まともになりすぎた、という自覚【縁側日記@表参道】vol338

縁側日記

雨月ヨガが始まります。

雨月ヨガ – 軽い現実へ

このクラスを作った動機の半分は、たぶん自分のためです。

きちんと体系を作ると、その体系が自分を守ってくれます。何を聞かれても答えられるし、誰にも怒られない。安全です。安全なんですが、安全な場所からは新しいものが出てこない

僕の設計思想は昔から「単一の真実の源」で、同じことを二箇所に書かないようにしてきました。重複コードは腐る。だから体系は美しくなる。(調子に乗っているプログラマーみたいな発言ですが)

でもここ数年、気づいたことがありまして。

人間は、綺麗に整理された正論では動かない。いまさら。

動くときはだいたい、変な話を聞いたときです。

私がそうでした。

「へえ、そんなことあるんだ」で身体がゆるむ。理屈で説得されて肩の力が抜けた人を、僕はほとんど見たことがありません。

だったら、変な話をする枠を、ちゃんと設計に組み込めばいい。例外処理を隠すんじゃなくて、専用のモジュールを切る。それが雨月ヨガです。

 

「効いたかどうか」は、あなたが決めてください

このクラスで一番はっきりさせておきたいのは、ここです。

僕はワークの効果を保証しません。「これをやると邪気が取れます」とも「エネルギーが上がります」とも言い切りません。(言っちゃうんだけど)

やってみて、どうだったか。その判定はあなたがしてください。

これは逃げているわけではなくて、むしろ逆で。この手のジャンルで一番よくない事故は、先生が判定係になってしまうことです。

「私、良くなってますか?」 「うん、良くなってるよ」

終わってますね。なんなら先生の顔色を伺うヨガクラスもあるのだとか。こわいね。

この会話が成立した瞬間、その人は自分の感覚のハンドルを他人に渡します。

そして次からは、先生に確認しないと自分の状態がわからなくなる。

依存の完成です。

ヨガは依存を完成させるのではなく、自立を完成させるものです。

優しさの顔をした支配。僕はこれを何度も見てきたし、正直、やろうと思えば簡単にできてしまう。できてしまうからこそ、やらないと決めています。

だから雨月ヨガは、判定をあなたに返し続けるクラスです。

ゆるい見た目をしていますが、ここだけは硬いです。

「もっとちゃんと取り組みたい」と思ったら、そのときはENQANへ、SIQANへ、JIQANへどうぞ。うちには続きがあります。雨月ヨガは入り口であって、行き止まりではありません。

 

誰に来てほしいか

想定しているのは、この二種類です。

ひとつは、スピリチュアルは好きだけど、ガッツリ動くヨガはしんどい人。世の中のヨガクラスは、だいたい体力のある人向けに作られています。ついていけなくて諦めた人が本当に多い。運動量を落とせば、その人たちの席ができる。

とはいえ、こういった方々も身体を動かしたいとは思っているとも感じます。

もうひとつは、ヨガとスピリチュアルを自分の中で統合したい人。この二つ、本来は地続きなのに、なぜか日本では別々の棚に置かれています。

アーサナの棚とチャクラの棚のあいだに、変な壁がある。その壁の上に橋を架けたい。

あと個人的な予想として、主婦の方が意外と多いんじゃないかと思っています。理由はうまく説明できません。でもたぶん当たります。当たったらここに追記します。

そして、状態が少し不安定な人が来ることも、織り込み済みです。

ENQANはそもそも構成上そういう方が来にくいクラスになっていて、それはそれで設計として正しい。でも雨月ヨガはドアが広い。だから来ます。

来ていいです。ただし、さっき書いた通り、判定はご自分で。ここで自立心が育つなら、それは僕の仕事の中でもかなり上等な部類だと思っています。

 

オカルトを「本気で」混ぜるということ

ここ、誤解されたくないので丁寧に書きます。

オカルトを混ぜると言っても、僕は「信じさせる」つもりがまったくありません。かといって「まあ遊びですけどね」と最後に予防線を張るのも、いちばんダサいと思っています。

信じさせもしないし、茶化しもしない。真顔でやる。

チャクラの話をするときは、生理学的にどうこうという逃げ道を用意せずに、チャクラの話として最後まで喋ります。体外離脱の話も同じ。そのうえで、「で、どう思う?」を投げ返す。

これは僕が数学をやっていた時期の癖かもしれません。公理は証明しません。証明せずに「これを認めたら、この世界はどう見えるか」を最後まで走らせる。走らせた先の景色を見てから、採用するかどうか決めればいい。先に採用しないと見えない景色があるというだけの話です。

信じるのは、あとでいい。というか、信じなくてもいい。信じる必要もない。

ということで、つらつらと書きましたが、こんなイメージでやっていこうと思っております。

雨月ヨガのお知らせも出しました。

毎週やりたいのですが、まずは9月27日(日)13:30からやります。

雨の日でも、月はある。──新クラス「雨月ヨガ」をはじめます【お知らせ】

ではまた。