自分は何者でしょうか。
自分は誰であるのか、そこを明確にしてヨガインストラクターをやることをオススメしております。
ヨガを教える人ではなくてヨガを実践する人でもそれは同じです。
何者としてヨガと関わるのか、大事なことです。
そもそも、アイデンティティというものは幻想ではあります。
自分が勝手に想像して創造した産物であります。
自分では「私は〇〇である」と思っていても、人からは「あなたは●●である」と別のことを言われます。
さらに他の人からは別のことを言われることでしょう。
アイデンティティはひとつのラベルですから、自分そのものではありません。
ですが、設定されているアイデンティティは強力に働きます。
恐ろしいほどに強力に。
設定しようが設定しなかろうがラベルは貼られてしまっている
アイデンティティのラベルは自分でわからずとも貼られてしまっています。
設定しようとしなかろうが、そのラベルには何かしら書いてあります。
それは仕方がありません。
それを受けれてやっていこうということではなく、どうせなら勝手に貼られたラベルを剥がして自分で貼り直せばいいのです。
すべてのラベルを剥がすことができたらすごいですが、大変に難しいことですし、剥がした剥がしたで日常を暮らせなくなります。
できる限り不要なものを剥がしていきましょう。
特に、自分と同化してしまっているものを剥がすと効果的です。
同化というのは、私ではないものを私と思い込むことです。
私と服装が同化しすぎている人もいます。
服装=私になっているわけです。
知名度=私になっている人もいます。
面倒ですね。
仏教的には執着そのものですので、苦しさの源泉となります。
同化は苦しみの源泉なので少ない方がいいと思います。
組織に頼れない
アイデンティティの話をしてきました。
何者としてやっていくのか。
結局はヨガインストラクターは組織に頼れません。
ジムに所属することもスタジオに所属することもできますが、本当の意味で頼ることはできません。
会社にも頼れないのですから、そもそも頼る先はないのですけど、余計に頼り先を作ることは難しく思います。
稼げるヨガインストラクターさんも同じです。
その人が生徒を呼べるから、ジムは雇っているのです。
「人が呼べるインストラクター」を雇っているのであって「その人」を雇っていないケースが多いです。
自分がそこに同化していかないことが大事です。
自分のことは自分で理解してやっていくことです。
自分は何者としてやっていくのでしょうか。
権威(資格や○○ヨガという名前)に頼らないことも大事です。
何かしらのラベルが好きなのはいいし、勉強するのももちろん大事ですし、活用するのもいいでしょう。
でもそれらは、本当の意味での自分にはなりません。
もっと本質的に自分は何者なのかでやっていくことが必要。
スキルやノウハウではないところですね。
あり方というやつかもしれません。
もしくは、自分なりな大きな使命かもしれません。
いかがでしょうか。
あり方や使命は決まって見えていますでしょうか。
あなたの人生のミッションを生きる
ここまで読んでどうだったでしょうか。
人というのは生きているからには、何かしらのミッションを持っています。(ミッションを持たないでいく、というミッションの人もいます)
ミッションというのは使命ですね。
その使命を生きている自分はどんな自分でしょうか。
ヨガインストラクターは職業であって使命そのものにはならない人が多いと思います。
ヨガを通じて何かしたいことがある。
さらにその先にもしたいことがある。
さらにさらにと続けていくと使命が出て来ると思います。
Kiyoshiはミッションとして「集合的無意識の大掃除」というのを掲げております。(プロフィールにも書いてあります。)
このミッションを生きるのが目的です。
ヨガも瞑想も枝葉にすぎません。
あなたのミッションはなんでしょうか。
そして何者として生きていくのでしょうか。
ヨガインストラクターも何者としてやっていくのでしょうか。
終わりに:あるがままに生きる
あるがままに生きるということを大切にしております。
わがままとは異なります。
あるがままというのは人のあるがままも認められることです。
言いたいことは伝えていいと思いますが、そこで反論されてもごちゃごちゃしない。
あくまでもあるがままに対応していく。
自我の暴走はあるがままでも無いですしね。
あるがままはもっと調和のとれた状態だと思います。
自分さえ良ければいいというのはあるがままでもないと思います。
ただのわがままです。
この感じわかりますよね。
定義というのはなく、言葉のエネルギーを感じて各々があるがままに生きられるといいですね。
EngawaYogaのサイトでもなんども紹介しておりますが、この足立幸子さんの「あるがままに生きる」はあるがままに自分を生きていくヒントが満載です。
たくさん、本を読んできましたが、ここまでシンプルに簡単にわかりやすく、そして実践しやすく書いている本はありません。
少し古い本ですが、1990年代にこういったことを社長や弁護士に言ってたのがすごい。
未だに人に進めています。
内容は軽いのですが、本当の意味で実践が大事。
結局はいかに実践するかですからね。