オードリー若林正恭さんのエッセイをここ数日読んでいました。
この3冊です。
旅行記の『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』はすごくて、斎藤茂太賞を受賞しています。
若林正恭さんは芸だけでなく文才もあるのかとすごいなぁと思います。
実際に読んでみるとやはり面白い。
芸風でも言葉を巧みに選ぶ笑いも多いですので、言葉に関しての才能全般おありなのでしょう。
若林正恭さんはTwitterで厨二病だとか、こじらせているとか色々と言われておりましたが、実際にこれらのエッセイを読んでみると確かにこじらせている。(共感してしまうくらいに)
すごく面白いのだけど、読んでこちらが恥ずかしくなる話も出てきます。
海外のツアーに参加された時に、4〜5人くらいでテーブルで食事をする際、居心地が悪いからとスープを飲んでそのスープが腹にあたったフリして部屋に戻って帰らないとか、やります。
今時(?)なんという技を繰り出すのでしょう。
笑ってしまったというか、びっくりしたと同時に、自分にもこういうところあるなと思ったりするわけです。
エッセイは人によっては、ただ笑うことでしょう。
また人によっては、共感してしまうでしょう。
わたしは共感してしまう側の人間です。
今回の記事では書籍の中身の紹介は殆どしません。
エッセイの中身解説と言っても何を書いていいのやらという感じです。
ですので3冊の読後に自分に思ったことなどやそこから派生して気づいたことなどを書いてみます。
そこにエッセイからの香りが少しでも出ればと思っています。
もくじ.
オードリー若林正恭さんのエッセイ集を3冊読んで、笑って泣いてしまった
そもそも、なぜオードリー若林正恭さんのエッセイ集を読んだかと言うと、ゲッターズ飯田さんの占いからです。
ゲッターズ飯田さんは五星三心占いというものを独自で確立し、テレビでも活躍されております。
ゲッターズ飯田さんの著書って初版でミリオンセラーいくんですね。
売れすぎですごいじゃないですか。
それだけ、人の心を動かすと言うか核心をついているのだと思うのです。
だから、チェックしようと思ってゲッターズ飯田さんの本を数冊読んでおりました。
ちなみにこれが全部をまとめているので自分(相性も)を占うのに面白いです。
ここで出てくる占い結果が、私と若林さんとが一緒だったのです。
なので、少し先を行く先輩がどんな苦労をしてどうやって能力や才能を発揮していったのか気になったわけです。
そんな話(ゲッターズ飯田さんや若林さんの話し)を周りにしておりましたところ、同僚の富永奈々さんが「ナナメの夕暮れ」を持っていて貸してくれました。
「これ、きよし先生と共通項がめっちゃたくさんありますよ」とのコメント付きで。
占い結果の同じ若林正恭さんのエッセイを読むことになり、案の定、他のエッセイも読んでいくことになったのです。
共通項のひとつは「人見知り」です
わたしは人見知りです。
本当にひどいので、なんとか誤魔化しておりますが、わたしの周りの人たちは気づいています。(人の顔を覚えられないのはまた別の要因です)
身体の状態が外に向いている時(要するに積極的な状態)しか人と会話も殆どしません。
人とのコミュニケーションに難点を抱えているので、そこが若林さんと共通しております。
「若林さん、テレビでめっちゃ面白く話しているよ。芸人だしそんなことないでしょ」と思われる方はぜひご著書をお読みください。
こじらせておりますから。(エッセイの内容が嘘だとするとアレですが)
後輩とかと会話するのも苦手みたいです。
エッセイで出てくる飲み会の話とか、まるっきり同じ体験をしたこともあり笑ってしまいました。
本人が大変な時は周りも大変なのかもしれないので、あまり笑っていられないのですけどね。
趣味が散歩、カラオケが嫌い
若林さんの趣味は散歩だそうです。
今も継続しているかはわかりませんが、エッセイの中では趣味を作ろうということで色々と興味を持ったことに手を出していきます。
結局のところ散歩が好きだったようです。(他にも花火とか色々と紹介されています)
わたしも散歩をします。
フラフラと一駅くらいは歩いたりしますし、なんとなくふらっと夜に外を歩く時もあります。
頭が疲れやすいので、ふらふらと散歩する時間も大事なのです。
