ヨギボズQAとはEngawaYogaオーナーKiyoshiと高野山真言宗の阿里僧侶が読者の質問に対して回答したもの(ヨギーとボーズの回答集)となります。
その場のノリに任せて回答しておりますので至らない点や少々眉をひそめる回答もあるかもしれません。
寛大な心でお読みいただければと思います。
ヨギボズQAの回答集は以下にございます。
ご興味があればご覧ください。
では今回の内容をどうぞ。
もくじ.
質問:ゆるめる瞑想を家でやろうと思うのですが、何か気をつけるポイントはありますか?
YOGGY&BOZUではゆるめる瞑想をよく行っています。
弛緩というのは、ヨガでも瞑想でも、とても重要な要素になります。
弛緩を極めれば、それで終わりかもしれないほどに重要です。
緩める瞑想を家でも行うのはとても良いことですので、是非続けてみてください。
それでは回答になります。
回答:ポイントは、やっぱり力まないこと BY KIYOSHI
実は、これに尽きます。
ゆるめる瞑想というのは、瞑想の中では基本となります。
瞑想というのはそもそもゆるんでないと、うまく入れないものです。
身体も心も両方とも緩んでいる状態がベストですね。
それは、なかなか難しいので、YOGGY&BOZUではヨガのアサナ(ポーズ)をやったあとに、瞑想の時間を設けています。
ゆるめる瞑想を家でやるときも、準備をしておきましょう。簡単なヨガのポーズやストレッチをやっておくといいですね。
お風呂のあとにやるのも緊張がほどけていていいかと思います。
身体は、胡坐や座禅を組むのではなく仰向けにしてやるのをオススメしています。
実はこれ、ヨガでもこのような種類のやり方があって、それはヨガニードラという名前のヨガなんですけど(笑)
それを家で一人で行うわけですが、座ってやると辛くなったり、身体がこわばったりしますので、ゆるめるという目的から外れやすいです。
仰向けでゆったりとした服装で行いましょう。
誰かに声をかけれないように注意する
家でやっていると家族や同居人から声をかけられたりします。
瞑想の途中でいきなり声をかけれるのは危険です。
瞑想中は代謝が非常に下がっていると言われています。
深く入っているときには、睡眠以上に代謝が下がっているという調査結果もあるぐらいです。
そこまでディープにリラックスしているときに、いきなり声をかけられて起きてしまうと、身体はかなりの緊張感を感じてしまいます。
寝てたところ、いきなり揺すって起こされるような感じです。
人によっては、気持ち悪くなったり、体調を崩してしまう人もいますのでご注意ください。
人に強制的に起こされない環境でやりましょう。
過去と現在と未来を整える為に掃除をする
人は過去を思い出して煩ってしまいます。瞑想のように静かにしていると過去の記憶が勝手に沸き起こってきます。
未来への不安も出てくることもあるでしょう。
これらは、実は物理的にも表れています。
それは何かというと部屋や家にあるモノ達ですね。モノというのが心の状態を表していると言われます。
散らかっている時には心も散らかっているのですね。だから掃除をすることで、過去や現在、未来に決着をつけることができるのです。
掃除をするとスッキリしますよね。それが決着がついて”片がついた”という状態です。
物理的に掃除をして、モノを片付けて、できれば不要な物は処分して、場所を整えて瞑想をしてみてください。
さらにやりやすくなりますよ。
おうちでのゆるめる瞑想について、まとめますね
緩める瞑想は瞑想の基本になり、仰向けでリラックスして行うのがオススメです。
いつでもやるといいと思います。
毎日毎日と繰り返していくリセットする時間は生活の質を向上してくれます。
緩める瞑想を自宅でやる際には、人から起こされない環境を作ってから始めることですね。
できれば掃除をしてからやると良いです。がっつりでなくていいので、目についた物を片付けてみてください。
