仕事でも日常生活においても、継続していくことが重要ですよね。
継続することでしか成長が起こらないことが多くあります。
その継続して行っていることが、消費されるのではなく”蓄積”されるようにしないと消耗した毎日になってしまいます。
消費の毎日はきついです。
ヨガにおいてもそれは同じです。
せっかく一生懸命に練習したり、ヨガクラスに参加しても、その日だけ心地よかったりしても、明日に続かなければもったいないです。
持続して効果が出るように意識しておくといいのですよ。
ポイントは蓄積です。
僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。暇をみつけては、せっせとくまなく磨き続けること。
自分ができることに集中すると蓄積する
自分ができることというのは「簡単なこと」という意味ではありません。
「今、目の前にあること」ができることです。
目の前にないことはチャレンジできません。
チャレンジする対象がなければ、そもそもそれをやり切ることはできませんよね。
対象があれば、その難易度に関わらず「チャレンジをする」という行為だけはできますよね。
それが「できることをする」という意味です。
そのできること(目の前に与えられたこと)に集中して取り組んでいくと、知識でも体験でもノウハウでも、蓄積されていくのです。
それはなぜか。
人はできることしかできないからです。
繰り返しになってますが、そういうことです。
人は、できることしか視野に入ってきません。
人は、できないことは意識に入らないのです。
ですので、意識に入ってきて、やれるという条件が整っていることに出会っていくのです。
そしてそれをチャレンジしていくのですね。
それがやがて様々なつながりを生んでいきます。
それがヨガの実践でもあるのです。
求める世界から自然と求められる世界に移行する
わたしも実践中ですが、今起こっていること、今目の前にあることを「できること」と認識を改めて行動していくと人から求められるようになります。
わたしのヨガクラスを例にとると、生徒さんが2人だろうが30人だろうが同じように、目の前に来てくれた生徒さんに接することです。
それが与えられたことです。
それが今求められている現実です。
そこで、人数が少ないからとかで出し惜しみしていると”そういう人”になってしまいます。
そういう人というのは、「人数によって対応変える小さい人間」という意味です。
生徒さんを呼ぶことばかりに意識が向いているヨガインストラクターも「ヨガではなく生徒を呼ぶことに一生懸命な先生」になってしまいます。
日々のクラスを一生懸命にやって、皆さんへの価値を蓄積させているはずがまったく異なることを実践していることになります。
それでは、消耗していることになります。
それはお互いに残念ですよね。
むしろ、人数が少ないと生徒さんが「ラッキー、密に教えてもらえるな、あれも聞きたかったのだよな」と思ってもらえないとダメですよね。
みなさんの仕事でも生活でもあると思います。
そういったことは思い浮かびますかね。
人に求めてばかりいると、周りから人がいなくなってしまいます。
どうやったら喜んでもらえるのか、継続して蓄積されることを考えると自然と求められる世界へと移行するのだと思います。
目の前のことから、求められる世界へ(大いなる世界へ)の流れが生まれていくのですね。
求められる世界は人数とか大きさとかは関係ありません。
小さなコミュニティでも大きな施設でも、家庭でも友人関係、すべての同じ話しだと思います。
身軽な世界へ
目の前にある「できること」をやると、求める世界から脱出できるようになります。
求める世界は辛く苦しいものです。
誰かに悪い意味での依存をしていく生活だからです。
欲が強く出ている状態です。
欲しい欲しい、もっともっとと思って生活している状態ですね。
欲しいものというのは「今無いもの」ですよね。
無いのだから欲しいわけです。
欲しい現実にフォーカスが当たっているということは、常に無いものに意識が向いているのです。
常に欲しいものが無いのですから、それは苦しいと思います。
「できること」へと意識を向けていくと、その欲しい現実から、すでにある現実へと意識が向いていき、求める世界から脱却していきます。
脱却後においても、さらに「今できること」をやっていると、人から喜ばれて求められる世界へと移行していくのです。
求める世界から、求められる世界になると、心が軽くなっていきます。
求め続ける時に持っていた常時ある苦しみから解放されますからね、それは楽になりますよね。
そうすると、さらに今に集中できるようになり好循環が生まれて、さらに身軽に気楽に行動するというサイクルが生まれていくのです。
わたしはまだまだ未熟ですが、このできることを一生懸命にやっていくというサイクルに乗ることで、円熟した人へとなっていくのだと思っています。
終わりに:
わたし自信、円熟の世界へはまだまだでございますが、このサイクルを回せるように日々三省でございます。
みなさんも、目の前のできることにフォーカスして、円を回してみてください。
動きがあるところにエネルギーが生じます。
できることは今あることだけです。
今目の前にある現実を受け入れて行動していくことです。
ほんの些細なことしか私たちは磨くことができません。
一緒に、求める世界から求められる世界へと行きましょう。
参考記事:すべてがあなたにちょうどいい