ヨガをやることで自己肯定感が下がる人たちはどんな人なのか【BTYはこだわらないとうまくいく】

自己探求

ヨガをやることで自己肯定感は上がります。

基本的に上がるものだと思っています。

身体を動かして自分でできることが増えていきますし、呼吸も深くなることで気持ちも楽になります。

今までにあまり触れていない思想や哲学などの影響によりモノの見方も改善されていき、生きやすくもなります。

「この私でいいんだ」という気持ちが上がっていきます。

自己肯定感が上がっていくのです。

ですが、自己肯定感が下がっていく人もいます。

他人からの称賛や評価だけを気にしてしまう自己肯定感が低い人になってしまう人がいます。(そもそも低い人であることもあるかもしれませんが)

こういった人たちはどんな特徴があるのでしょうか。

大きく3つだと思います。

 

アーサナの良し悪しにこだわる

アーサナの良し悪しにこだわると自己肯定感は下がります。

ポイントはこだわることです。

アーサナをうまくなりたいと自然に思うことは問題ないと思います。

ですが、目的がうまくなること自体であったり、アーサナができることに固執してしまうのは危険です。

アーサナができる人にキリがありません。

「もっともっとできるように」と、こだわったところでアーサナはできるようにもなりませんし、ヨガの成長があるわけでもありません。

そして正解もありません。

正解のようなものはあるかもしれませんが、その人にとってアーサナが良い方向へと進むのでしたら、それは良いのだと思います。

良し悪しにこだわることで、エゴが肥大化し、不平不満が出てきたり、人を批判したりとしてしまうのでこだわらないことが大事です。

自己肯定感が下がると不幸を観じてしまいます。

 

人よりも優れていたいという競争意識が強い

人よりも優れていたいと思うのは人間の本能かもしれません。

ですが、これにハマると厄介です。

正直、優れてなくていいじゃないかと言う話しなのですが、そうもいかない人も多いようです。

優れていたいと思うことのメリットも当然あります。

それは努力をするということです。(本当にメリットなのかは置いといて)

優れていたいと思えば行動に移しますよね、努力しないとうまくなれませんし、人より優れた自分になれませんから。

努力によって技術が磨かれることもあるでしょう。

いろんな体験もできることでしょう。

ですが、その結果さらに不幸になってもいきます。

その小集団で一番であればいいわけですから、そこまで努力したらつまらなくなり終わります。

努力をやめてしまうのですが、その理由はつまらなくなるからだと思います。

それ自体が楽しいわけではなく、小さな世界で自分が1番になったら達成なのです。

行動をやめます。

だって外には無限に優れている人がいますから、外の世界には行けません。

もう十分に努力したので終わりです。

努力をやめた結果、立場が悪くなってきそうにもなります。

すると小集団の中で優れていたい気持ちはまだありますが、努力は辛いので、出る杭は打ち始めます。

要するに優れているというのが小集団内の相対的なものなので、自分が努力してすごくなる必要はなく、周りがダメになればいいわけです。(周りが下がれば自分が上がるから、周りを落とす方向に活動するのです)

最悪な営みではございますが、人よりも優れていたい人は周りの人たちがダメになるように行動をするのです。(無意識であったとしても)

なので、こういった面からも優れていたいと強く思う人は危ないのです。

自分の中で技術を磨いていきましょう。

 

見た目でしか物事が判断できない

見た目にこだわり過ぎるのもつらい。

ヨガをやっていくことで見た目が良くなっていくのは嬉しいと思います。

アーサナがいい感じになれば嬉しいでしょう。

ただ、それとはヨガは別の話しなのです。

野球で言えば、速い球は投げられるけどストライクが入らない。

バスケットで言えば、フォームが綺麗だけどシュートは入らない。

サッカーで言えば、足は速いけどボールを扱うのは苦手。

みたいな観じです。

要素として存在するけど、本質でもないし、本丸でもないということです。

見た目というのは数値でしか判断できないというのも含まれますね。

仕事で数値化を散々言われるのでしょうが、ヨガの世界にも数値で判断するということをもってきてしまうわけです。

最初に書いたアーサナにおける柔軟性が高いとか低いとか、出来ているか出来ないかなども似たような話しですね。

そういった非常に狭い世界観で価値判断をしてしまう。

せっかくヨガをやりに来ているのにヨガをやっていないわけです。

ヨガをやっている時くらいはせめてヨガをやることです。

ヨガは哲学もありますので日常生活からビジネスまでヨガ哲学を応用していくことは可能です。(非常に難しいですけど)

ヨガをやりに行ったらヨガをやることです。

 

  • 競ったり、比べたりしない。
  • 自分で自分を律して意識的に活動する。
  • 不平不満や愚痴を言わない。
  • 達成感などの欲にこだわらない。
  • 身体に優しい穏やかなものを食べる。
  • 見た目で人を判断しない。
  • もっともっとをやめる。

 

などなど。

そういった方向性で取り組んでみるとよろしいのではないでしょうか。

もちろん見た目がキレイなことは、それはそれで大事なことです。

「見た目でしか」というのがポイントです。

そして多くの人は見た目でしか判断してないように見受けられます。

 

終わりに:とはいえ、好きにやればいい

ここまで書いた通りでして「アーサナの良し悪しにこだわる」「人よりも優れていたいという競争意識が強い」「見た目でしか物事が判断できない」をやめていくことです。

ヨガをやりながら世界を旅したいとか、ヨガのすごい人に会いに行くとかの発想の人に出会うことがあります。

これはこれでいいのですが、目的が「自分を変えたい」とか「本当の自分を見つけたい」などが多く、非常にヨガっぽくない思想です。

ヨガというのは内面の修行ですので、どこか遠くに「本当の私がいる」というのを求めているのがおかしいのです。

欲を満たすために外に行こう、という発想はヨガではない。

それはヨガをあまりやったことない人でもイメージできると思います。

「もっともっと〇〇したい」というのも、いかに欲を満たすかという方向性になってしまっているわけで、ヨガっぽくない。

現状に不平不満とかもあって旅に出てしまうとかも。

欲を満たすための行動がダメということではなく、ヨガ的ではないということです。

気楽に身軽にやっていきましょう。

ヨガの練習をどんどんしていいのですよ、存分にやってください。

それの方向がエゴの拡大でなければいいのだと思います。

スッキリとした気分になっていく方向だと合っていそうです。

直観的にこっちかなと思ったレベルでいいのだと思います。

 


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ABOUT US

Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、BTY、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。