ヨガのプラクティスをする際にスペースを広くとりたいですよね。
狭い場所で練習すると窮屈に感じたりして、やりにくいこともあります。
実際、旅行先のホテルでヨガを練習していた時に、身体をぶつけてしまったこともあります。
ですが、スペースを狭く絞り込むと成長しやすいこともあるのです。
集中力が高まる
狭いスペースでは、目に入るモノが少なくなります。少ないということはそれだけ情報が少なくシンプルであるということです。
そういったスペースでは、集中力が高まります。
狭いところというのは余計な物が少ないため、注意が散漫することが少なく集中力が高まっていきます。
狭いスペースは集中向きということです。
スペースだけでなく、モノも少なくしてみるとさらに集中力が高まるでしょう。
技術の精度が上がる
精度は制限があると高まるのです。制限は創造性を高めます。
自由の方が技術力は高まりそうですが、実際は制限された空間の方がスキルは磨かれます。
野球でもいきなり自由に練習しません。(わたしが野球部出身なのでいきなり野球の例えになりました)
制限された練習をするのです。守備の練習でも決まった型を何度もやったり、ある設定だけで練習し続けたりします。
また、サッカーでも4対1でボールの取り合いをしたりしますよね。その時にワンタッチにするというさらなる制限を入れることもあります。
あらゆるスポーツで制限を取り入れた練習があります。
ヨガにおいても、自ら敢えて制限を加えることで技術力を高めることができるのです。
判断するスピードが上がる
モノが少ないということは選択肢の数が減るということです。
減るということはそれだけ、選ぶのが容易になります。
選ぶ数が増えると人は購入を控えるという研究結果もあるぐらいですから、スペースを狭くして、集中できる場所を作ることで判断するスピードも上がっていきます。
スピードを上げようと思って上がるというよりも、自然と上がるという感じです。
環境を整えることの凄さは、その環境さえあれば「努力するという意識が無くなる」ことになります。
空間に力が宿る
狭いスペースは、その名の通り空間が狭いです。
狭い分、圧が高まりやすいです。高い圧こそがエネルギーを高めます。
心の中もそうです。気持ちの強い人は、それだけ心の圧が高く行動に力が宿りますよね。
それと一緒で、空間も圧が高まることで、空間自体に一種のエネルギーが宿るのだと思います。
圧の高まった空間にいることで、その場にいる人の圧も高まっていき、その人の圧がまた空間へエネルギーを注ぐのです。
このような好循環が生まれていきます。
終わりに
スペースを作るということは、創造的なことです。クリエイティブそのものです。
人は創造することで生きてきました。影響力の強さは関係なく、人は日々創造しています。
是非、空間の創造も意識にいれてみてください。居心地の良い空間ができるととても嬉しいものですよ。
狭い空間の密度を高めて、さらにクリエイティブな環境を楽しんでみてください。