生前整理のことを書きました。
関連記事:「生前整理をやってみよう」と思って少し調べてみたら、これはこれで大事だと思った【生前整理っていいね】
こちらで特に言及はしてないのですが、生前整理をすることで私はこの世への未練を取り除こうとしているように思っています。
生前整理をしてお片付けしたり契約関連をシンプルにしたりすることで快適に暮らせるという単純なメリットはありますが、それ以上の何かを感じていました。
それが「この世への未練を減らす」ということです。
あなたはこの世への未練はありますか?
普通はありますよね。
明日死んでもいいという発想ではなく、普通に生活をされている人がほとんどだとは思います。
「あれをやってない」「これをしていない」と問われればあるとは思いますが、「このままでは死ねない!」なんて強く思う人そんなにいないでしょう。
でも、なんとなくではあったも今死んでも大丈夫ということはなかなかありません。
ちょっと話がそれますが、未練があるから生きられることも多いのなら、未練が無くなると死へと向かってしまいヤバイのかというとそうでもないと思います。
未練の無い状態になると「私は本当に大丈夫なんだ」という心持ちになります。
逆に元気に暮らせるものです。
この世の中に期待をしすぎた人が叶わずに落ち込みすぎたあと、未練がすぅっと消えるとヤバイかもしれませんが。
普通でしたら、こだわりがなくなることで逆に自由に生きることができる。
そんな感じです。
だから生前整理して、この世への未練を少なくしていくと生きる活力が出るのです。
面白いですね。
では、この世への未練を取り除くにはどうしていくといいのでしょうか。
前回書いた生前整理をするのもいいでしょう。
生前整理を簡単におさらいすると以下です。
- 目標を明確にする
- 時間を設定する
- 整理する場所を決める
- 物の種類ごとに分ける
- 捨てるものを決める
- 捨てる方法を決める
- 大切なものは保管する
- 定期的に整理する
未練を取り除く方法を他にもいくつか書いてみます。
自分自身の本音を知る
人生をやり切ることが未練を残さないのに大事です。
やり切るといっても達成できなくてもいいと思います。
達成できるに越したことはありませんが、それに向けてチャレンジしたり、一度だけでも体験してみたりすることが大事です。
人の後悔は失敗したことではなく、やらなかったことに焦点が当たるというのは有名な話です。
ですので、まずはやってみること。
チャレンジしてみること。
たとえ数回で終わってもやってみることで後悔しなくなります。
未練になりにくくなっていくわけです。
では、何をやるのか。
それは自分の本音でやりたいことをやるのです。
本音というのがポイントです。
本音でやりたいことを即答できないかもしれません。
本音というのはなかなか難しいかもしれませんが、自分に素直に聞いてみると出てくると思います。
本当は何をしたかったのか。
夢はなんだったのか。
子供の頃からの興味関心はなんだったのか。
今やればいいのに色々と言い訳をしてやっていないことは何か。
周りからくだらないと言われそうだけどやりたいと思っていることは何か。
そういったことを少し棚卸ししてみる。
本音がわかってきます。
そして未練を残さないためにそれを実行に移す。
取り巻く環境を変える
この世への未練に環境もあったりします。
環境を変えるのも有効な方法に思います。
住環境でも何か気になることはあるでしょう。
人間関係や仕事でも気になることはあるでしょう。
そういったことを変えていく。
活動範囲なども変えてみる。
するとそこでも未練のような物が捨てられたりします。
そんなに気にするようなことではなかったとか大事なことではなかったと気づけていけるのです。
ある種のノイズや刺激をいれるようなものかもしれません。
そうすることで気づきがあり、未練が消えていくのです。
環境を変えるのは大変かもしれませんが、少しの変化でもいいと思います。
やりたいことを持たない
結局はこれに尽きます。
「何かを達成したい」「成し遂げたい」という気持ちが未練を残します。
なので目標や成し遂げたいことを持つことをやめる。
求めること自体をやめてしまう。
するとスッキリと未練がなくなります。
だって、そもそも未練となるものが存在しないのですから。
やり残すこともないわけです。
そもそも「やること」がないわけですからね。
こういう話を聞くとびっくりするかもしれません。
ですが、東洋思想としては普通といえば普通です。
この状態を目指しているのが仏教やヨガだからです。
追い求めるというエゴや欲というものから離れていくことですからね。
完全にゼロにできなくても少なくしていくことで身軽に生きていくことはできるでしょう。
終わりに:この世から去るために
この人生をしっかりと終えるためにも準備が必要です。
そのために未練を取り除くということです。
ある意味では死に近づくということかもしれません。
死と生はコインの裏表です。
死に近づくことで生もハッキリしてくることでしょう。
危ない意味ではなく、自然なことなのだと思います。
この世の未練を減らしていく。
これを少しずつ進めてみようと思います。
いつもありがとうございます。
ではでは。