生活をしておりますと、トラブルが起こることがありますよね。
なんでこんなことが起こるのだ、なぜこんな対応をされないといけないのだ、ということが降ってきます。
え、今日もあったって?
起こるんですよね。
どれだけ準備をしても、前以て対処しておこうとしても、地雷を取り除いておいても起こるんです。
そもそも、そういうものをトラブルというのですから。
もくじ.
勝手に起こるトラブルというのは、大変ですけど、なぜ大変に思うかというと、想定外だからですね。
想定外ということを自我は嫌うんです。
良い方の想定外はまだいいですよ。
自分にとって辛いことや、予定して計画していたことが、理不尽に思えるようなかたちで変更されると、やっぱり嫌ですよね。
嫌というのは、自我が全面に出てきているときに起こっています。
想定外とは自我からみると辛い
自我は思いとおりにしたいのです。
自我というのは、とても強く、すぐに出てきます。
というか出っ放しかもしれません。
自我があるから苦しみがあるのですね。(仏教では一切皆苦などと表現します)
想定外が起こると、いままでの枠組みから外れることにつながる
想定外のことは自我には辛いと書きましたが、直接的に辛くても、実は楽しいに繋がっています。
この世界は変化し続けています。
また、自我は変化は怖いし、変化は嫌いです。
でも、変化を求めてもいるのです。
変化は求めているけど、恐怖や不安があるから変化が怖いのです。
想定外はその変化を強制的に起こしてくれます。
自ら決心をして新しいことや冒険を選び取れる人はいいですが、自我の構造上、本当の意味で新しいことに手を伸ばすのは難しいです。
それが強制的に起こるのが想定外という現象です。
想定外は新しい可能性を提供してくれる
想定外が楽しみになってきませんか。
楽しもうとした瞬間に、想定外の恐怖や怒りが、ワクワク感に変わるかもしれません。
想定外を自分の力で起こすことはできませんが、大丈夫です。
こういうことは勝手に起きますから。
勝手に起きた時に、「良し!来た!」と喜びを持って待ってみると日常生活もワクワク感を持って生きれるかもしれません。
自我の枠壊しを楽しんでみてください。