こんにちは。
ふと、Xでこのようなポストを見ました。
「毒親から離れればこの苦しみから解放されると思ったのに、離れた途端に苦しみが溢れ出してさらに体調が悪くなる」のは虐待育ちの半数はそうじゃないかと感じる。それまで抑えていたマンホールの蓋を押さえる必要がなくなれば、苦しみが溢れ出すのは自然なこと。回復の一歩を踏み出したのだ。
— サイコビッチ (@psycho_vich) November 26, 2025
なるほどと。
これはうつ病の人でも聞いたりします。
過酷な環境から通常の環境に戻ってこれて、これで活動的になれると思ったら全く身体が動かず、冬眠状態にようになる。
身体を癒しているのでしょうね。
ブラック企業のようなところで働いていた人が、解放されたやっとちゃんとした企業で働けると思ったら、うつ病のような症状が発生して、外に出られなくなるケースもあるのだとか。
とんでもなく疲弊しているわけですね。冬眠期間が必要。
私はここまでの大変な状況にいたことはありませんが、3年ほど前からとんでもない状況に陥っておりました。(プライベートなことも多いので詳細は差し控えます)
いろんなことが重なりストレスもかなりあったと思います。
周りからは全くそのように見えていないようでした。
実際には「疲れているよね、仕事忙しいのかな、休んだら」という声がけはありましたが、「1日ゆっくり過ごせば」「温泉でも行ってきたら」という程度のアドバイスですね。(まぁ一般的なアドバイスで通常運転ということです)
日常会話レベルでの声がけ程度で、本当にマズい状況なのは悟られていなかったようです。
ともかく人生最大と言ってもいい大変な時期でした。
そんなこんなはありましたが、今は新しい場所に引っ越しもでき、少し落ち着きました。
新しい場所へと引っ越しをして、もう少しで1年が経ちます。
原宿・表参道はとても良いエリアです。
エネルギー的にも良い場所にこれたと思っています。
そして、少しずつ回復をしてこれたと思います。
仕事が順調かというと、全く順調ではありませんが、それでも生きています。
ですが、ここで最初の話しです。冬眠期間の話しです。
やはり長年の体調不良と言いますか、持病のようなものはまだ治りきっておりません。
大きな怪我も3年ほど前にしてしまったことも合わさっているのかもしれません。
怪我に関しては、とても良い鍼灸院を教えていただき通っており、見通しが出ており順調です。
それが、上のポストを引用した理由。
自分では少しずつ回復していると思っており、体力も少しずつだけど戻ってきている。
だから、このままいけばいい感じに仕事やヨガも執筆も色々とできるようになると思っている。
でも現実は違うのかもしれないと思ったのです。
人生初のぎっくり腰をやってみたり、蕁麻疹が出たり、帯状疱疹が出たり、持病が悪化したり、親が亡くなったり、詐欺にあったりとイベントが多い。
深く傷ついたならば、治癒期間が必要
思っている以上に疲弊しており、傷ついており、治癒期間が必要なのかと。
思っている以上にというのは、頭で考えたり、今の体調を見る限りとは別レベルでということです。
人はそう簡単に回復できないこともあるということが、自分にもあるのかもしれないと思ったりしてます。
大企業の社長が起業してから走り続けていたけど、流石に休まないと身体を壊してしまうと思い休んだら、そのまま起き上がれなくなり数年間鬱状態になったとか、そんな話も聞いたことがあります。
自分に負荷のかかった生活をしている際に、人は生き延びるために、周りのストレスにいちいち反応しないで凌ぐわけですね。
いちいち反応していたら身が持たない。だから、大したことのないように振る舞う。気持ちを奮い立たせて朝起きる、夜もやり切る。
客観的に自分を見て対処することもしない。仕事の状況やプライベートな環境を客観視したら、もう今の生活はできないような状況だから、心がやられてしまうから、認識しないようにする。見ないようにするのです。
なんとか凌ぐ、通り過ぎるのを待つ。
外から見れば、一生懸命にやっているように見えるかもしれない。むしろ、ひたむきに見える人もいることでしょう。
または、普通に見えるかもしれない、場合によっては怠けているように見えるかもしれない。
それはわからない。
でも、本人はギリギリを歩いているのです。
それが、年単位で終わりが見えない状況で続くのです。
非常に疲弊しますし、どんどん壊れていきます。
壊れた心と身体で生きていく。
そして、なんとか安全で安心な場所に出ることができたとしても、やっと色んなことができると頭では思っても、心も体も治さないと動けない状態になっています。
強制的に休憩状態に
休憩なんて生やさしいものではないかもしれませんが。
ずっと押し込めていたストレスや感情は、やっと行き場を見つけます。
抑えていたものが溢れ出すのです。
長い緊張感がやっと緩んでいき、身体は回復しようと思い、倒れるように横になるのです。
回復期間が始まります。
人によっては長い回復期間です。
世間から置いていかれるような気持ちにもなるでしょうし、色んな焦りも出ることでしょう。
人間関係でも独り身のは寂しさを感じるかもしれません。
パートナーや家族がいる人は助けてもらえるかもしれないし、突き放されて絶望を感じるかもしれない。
とても深く暗い回復期間になる人もいることでしょう。
でも、この回復期間経ていくことで、死なないで良かったと思える瞬間に出会えていきます。
それは必ずきます。人は回復するのです。
ですので、色々とストレスフルな生活があった人で、やっと好きなことができると思っても「なんかやる気が湧かない」「なんだか疲れる」「外に出たくない」となっても大丈夫です。
大切な回復期間です。
あなたを取り戻す時間です。
こういう大変な人もいるかもしれないと思い綴っております。
人生全体で見れば休憩期間は短い時間です。
結果的には良いことになることでしょう。大丈夫です。
竜が休憩するような「篭る期間」となれば幸いです。


