瞑想を深めることの恩恵はなんだろう。映画監督もミュージシャンもやっているということは何かしらの良さがあるからなのと、人間の根元に繋がる叡智があるからだと感じる。

MEDITATION-瞑想

好きな映画監督にデビッド・リンチがいます。

デビット・リンチの有名な作品は、『イレイザーヘッド』『ブルーベルベット』『マルホランド・ドライブ』でしょうかね。

他にも作品はありますが、特に私は『マルホランド・ドライブ』が好きですね。

ワシントン美術大学、ボストン美術館付属美術学校を出ており、その後も絵画は描き続けている映画監督で、かなりのカルト的な人気を誇る方です。ただの映画監督と呼ぶには申し訳ない人です。

wikipediaから少しキャリアを引用しておきます。

1980年の『エレファント・マン』ではアカデミー作品賞を含む8部門にノミネートされ、一躍知名度を上げた。『イレイザーヘッド』のファンだったジョージ・ルーカスから『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』の監督のオファーが来たが、これを断った。
1986年、『ブルーベルベット』で全米批評家協会賞などを受賞する。主演女優のイザベラ・ロッセリーニとの交際が二度目の離婚のきっかけとなる。
1990年、『ワイルド・アット・ハート』でカンヌ国際映画祭のパルム・ドールを受賞。
2001年、『マルホランド・ドライブ』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞。
2006年、第63回ヴェネツィア国際映画祭にて映画人として長年にわたり多くの優れた作品を生み続けていることを称える栄誉金獅子賞を受賞。

デビッド・リンチ監督は瞑想をやっているのでも実は有名です。

 

ミュージシャンでも映画監督でも瞑想をやっている人は多い

ミュージシャンだとビートルズのポール・マッカトーニーやジョージ・ハリスンは今でも瞑想をやっていることを公言しております。

ビートルズがマハリシのところで瞑想(超越瞑想)を習っていたのは有名な話です。

その後。一気に瞑想が広まるきっかけにもなりました。

ちなみに、ジョージ・ハリスンは「あるヨギの自叙伝」を配るのをライフワークにされているそうです。

あるヨギの自叙伝はパラマハンサ・ヨガナンダさんというアメリカにヨガを伝えたグルの自叙伝です。

アメリカ、そして世界に大変に大きな影響を与えた人でヨギーの間では必読の書と言われています。ドキュメンタリーも作成されています。

他にもスティングも瞑想を続けられているそうです。

芸術家系の人たちに瞑想をやれている人は多いですね。

ヒッピー文化の影響で、80年代はさらに瞑想がブームになったのかもしれませんが、それ以上に瞑想自体が人間の生きる力を高めるために役立つのだと思います。

人は本当に自分のためにならないことはやらないと思います。

瞑想を続ける中で何かしらの芸術面でのプラスがあったのだと思います。

 

瞑想ってなんでしょうかね

そもそも瞑想というのはなんでしょうか。

思考が止まった状態が瞑想なのでしょうか。

ただ黙して座っていれば瞑想なのでしょうか。

ぼ〜としていれば瞑想なのでしょうか。

いろんな瞑想が世の中にあります。

大事なことは本気でリラックスすることだと思っています。

ただの気持ちいいリラックスではなくて、思いっきり脱力していくリラックスです。

仏教では調身・調息・調心といって体を整えて、息を整えて、心が整っていき瞑想に入るとされています。

これも自分の力でやるのではないと感じます。

ただ然るべく起こることに任せることで調身・調息・調心が起こるのだと思います。

そのポイントは抜重です。

 

瞑想によって思考は流されていく

瞑想によって確かに思考は流れていきます。

思考が自然と消えていきます。

思考が消えていくのは、消そうと思うからではなく、ただ深く寛いでいくことで消えていくのです。

ここでも抜重がポイントです。

消そうとして何か働きかけると、それ自体が思考を産んでしまいます。

ですので、消そうと思わないことです。

消そうと思わず、ただ右から左へ流していく。

ただ気づいている状態です。

握りしめる状態ではなく気づいているだけです。

その結果として瞑想状態に入り、思考も自然と消えていくのです。

 

