ちゃんとしようと思い続けている人がいます。
私も”ちゃんと症候群”でした。
ちゃんとしていないと“ダメなやつ”なんじゃないかと思わされていたのです。
ちゃんとしようと思っているだけで、実はかなり疲弊します。
ちゃんとしようモードはかなりのエネルギーを使っています。
それに、”ちゃんとしよう”と思っていると、自分で自分を縛りますよね。
自分の力量を出し切ることができなくなります。
力んだり緊張しすぎたり、時には怯えてしまいますから、大変です。
今日から”ちゃんと症候群”はやめていきましょう。
”ちゃんとしよう”と思わない方がパフォーマンスも上がるし、人生も楽しくなります。
”ちゃんと”はヤバイ
「ちゃんとしよう」という気持ちが強いというのは、自分の小さな箱に閉じこもってしまっている状態です。
自分で自分を狭い箱に閉じ込めてしまっているわけです。
周りの人や社会から距離を置いているというよりも、他者を一切受け入れない姿勢を作っていることに近い様子です。
大袈裟かもしれませんが、そのぐらいに自分を閉じ込めます。
このような、防御状態(場合によっては攻撃状態)でいると、辛いですよね。
周りの人たちを信頼することもできません。
でも、これって自分が悪いというか、なんというか難しいところです。
おそらく、”ちゃんとしないといけない”が強い人は、誰かから何度も自分らしく生きているだけなのに、怒られたり叱られたりしてひどい目にあっているからです。
だから、ちゃんとしないとモードが常に働いているのです。
怒られると思ってしまう人
”ちゃんと”が強い人は、怒られると思っている人が多いです。
おそらく、小さい時に自分ではあっていると思っていることをしたら、全く想像してもいないことで怒られるとか叱られるということをされているのだと思います。
それも、かなりの回数起こっているはずです。
どうでしょうか。
そうやって怒られたり叱られたりするとどうなるのか。
自分が自信を持っていることまで、何かしようとすると「これはあっているのかな?」と考えるようになります。
怒られないように、叱られないように、正解を考えて行動する癖づけができてきます。
そういう人に限って(当然といえば当然)、周りからすると不正解を当てていく。
そのように生活が進んでいくと、何か自分が想像しない自体が起こると「自分が間違っている」「自分がちゃんとしないといけない」と反応する習慣が出来上がります。
「ちゃんとしない」とすぐに、それは自分のせいであり、自分が間違っていると思うわけです。
これは辛いですよ。
客観的に見れば、そんなことがない時も多いですよ。
ですが、怯えているのでそうは言われても、言い返せないし、自動反応で「自分のどこが間違っていたのか?」と考えてしまう。
人によっては、人に気持ちを許すことをしないと決めていると思います。
人前や仕事では、ちゃんとモードを自分で維持し続けて、ちゃんとし続ける。
家に帰ってからやっとそのモードを切る。
どっと疲れがやってくる。
仕事が自分にあっていればまだいいですけど、仕事があっていないと「なんで私はこんなに疲れて、こんなに仕事ができないのだろう」と思ってしまう。
でも、大丈夫です。
大丈夫、怒られても大丈夫
いくら、大丈夫だと言っても「何が大丈夫なんだよ」という感じかもしれません。
たしかに意味はないのかもしれません。
私もそういったところがあります。
「自分が間違っているのか」と考える必要もないことに対して「自分は何をミスしたのか」と考えてしまう。
自信の無さというのもあるのかもしれませんが、わたしも小さい頃からの思考の癖だと思います。
そのように感じています。
なので、私のことを客観的に見て、そしてそのままの状態を受け入れてくれる人と付き合うことが多くなります。
そうすると、怒られても大丈夫になってきました。
今は怒られること自体が少なくなってますが、その分、行動しようと思っています。
こういうタイプ(私も)が行動量を増やすと、しっかりとおかしな行動も増えているのでしょう。
周りからは空気が読めていないやつと思われることもあるでしょう。
あいつは変わっているからね、と言われてお終いということもあるでしょう。
でも大丈夫です。
自分がこれだと感じることを丁寧に淡々とやっていくこと。
これで大丈夫です。
できないことはどんどん周りにお任せする。
「ありがとう、さすがですね!」とか言っていれば、文句を言ってた人も「他に困っていることない?」とか聞いてくれます。
厳しいと思っていた人が、結構優しいんです。
世界には優しい人がたくさんいるんです。
私が敬遠していた人、結構私のことを考えてくれていたりします。
でも、いつの間にか「間違わないようにしよう」と思っているとハリネズミのようにハリを出したままコミュニケーションしてしまっているのです、自分の方から。
そのハリをしまう行為が、自分に”大丈夫”と言うことです。
大丈夫って素晴らしい言葉なんです。
それに、かなり仕事できるんですよ、実はこの人種は。
なぜなら、”ちゃんとモード”を持っている人は個性的な天才タイプだからです。
だから、変なことを思いつき、変なことをして、変なアイデアを具現化していきます。
世界を面白くします。
大丈夫です。
最善を尽くすこと
実際のところ、こういったモードになっているのは自分の深いところにある何かがそうさせてるのです。
自分では判断することができない速さで、反応しております。
それを探求していくのもいいでしょう。
ヨガや瞑想も手助けになるでしょう。
それとは別に最善を尽くすように生きていくのがいいと思います。
開き直って「私にできるのはこれだ!あとは知らん。ごめん!」と思って自分のできることをやり切ること。
それでいいですよ。
あとはお任せ。
世界は広いです。
大丈夫ですからね。
私もそうやって最善を尽くしてやっていきます。
終わりに:これからも人生は続く
人生は続いていきます。
自動的に反応していても続いていきます。
本当に大丈夫なんですよ。
大したこと言ってないですからね、周りも。
気にしてしまうことはあると思います。
その度に大丈夫なんだと言ってみてください。
本当に大丈夫ですから。
なんとかならないこともあるでしょう。
それでも大丈夫なんです。
時間が解決することもあるでしょう。
時間が無限に長く感じるほどに辛いこともあるでしょう。
それでも大丈夫なんです。
コツコツとやっていきましょう。
淡々と続けていくこと。
そうすれば光は見えてきます。
大丈夫ですよ。
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おまけ:瞑想もいいと思います
瞑想も役に立つことがあると思います。
こちらとか聞きながらボォ〜と瞑想されてみてください。
そういう時間も大切です。
自分の存在の癒しにもなるでしょう。
感情や辛さから距離を置くことができて、スペースが生まれてくると思います。
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