BTY創始者の佐藤ベジさんの記事がヨガジャーナルonlineにアップされております。それに伴い私の所感やベジさんとの関係を書いてみます。【ヨガインストラクター日記ブログ】Kiyoshi vol48

YOG

BORN TO YOG (ボーントゥーヨグ)の創始者は佐藤ベジさんです。

佐藤ベジさんがヨガジャーナルのオンライン版で特集されて取材記事になっております。

ヨガジャーナルの記事はこちらから。

(トップの写真と以下の引用もヨガジャーナルから拝借させてもらいました)

 

いつものベジ節をヨガジャーナルの編集の方がうまくまとめられております。

BORN TO YOG のことを知っていても佐藤ベジさんのことを知らない人も多いと思うので、ぜひチェックしてみてください。

スタジオで教えることはなくなり、BTYライブとして色んなところを飛び回っていることも書いてあります。

記事の中でこのEngawaYogaサイトと似たような表現があるのは、記事を書くにあたっての取材の賜物でしょうか。

せっかくなので私(kiyoshi)が佐藤ベジさんと出会った時の話、そして今回のヨガジャーナルの記事に書かれていることに関して私の感じるところを簡単に書いてみたいと思います。

 

ヨガを始めて1年後にベジさんと燕スタジオで出会った

私が30歳の時にヨガに出会いました。

ヨガを始めて1年ぐらい経ったときに、今まで通っていたヨガスタジオ以外にも行ってみようと思い検索したのがベジさんとのご縁でした。

ネット情報で市ヶ谷の燕スタジオというところで平日週5日間、2時間45分クラスをやっているのを知りました。

ちなみに燕スタジオはもうありません。

ベジさんのサイトには「お待たせしました!平日毎日開催!」みたいなことが書かれていたのを記憶しております。

「誰がそんなに待っているのだろう。変なことをやってるな」じゃあ行かないとと思って行きました。

当時、私はシステムエンジニアだったので会社を半休して行きました。

最初のベジさんの印象は、写真で見た通りの方で厳しそうに感じましたが、実際は賑やかなクラスであって厳しい感じは何もありませんでした。

平日の真昼間の2時間45分クラスだったので、”待っていた”のは僕の他に2人でした。

BTYクラスでのベジさんの印象はとにかくアサナをやるのが楽しそう。

そして、追い込むのが好きそうな感じでした。

実際に追い込むのは根っからの性質みたいです。

そして、私はBTYにハマっていくのです。

 

アライメントがガチガチだったところを自由にさせてくれた

私が燕スタジオに行った時は、アライメントをガチガチにしておりました。

「このアサナはこういうアライメントでなければならない」というアライメント原理主義でした。

アライメントなんて本当は存在しないのに、アライメント通りでないとダメだという思い込みがありました。

BTYのクラスを受けていて気づいたらアライメントを気にしないで自由に、より深まる状態でヨガを楽しんでいました。

不思議な感覚です。

こんなに自由にヨガってやっていいのだということを知りました。(後日、自由にやり過ぎて他のスタジオで怒られました)

私も根は自由人ですし「みんなが好きなことをすれば世界は上手く回るんじゃね」という楽観主義者です。

だから、アライメント呪縛からの解放がとても心地よかったのを覚えています。

気分も楽になり、相当動いたのに体も心も軽くなっておりました。

アライメント呪縛から外れると、よりアライメントのことがわかったりしてアライメントが好きな友人からも「いい感じになっている」と褒められたりもしました。(誰だよアライメントが好きな友人って)

アサナ深めるのにとてもいいタイミングで出会ったと思います。

 