ディープに寛いでいくと深く瞑想に入っていく

ただ座ることを続けていくと深くなってくるのが瞑想だと感じます。

何をもって深いのかは正直わかりません。

「空につながる」という表現もありますが、思考を棚上げしていき深く落ち着いていくと、ある一定のところまでいけます。

そこまでははっきりと感じます。

怪しい体験も多くありますが、それ全部ある意味空想世界(仏教では魔境と呼んでいます)ですので、全部スルーでいいです。

その先と言いますか、それとは別の次元で開けてきます。

継続して行わなければ、瞑想体験も曖昧になってしまいます。

瞑想状態を持ち運べなくなってしまいます。

普段から座っている人は、自分の感情や思考に惑わされにくいと感じます。

そういったものはやはり継続が大事に感じます。

その深い瞑想状態では人は多くのエネルギーが供給されるようです。

ヨガではそれをプラーナと呼んでいます。

 

深い瞑想ではプラーナ(生命エネルギー)をたくさん取り込んでいるらしい

深い瞑想ではプラーナを多く取り込んでいくようです。

ですので、瞑想でしか得られない癒しがあるのだと思います。

空からのエネルギー、宇宙からのエネルギー、自然からのエネルギー、本質からのエネルギーなどなど色々と言われています。

ヨガでは呼吸法のことをプラーナヤーマと呼びます。

これはプラーナを取り入れるのが呼吸であるということです。

人はただ呼吸しているわけではなくプラーナも取り込んでいます。

 

瞑想中にはそのプラーナの取り込む量が異常に増えるらしい

瞑想中にはそのプラーナの取り込む量が異常に増えるらしいです。

ただ座って瞑想状態に入るだけで異常に増えるようです。

普段の生活の中では、この自然界にあるプラーナを取り込んでいますが、瞑想中には空のエネルギーから直接、ダイレクトにプラーナを取り込んでいます。

だから、瞑想はものすごくきくのですね。

瞑想中に取り込む量が半端ではない量なため、睡眠時間も短くてもすむそうです。

私も思いっきり瞑想に取り組んでいた時は、かなり睡眠時間が減少しました。

もちろん瞑想で寝ているわけではないですよ。悪しからず。

ですが、瞑想時間と増やして睡眠時間を削るまでいくとなんか変だなと感じたので、そこそこの瞑想時間に戻しました。

とにかく、瞑想中の取り込めるエネルギー量はものすごいので、ぜひ習慣にされてみてください。

世界のトップクラスのミュージシャンや映画監督も滅茶苦茶に忙しい中にもやっているというのは、それだけ意味があるからだと感じます。

ちなみに、デビット・リンチは瞑想にまつわるエッセイも書いていて、これまた傑作です。

 

終わりに:ハートと丹田

ハートがエネルギーの源です。

ですので瞑想をすることでハートが元気になります。

瞑想でエネルギーが体に溜まっていく感覚があります。

ハートが閉じ気味の人やエネルギー不足を感じる人は座ってみてください。

何かしら働きかけがあると思います。

丹田はそのエネルギーを動かすエンジンです。

どちらも大事に感じます。

そして機関車は肉体です。

肉体あってのハートです。

肉体あっての丹田です。

肉体あっての瞑想です。

ですの、BORN TO YOGクラスなどでヨガを深めていくことで土台となる肉体も鍛錬しております。

人の肉体は37兆2000億個の細胞でできていると言われています。

その細胞全てが入れ替わりのに3ヶ月ほどかかると言われています。

ですので、3ヶ月経つと別人になっているわけです。

まずはBORN TO YOGを3ヶ月。

瞑想を3ヶ月。(瞑想会も開催しております)

このように決めて取り組んでみると面白いと思います。

私も毎日”1時間座る”を実践していきます。

よろしくお願いします。