こんにちは。
ENGAWA STUDIOでインサイトマップ講座を担当している尼田です。
これまでインサイトマップについて、合計8回のコラムを書かせていただきました。
インサイトマップを使って、自分をどこまで加速させることが出来るか?自分を被験者、実験台にしてコラムを書いています。
今日は番外編として、インサイトマップを行うにあたって必要不可欠である「エネカラー」について書いてみたいと思います。
「エネカラー」とは、人の感情、エネルギー特性を「赤」「青」「緑」「黄」と4つに分類した自己理解ツール、自分を理解するだけでなく、まわりの人を理解する、他者理解にも役立ちます。
またチームや組織の共通言語とすることで、コミュニケーションツールとしてもたいへん有効です。
インサイトマップでは、この「エネカラー」を使って、自分の中で湧き上っている感情を知る、感情を知ることから自分の望みや恐れを知る、自分をより理解することに役立てています。
赤色(結果を重視する人)
「エネカラー」でいう「赤」はどんな特徴かというと、「結果を重視する傾向が強い人」はこちらの「赤」に分類されます。
キーワードでいうと、心がオープン、開いている時は「情熱」や「根性」、逆に心がクローズ、閉じている時は「執着」や「憤怒」、怒りの感情、エネルギーがあげられます。
情熱的な人、気合と根性タイプ、怒りの感情が強い人はこちらのタイプに分類されます。
有名人というと、松岡修造さんやアニマル浜口さんが「赤」に分類されるかな?と思っています。
あとイメージとして湧いてくるのは、昭和時代の「体育会の部活」や「会社組織」は、「赤」の感情、エネルギーが強かったなと。
青色(知識を重視する人)
結果を重視する傾向が強い「赤」に対して「エネカラー」の「青」は「知識を重視する傾向が強い人」がこちらに分類されます。
心が開いている時、ポジティブな時は、「探求」や「冷静」、反対に心が閉じている時、ネガティブな時は「固執」や「批判」がキーワードとしてあげられます。
「知りたい」「究めたい」などの探求心が強い人、いつも冷静沈着なタイプの人、ついつい周りを批判してしまう人はこちらに分類されます。
有名人でいうと、メジャーリーグで活躍していたイチローや将棋の藤井7段、古い時代でいうと元プロ野球監督の野村監督がこちらに当てはまるような気がします。
職業でいうとSEの人や研究者の方はこのタイプの方が多そうな印象です。
緑色(人間関係を重視する人)
次に、エネカラーの「緑」ですが、人間関係を重視する人がこちらに分類されます。
キーワードでいうと心がオープンな時は「愛情」や「配慮」、逆にクローズ、閉じている時は「依存」や「不安」があげられます。
愛情あふれる人、いつもまわりに気配り、目配りしている人、自分よりもまわりを優先する人、個よりもチーム、全体を意識する傾向のある人はこちらに分類されます。
ちなみに私はこの「緑」が一番強いです。
私の場合は「不安」がとても強く、不安エネルギーを起点にいろんな行動や発言となっている気がします。
まわりに嫌われたくない、攻撃されたくないから、まわりの人にいろいろ気配り(配慮)して自分を守る、不安を回避し安心の環境を整えることにエネルギーを使っている。
そんなシステムになっている気がします。
ある意味、まわりの感情や空気、エネルギーをキャッチしやすい、感じやすい資質があるんだろうなあと思っています。
無茶苦茶ネガティブやな、と思う一方で、今やっているカウンセリングやコーチングでは、相手の気持ちをキャッチできる、共感しやすい、話す人には話やすいともいえる。
この資質が十二分に活かされているような気がします。
話が少し反れちゃいましたね、話を戻します。
エネカラーの「緑」は、人で言うと「母性」が強い人、自分よりも相手を優先しがちなタイプの人はこちらのタイプと言えます。
職種ではポスピタリティーが必要とされる職種、例えば保育士や看護師、介護士などの福祉関係や接客業の仕事が浮かんできます。
黄色(経験を重視する人)
最後にエネカラーの「黄」は、「経験を重視する人」はこちらに分類されます。
キーワードは「楽天」や「気楽」、「中毒」や「怠惰」があげられます。
楽天的な人、気楽な人、ついつい何か、例えば「ゲーム」だったり「食べ物」にだったりにはまってしまう人や、意にそぐわないと「めんどくさい~」「やる気ない~」となってしまう傾向のある人ははこちらのタイプになります。
お笑い芸人に多そうなイメージがありますね、あとバックパッカーを経験したことのある人は、こちらのタイプが多そうな印象です。
インサイトマップでの活用方法
これまでエネカラーそれぞれの特徴を説明してきました。
では実際にインサイトマップでは、どのように使われているか?
インサイトマップは「葛藤していること」「迷って決められないこと」をテーマに①「する」か「しないか」もしくは②「A」にするか「B」にするかの2つのいずれかのパターンをテーマとして扱っていきます。
そして、そのいずれかを選択する先に起こってくる、陰陽さまざまな16通りの4コマストーリー、未来予想図を書き出していくことをします。
その未来予想図を書いていくと、いろんな感情が湧き上がってきます。
その湧き上がった感情にフォーカスしてもらう為に、エネカラーを活用いたします。
今感じているこの気持ち、感情は「怒り」なのか、「冷静」に俯瞰している状態なのか、はたまた「愛情」もしくは「気楽」「楽しい」って感じなのかを確認、特定していきます。
そうすることで自分の感情に気が付くことができ、深く感情を味わうことで、身体に何かしらの感覚が発生してきます。
「腹の底から力が溢れてくる」「胸のあたりがじわ~っとしてくる」「心が躍る、胸が弾む感じがする」とか「腹が煮えくり返る感じがする」「胸が締め付けられる」「頭が重い」などなど・・・
感覚にフォーカスし、感覚を味わうことができると、そこから新たな気づき、これまで気が付かなかったより深い、潜在的な自分自身の「望み」や「恐れ」、自分の中に築かれている独自のパターンなんかに気が付けるようになります。
インサイトマップでは、「エネカラー」を活用することで、これまで意識していなかった潜在意識に気づき、自分自身を理解した上で、「どうしたいか」「どうすると良さそうか」を自分自身に問い直し、本当の望み、成し得たい状態を明らかにしたうえで、そのために必要な、いますぐできる行動レベルまで落とし込んでいくことが出来ます。
「エネカラーって面白い」「興味ある」という方、エネカラーは無料診断アプリがあります。
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まとめ
今回はインサイトマップ番外編として、インサイトマップを行う上で必須となる、「エネカラー」について書いてきました。
エネカラーを活用すると、自分の感情に気が付き、より深い、潜在領域にある望みや恐れに気が付くことができます。
自分の中で起こっている、さまざまな感情に気が付くことで、自分の中で構築されている独自のシステム、仕組みなどが理解できるようになります。
エネカラーについては、また別の機会でお伝え出来ればと思っています。
次回からは、また新しいテーマでインサイトマップを使って、ひも解いていきたいと思っています。