BTYTT、そして日々身体の可能性が開かれる

実は、その後燕スタジオには私は2回か3回ぐらいしか行っておりません。

理由は私が会社員であったので平日に行きにくい、そして燕スタジオからロータスエイトへと居を移すからです。

ロータスエイトに移ったその頃にはYOGマットも出来上がっており、なんだかスタイリッシュな集団のように見えておりました。

まだ、ロータスエイトに移ったころは、私も時々現れる動けるサラリーマンぐらいな人だったのでBTY界隈の事情もベジさんの置かれている立場も把握しておりませんでした。

ロータスエイトでは平日毎日13時〜17時の3時間BTYクラスをやっておりました。

この頃はさらにやんちゃだったかもしれません。

ロータスエイトのダーマヨガというクラスが全て「BORN TO YOG」という名前に変わったのは、ロータスエイトの3時間BTYをやり始めてから1年後ぐらいでした。

「ダーマヨガ」から全てが「BORN TO YOG」に変わった。

私がBTYTT2期を卒業したあとです。

BTYTTというのは、BORN TO YOGのティーチャートレーニングコースのことです。

そしてロータスエイトからBORN TO YOGクラス含め、ベジさんが去っていくことになります。

その数ヶ月後に私がシステムエンジニアを辞めてヨガで独立します。

そして同時に2年ぶりにBTYTTが復活するのです。

2期が開催されてから2年後の夏です。

私もBTYTTコーチとして参加していき、同時にEngawaYogaスタジオ(仮)という名称でヨガインストラクターとして独立の道を歩み始めます。

その後は現在に至るということです。

 

ベジさんがよく言ってたこと

私が出会ったころから、言っていることは大きくは変わっていないと思います。

子育てにも熱心という言葉では片付けられないほどに強烈に熱心です。

ロータスエイトで3時間のBORN TO YOGクラスをやっていた時やBTYTT2期の頃から大きくは変わっておりません。

一つ変わったことは、「総理大臣になる」というのを言わないことです。(手段が変わったようです)

BTYが終わったあとに着替えながら「総理大臣になるからよろしく」とパンツ一丁でよく言っておりました。

余談でした。

この話は一旦忘れて、以下を読んでください。

 

「ダーマミトラになりたい」

ベジさんはダーマヨガを教える人になりたいわけではないと言います。

ダーマミトラになりたいということを言っています。

ダーマヨガを作ったのがダーマミトラですね。

だから、ダーマヨガの公式指導者になれたとしてもダーマミトラにはなれない。

仮にダーマヨガの後継者になったところで、それはダーマミトラのようになったことにはならない。

ダーマミトラのようになりたいということは、自分でヨガの流派を立ち上げて大きくすることです。

だから自分のメソッドを作った。

すごいところは、自分のメソッドを作ったら結構早くにティーチャートレーニングコースを始めたことです。

これは、流れがあったようで千葉のスタジオでのオファーがあったからだそうです。(たしか)

さすがに千葉まで通えなかったので、私はその次期開催の東京2期に申し込みます。

育成を始めるのも非常に早い。

その辺は流石だなと本当に思います。

「僕の場合、最初に出会ったヨガがダーマヨガでした。もともと格闘技を習っていて、体のコンディショニングのためにヨガを始めました。求めていたのは精神的な高まりより、体をたくさん動かしてスケボーやダンスみたいに技を連発し、みんなで達成感を喜べるヨガ。ダーマヨガはまさにドンピシャで、初回で虜になり他の流派を経験せずにここまで来ました」

 

「世界で一番アサナがかっこよくなりたい」

BTYのクラスを始めた当初から言っていたそうです。

もちろん、私が通い始めた時にも言っておりました。

ベジさんのプロフィールにしっかりと書かれていたのを覚えております。

とにかく練習大好きな人でしたからね。(生きてますから)

今はもうヨガが好きではないような書きっぷりですが、当時はヨガの練習が生活のメインでしたので毎日3時間たっぷりとやり込んでいたと思います。

今もなお、ヨガジャーナルの記事にあるように逆転系のアサナも軽やかに決めます。

BTY自体がアサナの練習を怠るとつまらなくなるように設計されているので、教える側の人たちは練習し続けないと教えられませんし、面白くなくなります。

逆にアサナが好きな人はさらに好きになると思います。

そういった意味でもとても素直なヨガメソッドに感じます。

いいですよ、好きであることがそのまま楽しいへと繋がるというのは。

アサナばかりやっているのがヨガかと問われると、質問自体が変に感じます。

「あなたは髪の毛ですか?」と言われると「髪の毛は一部です」と答えると思います。

髪の毛だけを大事にすることはしないけど、髪の毛も大事にしますね。

ヨガを修行する中にアサナ(ポーズ)があります。

アサナがヨガではないけど、ヨガの中の大事な一部がアサナです。

だから、アサナはアサナで集中して深めた方がいい。

深められないからと言ってやめてもしょうがないですしね。

「フィジカルがすべてじゃないと思っているからこそ、アーサナを早く上達させる方法を編み出した。興味があるのはもっと先、アーサナを通して成長した体と心でどれだけ楽しく、優しく生きるかということ」 