気楽に、手軽にできる瞑想法ですので、是非続けてみてくださいね。
いきなり効果は出ないかもしれませんが、確実に緊張はリリースされますので、人間関係や仕事でのイライラなど軽減されると思います。
掃除もオススメです。掃除だけで人生が変わってしまう人もいるぐらいですから。
回答:人生でずっと緊張してきていますので、じっくりと緩めていきましょう BY 坊主阿里
ゆるめる瞑想とは、呼吸に合わせて体の力を抜いていく瞑想です。
体の場所を上から下まで順番に、特に丹念に感じながら力を抜いていくことで、体と心を沈静状態にゆるめます。そうして本格的に瞑想に入る準備を整えるのが、ゆるめる瞑想です。
よぎぼずにいらしたことがある方はお馴染みですね。よぎぼずでは(ほぼ)毎回ゆるめる瞑想をしてから、阿字観だったりワークだったりをするようにしています。
瞑想はどこかに力が入っていると瞑想状態に入れないものですが、本当の脱力は実はやってみると結構むずかしい。
だって今までの人生の長い間に色々なことがあって、我慢したり耐えたりすることだって勿論あって、その度に体に力が入ってきたのだから。それをゆるめる瞑想で意識的にほぐすことで、本当に瞑想に入る準備を整えているのです。
呼吸では特に「はく息」に意識を 瞑想の基本は呼吸です
ヨガだって呼吸は基本です(ですよね?)。武道やスポーツ、それこそ筋トレだって呼吸を重視します。
体や心と、呼吸は相関しています。その呼吸を、自分が苦しくない範囲で少しずつゆるやかにしていきます。
その中でも、ゆるめる瞑想は特に「はく息」に意識をすることが重要です。はく息にのせて、自分の全身の力がすーっと遠くに抜けていくイメージで呼吸しましょう。
そして、肩、胸、首や腰、足などこわばりが強い場所からどんどんすーっと力が抜けていくイメージで呼吸をすることで、ゆったりと呼吸に乗ることができます。
リラックスできる環境が大事
こちらでの私の解答の「瞑想の心構え」のところにも書きましたが、日常で気になることがあるのなら、あらかじめできる限り片付けてから瞑想に取り組みましょう。
気になることがあれば、それだけ意識は散漫になり、それだけ体からは力が抜けません。
私も瞑想している最中に、一体何が起きたのか、私の子供(今二歳半です)の大きな泣き声が「うわあああああああああああああああああああん(´;д;`)」とか隣の部屋から響いてくると、もう駄目ですね。
こりゃアカン。集中もできないし、力もカチカチに入ってしまいます(笑)
姿勢は自由であること
さらに気をつけるポイントといえば「姿勢は自由であること」ということでしょうか。
瞑想と言えば座禅ですが、これは慣れないと辛いものがあります。瞑想は我慢大会ではありません。
ゆるめる瞑想では特にそれを意識して、自分が本当に力を抜くことにふさわしい姿勢で取り組んで下さい。よぎぼずでは、イスに腰掛けることや、あおむけに寝て瞑想することもオススメしております。
横になって瞑想する場合、寝てしまうことも考えられますので、体が冷えたりしないよう、また家事など残してない状態で瞑想して下さい(笑)やはり瞑想する時の環境作りは重要ですね。
日常への応用
ゆるめる瞑想。これに慣れると日常のちょっとした場面にも応用がききます。
ふとした瞬間にはく息に合わせて、体と心をゆるめることができるようになるからです。 そしてそれに慣れてくると今度は、自分の体が普段どれだけ固くこわばっているかに気付かされるようになります。
終わりに
不定期ですが、まだまだ更新していきますので少々お待ちください。
「ヨガをより楽しめるように」
「瞑想がより起こりやすくなるように」
「日常生活の深刻さが減少するように」
ご活用頂ければうれしく思います。
それではより素晴らしい日々が送れることを祈っております。
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