与えるものが受け取るもの、という格言があります。
初めて聞いた時は、なるほどと直観程度ではありますが納得したものです。
確かにそんな気もすると観じました。
人生の価値を簡単にはかることはできませんが、もし価値を量るとしたらその一つとして考えた場合、与えた量(質も含めて)で量るというのはありだと思います。
与えることがその人の生き様を現す。
私は好きな考え方です。
集めたものではないところが味噌ですね。
もくじ.
人は集めたもので覚えられるのではなく、与えたもので覚えられる
アウトプットしまくるには、アウトプットの前にインプットが大事ですね。
インプットは良質なアウトプットのために必要なのだと思います。
インプットだけではダメだという意見もある通り、アウトプットが無くてのインプットは寂しい。
ただ楽しむインプットはそれはそれでいいと思います。
私もたくさん本を読みましたが、すべてをアウトプットできているわけでは当然ありません。
ほとんどが娯楽と言いますか、読んで楽しんで終わりです。
体験もそうです。
様々な体験すべてがアウトプットへと意識してされるものでもないですし、ジャーナリストでもないのですべてが意図してアウトプットへと繋がるものでもないですよね。
そういう雑多なインプットからアウトプットへと繋がっていきます。
そして、そのアウトプットで人は覚えられていきます。
人の印象でもそうですよね。
何をしてくれたか、どんなことをしているかで人を覚えますよね。
インプットは土壌のようなものです。
そこで育っていき収穫されるもので私たちは覚えられていくのです。
勉強したことは人に伝えていこう
勉強も周りにどんどん伝えていくことが大切だと思います。
先輩に奢ってもらったのを、後輩に奢っていくというように。
してもらったことは、直接でも間接でも他者でも社会でも、お返ししていく。
そういう意味でも、先人からの知恵を先へと渡していくことです。
そうでないと文化は回らないです。
私の尊敬する人に内田樹さんという方がいらっしゃいます。
その方の書籍で「日本辺境論」という有名な本がございます。
新書大賞をとった本なので読まれた方も多いかもしれません。
読んだことがない方は必ず読んでおいてください。
今までの学んできた頂き物を内田樹さんがまとめている本です。
「はじめに」もそのように書かれています。
存在しているだけで愛を与える人
存在しているだけで、人にいろんなものを与えてしまう人もいます。
その人がいるだけで元気をもらってしまう人もいますよね。
あなたの周りにも一定数いると思います。
あなたも、いるだけで何かを与えています。
何もしないでも与えています。
存在しているだけで何を与えているのです。
本当です。
何かを与えているのです。
当然いいものを与えます。
ヨガクラスで言えば、まるっきり同じ内容でも先生が異なると生徒が受け取るものは異なります。
知識やテクニカルなものは同じかもしれませんが、エネルギーや雰囲気からもらうものは全く異なります。
プロのスポーツ選手と一緒に何かの練習するのを想像するのでも分かるかと思います。
プロのスポーツ選手とは当然スキルは違いすぎるのは置いといて、それとは違うところで言葉にならない存在しているだけで色んなものをもらうと思います。
極端な例ですが、普段何気なくあっている同僚からもちゃんと色んなものをもらうのです。
世の中に投げかけたものが自分の受け取るもの
世の中に何か投げかけておりますでしょうか。
うまいこといかない人は、世の中に投げかけることをしてこなかったのかもしれません。
「与えるものが受け取るもの」という言葉があります。
与える人が受け取る人になるということですね。
これはあると思います。
あなたの周りでも人からいろんなものを頂き豊かな人は、周りへといろんなものを与えいると感じませんか。
自分が何か得たかったら、まずは与えること。
自分が与えるのが先ということですね。
お金の原理とも似ていますね。
お金は出す方が先。
先にもらおうとするとうまく入ってこない。
まずはお金を出すことから始めるとお金が入り始める。(参考記事:お金が入ってから買うのではなく、先に買うというのが正解)
というものですね。
これの循環はそのまま「人生の価値はアウトプットの量で決まっていく」ということに思います。
まずは投げかけてみること。
そこがスタートです。
終わりに:集めたものを世の中に提供する人もいます
集めるのが悪いわけではありません。
当然です。
美術館などは、社会で儲けたお金を美術品や芸術品、歴史的に残しておく価値のあるものへと投資をした人によって成り立っていたりします。
こういった集めるのはいいと思います。
私も美術館が大好きです。
神奈川県の箱根に行った際には、何かしら美術館に足を運びます。
香川県の直島も大好きです。
これらは直島で撮影したものです。
集めることが困難なものをしっかりと管理して見れるように提供してくれていることは大変に嬉しいことです。
こういった活動をされている方がいるということに深く感謝します。