ヨガインストラクターとか関係なく稼いでいる人は稼いでいて、稼げない人は稼げていないだけです【ヨガインストラクター日記ブログ】kiyoshi vol232@横須賀

ヨガライフ-東京日記

「ヨガインストラクターで稼げない」という相談を受けたことがあります。

その方はヨガ好きです。

ヨガが好きだから稼げないと思っていたみたいです。

実際に「ヨガが好きすぎるから稼げないんだよ」と誰かから言われたそうです。

そんな馬鹿な。

仕事の対象が好きで稼げないということはありません。

逆の方があり得ると思いますが。

ただ、ヨガの思想と資本主義が合わないということはあるかもしれません。

ヨガは宗教ではありませんが、ヨガの思想にはそのような記載(一般人が見れば宗教にしか思わない)があるからです。

だから、ヨガの思想を取るのか資本主義を取るのかという二項対立で判断すると大変です。

ヨガの思想だけを選べば極端な修行僧になってしまうか、ヨガではなくマーケットイン的に資本主義を選べばただのフィットネスクラスになるからです。

その人の伝えたいヨガがあるのでしょうから、それを伝えながら社会的にも自立していけたらいいというだけの話ですね。

それを「ヨガが好きだから稼げない」というのは意味不明ですね。

ヨガが好き過ぎてめっちゃ稼いでいる人もいるでしょう。

目線を変えると、ヨガが好きな人の中にはそもそもこの資本主義社会が嫌でヨガに興味を持った人も少なからずいることでしょう。

資本主義的な考え方にどっぷりと浸かって生きていくのが性に合わないのでヨガのような少しネイチャーな思想に興味を持ったと。

そういった方々の中には、誰かの役に立つことで金銭をもらうということが苦手な人がいるようです。

ヨガは関係なく、ただ金銭授受に何か葛藤がある。

それだけ。

だから、実はヨガは関係ありません。

その人の問題です。

ヨガの問題ではありません。(ましてやネイチャーな思想の問題でもありません)

ヨガの思想をどう解釈するかは本人の自由ですが、本質のところは変わりません。

そこが現代と馴染めないところはあるでしょう。

武道だってあるでしょうし、書道や華道や合気道や神道にも現代の思想とは馴染めないところがあることでしょう。

そういうものです。

そうなると、そもそも徹底的にヨガを現代にマッチさせるのは困難になるということです。

実際に困難でしょう。

ヨガは知識でどうにかなるものではなく、実践哲学と言われます。

ヨガは実践してナンボ。

その実践の部分に現代社会とマッチしにくいところがある。

仕方なし。

ヨガをやっている人なら必ずや聞いたことがある「アヒンサー」という言葉。

これは非暴力と訳されます。

平たく言えば殺生するなということ。

これ、守れないですよね。

誰もが知っているヨガの教えがいきなり現代社会では守れない。(もしくはかなり困難である)

ヨガのポーズ(アーサナ)の鍛錬も毎日できる人はいなでしょう。

瞑想も大好きな人はいいでしょうけど、なかなか実践し続けることはできません。

ましてや、瞑想も資本主義に見つかってきてしまいました。

瞑想の目的をを「現代社会における”稼ぎ”を増やすため」にやっている人はそれはもう瞑想ではありませんし、ヨガでもなんでもありませんしね。

だから、ヨガインストラクターさんたちはお仕事としてヨガクラスを提供しているわけです。

大変です。

時代によって解釈が別れてしまい、本質から遠ざかることはあります。

それをダメとすれば原理主義になるし、それをありとするとそれはもうヨガではなくなってしまう。

すると、新しいスタイルを作るしかない。

なので、いろんな流派が生まれてくるのだと思います。

「それはもうヨガではないよね」と言われますが、そもそも現代にヨガは残っているのですかね。

「それはもうヨガではないだろう」と言われても、ヨガが好きな人たちは何かしらのヨガ的なものとして残していければいいのだと思い色々と取り組まれているのでしょう。

現代は普通に暮らしていくにはお金が必要です。

それを、ヨガを実践することで対価としてお金がを頂ける仕組み作りが必要です。

その回答のひとつしてヨガインストラクターという職業が生まれたのでしょう。

 

終わりに:良い人だから稼げないってことはない

良い人だから稼げないという相談も受けました。

良い人すぎると。

良い人過ぎると沢山稼げそうに思うのですが、どうでしょうか。

受ける側としては、できればめっちゃ良い人に先生になってもらいたいですよね。

良い人で稼げない人は、周りにいる人が悪い人なのでしょう。たぶん。

甘えて、依存し、時間やサービスを奪う人が周りにいるということですからね。

良い人で稼げない人は「周りにいる人たちは悪い人なのか」と思ってみると面白いですね。

良い人は稼げます。

勝手に人が集まりますからね。

だからこそ、悪い人が良い人を演じるんじゃないですか。

そうやって良い人を演じた方がいいと思っているので、悪い人ほど良い人を演じる。

そういう風になっていますから、良い人は良い人なりに一生懸命にやっていき、悪い人から離れていけばよろしいかと思います。

悪い人を見分けるのは簡単です。

依存しないようにさせると怒ったり、本音でその人のことを思って行動すると悪口や陰口を言っては反論してきたり、自分の都合の悪いことが起こるとわざと悲しんでみたりする人です。

簡単です。