳過剰になってしまっていないか問題

YOGA&BODY-ヨガと身体

現代社会においては日常的にストレスを感じることが当たり前となっています。

心や脳をストレスが占拠してしまっていることもあるでしょう。

考え事をし続けてしまうとか、悩み事が止まらないとか、脳を酷使してしまうことが常態化している人も多いことでしょう。

敢えてざっくりと脳を左脳と右脳に分けるならば、左脳優位な社会になっていると言えます。

左脳さんには左脳さんの大事な役割がありますが、左脳だけが過剰に働き、思考に支配されてバランスを欠いてしまうとストレスがかかるだけでなく、人生もアンバランスなものになってしまいます。

それはまるで栄養さえとれれば味は関係ない食事のようなアンバランスさです。

左脳と右脳の両方を使っていくこと、特に右脳優位にすることがBORN TO YOG(ヨガ)SIQAN(瞑想)の役割にもあると思います。

 

心身のバランスの再構築

心身のバランスを再構築するために、左脳と右脳の役割と違いについて理解することは、重要な第一歩となると思います。

先ほど、脳を大雑把に左脳と右脳に分けました。

左脳は思考、右脳は感覚。

もう少し書いてみます。

 

左脳は論理的思考や言語やコミュニケーションを司ります。

文章を読んだり書くのも、計算したりするのも左脳的です。

人と会話したりするのも左脳です。(言語は左脳ですからね)

人は集団で生きる動物です。

集団内のコミュニケーションで情報を共有するのも左脳です。

相互にサポートし合えるように会話したり、議論したり、戦略を立てたりと左脳でやっています。

そして、左脳は過去や未来を考えるのに向いていますし、それしかできません。

思考の特性そのままです。

要するに左脳は過去、未来を思考することしかできない。

今を観じることはできないのです。

 

一方、右脳は、感覚や感性や自然との調和などを司ります。

イメージしたり、想像したりするのが右脳です。

とても感覚的なものとなります、それが右脳さんです。

「いまここ」に焦点を当てて観じるのも右脳さんの働きです。

左脳の思考が過去と未来を担当し、右脳が「いまここ」を担当します。

右脳の働きは、周囲の環境に敏感になり、体全体の感覚を活性化して自然の中でも生き抜いてきた働きでもあります。

右脳は左脳のように思考の声を持ちません。

右脳優位になると思考のおしゃべりが止んでいきますので、頭がとても静かに観じられることでしょう。

現代の社会では左脳が優位になり、右脳があまり活躍できておりません。

右脳を活性化することで、おしゃべりが静かになり、ストレスや心配を和らげてくれます。

現代社会で生きる中では、右脳さんをしっかりと活躍させてあげることが大事に思います。

 

左脳と右脳はこのように異なる働きをしております。(厳密ではなく感覚的に書いてます)

EngawaYogaで開催しているクラスで、BORN TO YOG(ヨガ)やSIQAN(瞑想)があります。

これは右脳を活性化していくものになります。

左脳優位で思考ばかりの現代人には必須の行いに思います。

もちろん、ヨガや瞑想以外でも右脳活性化のメソッドは山ほどあることでしょう。

ここでは特に、ヨガや瞑想がおすすめということでお伝えしております。

右脳を活性化して「いまここ」にいることで内なる平和がやってきます。

思考のおしゃべりのない世界がやってきます。

これはヨガで目指している世界でもあると思います。

「いまここ」に意識を向けようと頑張ってしまったり、頭でやってしまうと方向がズレてしまいます。

また左脳さんが出てきてしまうわけです。

ポイントは観じることです。

ヨガや瞑想を通じてただ観じてやってみる。

そうやっていくことで左脳中心から、右脳も使った全方位的な脳活動へと向かうのだと思います。

 

終わりに:左脳と右脳の再構築

左脳さんが優位になると思考が過去や未来に飛び回ります。

それも大事なことなのですが、それによりストレス過多になっています。

今ここに意識があることができません。

右脳さんが働くことで今ここにあることができます。

いわゆる幸福感は今ここでしか味わえません。

左脳優位になると計画は立てられるかもしれませんが、幸福は観じることができないのです。

BORN TO YOG(ヨガ)やSIQAN(瞑想)を通じて、左脳と右脳のバランスを再構築していくことができます。

内なる平和、なんて言い方がありますが、BORN TO YOG(ヨガ)やSIQAN(瞑想)ではそれらを取り戻していく役割があると思っています。

ご興味のある方はぜひ遊びに来てください。

お待ちしております。