「そんなのヨガじゃないと、散々言われましたよ。そのつど反論するのも面倒なので一層のことヨガじゃないと宣言した方が話は早いと思い、YOGAの「A」を取ってBORN TO YOG(笑)」。異端と言われたメソッドが今ではニューノーマル(新常態)なヨガとして定着し、挑戦を楽しみ昨日までの自分を超えていくメソッドとして注目を集めています。 

 

「中央集権制のものは終わる」

BTYの運営の方針にも入っていると思います。

ベジさんをプライベートで知っている人は、ベジさんの個としての強さをものすごく感じると思います。

リーダーシップがとても強くあります。

だから、中央集権的なものを簡単に作れると思います。

ですが、やらない。

そりゃそうです、中央集権的なものがヨガかという話です。

誰かから与えられたものがヨガであるはずがありません。

ヨガというものはもっと広大で深淵で個人のものです。

感覚や体験や人生が個人のものであるように。

各々が深めていくものであり、誰かに干渉されるものではありません。

道というのは当然あると思いますが、そこに外部からの強制はないと思います。

自主練のプラクティスのメニューも「先生に言われたことをやっています。なぜこれが大切かは知りません。」ということを言っていても自立心は育まれません。

ベジさんがどういった思いで言っていたかはわかりませんが、中央集権制はダメだというのはわかります。

私がBTYのクラスの方針を変えたり、アサナの内容を変えるたびにベジさんにお伺いを立てるのも変な話です。

生徒さんの様子や体調や雰囲気、季節や気温やその日の全体のエネルギー感、すべてを感じてクラスメニューが組み立てられていきます。

いちいちお伺いをたてようがないはずです。

逆も然りです。

ベジさんから私に強制させるのも変な話です。

創始者としての役割はありますが、それはあくまでも役割の問題です。

これは私の勝手な解釈です。

ベジさんは直接的な物言いを好みますので、そのまま受け取って大丈夫だと思います。

中央集権制のものは終わっていくと。

 

終わりに:BORN TO YOGを世界で一番教えているスタジオのオーナーとして

「創設者自らが広告塔としてBTYの認知度が高くない場所を訪ね、その地で活動する弟子たちを後押ししながらこのメソッドを全国区にしたいと思っています。仮に僕が都内にスタジオを持つと、同じエリアで活動する弟子たちは本家と比較され、新たな人材が育ちにくくなる。弟子と競合したくないんです」

記事の中でも語られておりますが、BTYの資格を持っている人のところでベジさんがスタジオを建てて教えてしまうと、本家と競合してしまいますよね。

ENGAWAスタジオは東京にあります。

しかも現在は新宿・代々木から徒歩圏内の一等地に。

ベジさんは東京にはスタジオを建てないと私に言ってました。

「日本で一番大切なところ(東京)を任せるからよろしく!」と言って、その後は特に干渉することもなく、ベジ家(佐藤ベジ朋ご夫婦の千葉の家のことを通称、ベジ家と呼ばれております)に遊びに行った時に私から簡単に報告する程度です。

報告といっても仰々しい報告ではなく、茶の間でまさにお茶やコーヒーを飲みながら世間話しをするようにお話しするだけです。

ベジさんはアドバイスというよりも感想とか今考えてることを私に話すだけで、何かすることを要求もしないですし、自由にさせてもらっています。

ですので、当然、BORN TO YOGのクラスを「あーしろこーしろ」なんて一度も言われたことはありません。

これもまた当然ですが、私がSUWARU(日本一簡単な瞑想会)をやっているのも「どんどんやれ〜」と応援してくれております。

そんな間柄がベジさんと私の関係です。

ENGAWAスタジオのオーナーとして、そして個人的なヨギーとして、BORN TO YOGはとても面白いメソッドに感じます。

ヨガの一部であるアサナを切り取ったことで、際立ったスタイルになりました。

それだけフォーカスして極めていけるようになりました。

こういったヨガのメソッドが日本発で出てきているのにとても嬉しさを感じ、そしてその真ん中にいることに楽しさも感じます。

これからも、EngawaYogaでは生きる力と知恵をさらに高めるべく、BORN TO YOG、先ほど書きましたSUWARUをさらに深めていこうと思っております。

長くなりましたが、一旦このぐらいにしておきます。

BORN TO YOGのクラスも毎日開催中ですので、ぜひ、遊びに来てください。

 

おまけ:BTY関連の記事はこちらからどうぞ

BORN TO YOG関連の記事は200本以上ありますので、適当に選びました。

関連記事の一覧などからも気になる記事を読んでみてください。

何かの参考になれば幸いです。

 

 


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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、BTY、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。