若林さんも苦手なことがとことん苦手なタイプみたいで、嫌なことは改善しようにもどうにもならないようです。
わたしも苦手なものはとことん苦手でなんともなりません。
私が苦手なカラオケ(若林さんも苦手)はボイストレーニングを受けてなんとか克服してこれましたが、それもなんとかなっているレベルです。
普段からもとっても気にしいの性格ですし、気づくとダラダラした生活になります。
だからこそ、こうやって普通に生活できるためにいろんな工夫をしております。
それでブログの記事がいくらでも書けるネタになっております。(ありがたいです)
若林さんもそれでエッセイを結果としてたくさん書けたようです。
大器晩成でいこう
他にもたくさん共通項はあるのですけど(もちろん、全然違うところもありますよ)、なんかエッセイのこじらせ方が自分を見ているようで泣けてきます。
なんでこんなことでこんなにも悩み辛い思いが湧き上がってしまうのか、そんなことが面白く書かれております。
もちろん普通の人は面白いとか興味深いとか笑えるとかそんな感想になりますのでご安心ください。
泣けてはきません、普通に面白いエッセイですので。
ゲッターズ飯田さんの占いで我々(わたしと若林さん)は「時間がかかるタイプ」のような記載があります。
わたし自身は大器晩成タイプとよく言われます。
要するにパッとしないということです。(やれやれ)
それでも人生は進みます。
生きていかないといけません。
ですので、ここは敢えて大器晩成に乗っかっていくのがいいと思っています。
大器晩成タイプだから、時間をかけて一生懸命にやり続けることが必要なんだと思うということです。
エッセイを読んでいてこの大器晩成的な流れを活かしつつ、一歩遅れる自分がいるということを認識できたので、一歩早く動いてみるというのも心がけようと思いました。
目の前の仕事を一生懸命にやっていれば必ず報われるものではありません。
私はヨガ(BORN TO YOG)や瞑想(SIQAN)というものをお伝えしておりますが、何が成果で何が成功かというのを計測することが難しいものを扱っております。
数値化できないものを扱っていることもありますけど、そもそも数値化できたとしても高い数値が良いのか悪いのかはまた違う問題として浮上します。
ヨガのポーズができる人が「ヨガが深まっている人」ではないのをヨガ愛好家の皆さんはご存知なのに、ポーズができる人のマウンティングやマーケティングに乗っかってしまっているという社会問題も頭を悩まします。
ただ淡々とヨガや瞑想をするという日々に切り替えています。
言葉にすると陳腐ですが「自分の目の前にあることを一生懸命にやり、これかなと思うことを継続していく先に社会へと還現されていくものが生まれる」というくらいの気持ちに改めてなりました。(そこに一歩早く動くをいれたいと思います)
それから、
若林正恭さんは純文学と新書しか読まないらしい。
文体から察するに、なんかそういうのもわかる気がします。
わたしにも形は違えどそういうところがあります。(純文学と新書だけということではないけど)
書籍でいえば、文庫と新書だけの本棚にしたいとか思っていますから。
ということで、エッセイや若林正恭さんにご興味のある方は読まれてください。
どれも味が違いますので直観でどうぞ。
わたしは「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」が好きですね。
終わりに:大器晩成と言われているけれど晩成過ぎて死んでしまいそう
私はいろんな人から大器晩成タイプと言われております。
それで安心するかというとそんなこともなく、何もしないまま終わるのだろうなと憂いております。
若林さんのエッセイを読んでいて、観じたのはこの人も「ここまで成功していても気にしいは治らないし、なんでか嫌なことは嫌なまま」ということです。(嫌なことでもできるようになることもありますが)
この時代に生まれたのも何かしらの意味があると思って、毎日を歩んでいきたいと思いました。
旅もいいけど、あまり遠出するタイプではないので、どうしようかなと思ってたのですが、気持ちは単純でして、こうして旅エッセイを読むとどこか行きたくなりますね。
ちょっと予定を立ててみようと思いました。
あと、若林さんは2019年にご結婚されていて、本当に良かったなと思いました。(誰目線だ)
ではでは。