「ちゃんとやる」ということをやめると「ちゃんと」なっていく

行動力

ちゃんとやろう呪縛というのが私にはありました。

過去形で書きましたが、今でも少し残っています。

私はどうしても、ちゃんとやろうと思ってしまいます。

でもこの「ちゃんと」が曲者です。

ちゃんとしようと思えば思うほどに、ちゃんとならないし、成果も結果もでない。

ちゃんとしようと思えば思うほどに、空回りをしてしまう。

ちゃんとやろうとするから「ちゃんと」ならないというパラドックスにハマっているのです。

どうでしょうか。

ちゃんとしようと思っているができない、うまくいかない、そういうことはいろんなところで起こっています。

 

ちゃんとが自分を縛っていた

ちゃんとしようが自分を縛っていました。

ちゃんとしようと思うということ自体が「ちゃんとできていない」ことの証明です。

ちゃんとしようと思うからちゃんとできない。

ではどうするか。

簡単です。

だからちゃんとしようと思わないこと。

ここがポイントです。

「ちゃんとしようとしない」ということです。

だらしなくするのかというと、そうではないですね。

だらしなくしようと思ってしまうのも、変です。

それが目的ではないですし。

ではどうするか。

最善を尽くすのです。

あくまでも最善を尽くすことに徹するのですね。

ちゃんとが自分を縛ります。

ちゃんとが自分を拘束します。

ちゃんとが自分の可能性を閉ざします。

だから、「ちゃんと」というのをやめる。

今目の前にあることに最善を尽くしていく。

これです。

 

集中することと「ちゃんと」することを分ける

ちゃんとしなくなると集中しなくなるのではないかと思う人もいるかもしれません。

集中と「ちゃんとしない」は同時に成り立ちます。

「ちゃんとしよう」と思っていること自体集中できていませんよね。

自分の気持ちに意識が向いてしまっています。

集中しようとしている事象から意識が離れています。

「ちゃんとしよう」は集中もできていません。

だから「ちゃんとしよう」と思うし、結果としてちゃんとはならないわけです。

集中する時は、その事象に集中すること。

先ほど書いた、最善を尽くすということがヒントになっていると観じます。

最善を尽くそうとすれば、その事象に対して何かをしようとします。

今できる範囲でのやれることをするわけです。

環境や周りからの評価などを気にすることなく、集中しているわけです。

これが最善を尽くすことですし、結果として集中していることになるわけです。

最善を尽くしていれば成果も結果も出てきます。

 

苦しいならそれは何かがおかしい

ちゃんとしようと思ってやっていても、何か苦しいこともあります。

苦しかったら疑った方がいいです。

変なことをしていないか疑った方がいいです。

「苦しい」は「おかしい」と思った方がいいです。

大変とは異なりますよ。

大変な時期というのはありますからね、仕事が忙しいとか、大きな課題があるとか、病気になってしまったとか、これらは苦しいのではなく大変なことです。

大変というのは大きく変わると書きます。

大変な時期というのは大きく変わる時期です。

苦しいというのは、そのまま苦しいのです。

要するに嫌なことをしているということです。

嫌なことをしているのは苦しいのです。

嫌なことをするために生まれてきていないので、苦しい時は何かおかしいと思った方がいいわけです。

自分の投げかけているものがおかしいのかもしれません。

与えたものが受け取るものですからね(参考記事:頼まれごとで人生は回っていく、ヨガインストラクターも一緒

苦しいの”苦”というのは、仏教の用語で「思い通りにならないこと」という意味だそうです。

苦しいときは、世界を思い通りに動かそうと強く思っている状態ですね。

苦しみが強い時というのは、自分の中で思い通りにしようと思っていることが多すぎるのかもしれません。

あれも欲しい、これも欲しい、あれも叶って欲しい、これもうまくいって欲しい、と欲が大きいのかもしれません。

欲を全部捨てるのは難しいので、不要なものを整理されてみるのもいいと思います。

欲が減れば思い通りにならないことが減っていきますからね、苦しみから遠ざかっていきます。

苦しい時は何かがおかしいと思って、自分の欲していることを探ってみると面白いかもしれません。

そして、それらを捨てていくと苦しみから少しずつ解放されていきます。

 

丁寧に最善を尽くしていけば、結果としてちゃんとなる

「ちゃんと呪縛」から離れる結論としては、欲を減らしながら目の前のことに最善を尽くすこと。

これに尽きます。

最善を尽くしていますでしょうか。

最善を尽くすことを「ちゃんとやろう」なんて思わないでくださいね。

あくまでも、目の前に起こっていることに対して淡々と最善を尽くしていくことです。

淡々とというのもポイントです。

淡々とできれば、「ちゃんと」という気持ちも薄まりますし、集中して取り組むこともできますので成果も出やすいでしょう。

そして、欲張りすぎないこと。

多くのものを求めるのではなく、どうせなら一点集中で求めるといいと思います。

その方が苦しみも少ない。

苦しみが強いときはやたらと欲しがっている時かもしれません。

そこも自分の中を観じてみましょう。

欲をコントロールして、目の前のことに最善を尽くしていければ、「ちゃんと呪縛」からも離れられて豊かな世界が展開されていくことでしょう。

世界が「ちゃんと」なっていきます。

 

終わりに:物に思いが乗る

物にも人の思いというのが乗っかると思っています。

大切にしているものは物持ちもいいです。

邪険に扱うと、そのものも壊れやすくなると観じます。

そんなことはありませんかね。

いかがでしょうか。

物を大切にするとその物からも大切にされる気もします。

例えば、道具を大切にしていると道具に助けてもらえるとか。

そういったことがあると思います。

物にも思いが乗ります。

物も大切にしていこうと思いました。

 


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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、BTY、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。