この世は「幻想(マーヤ)」? 苦しみから抜け出す、ちょっと変わった癒しのヒント

古典的哲学

なんだか毎日、生きづらいな…と感じること、ありませんか?

頑張っても報われない気がしたり、周りの人がキラキラして見えたり。もしかしたら、それはあなたが「マーヤ」という霧の中に迷い込んでいるサインかもしれません。

「マーヤ」って、なんだか難しそうな言葉ですよね。実はこれ、古代インドの哲学で使われる言葉で、ざっくり言うと「この世は幻想だよ」っていう、ちょっと衝撃的な考え方なんです。

マーヤという幻想をどうにかこうにかしようとしていると、苦しくなっていくようなのです。

 

え、この世界が幻想…? マーヤって一体なに?

「え?目の前にあるスマホも、今飲んでるコーヒーも、全部幻想なの?」って思いますよね。もちろん、目の前のものが消えちゃうわけではありません。

幻想なだけです。

ここで言う「幻想(マーヤ)」は、私たちが「現実だ!」って信じている世界は、実はちょっとぼやけてて、真実をそのまま映し出してないってことなんです。

まるで、映画のスクリーンに映し出された映像みたい、と言ったら分かりやすいでしょうか。

映画の映像は、光と影のトリックで、あたかもそこに現実があるかのように見えますよね。でも、スクリーン自体はただの白い布です。マーヤも同じように、私たちが五感で感じている世界は、表面的な現象に過ぎず、その奥にある真実を覆い隠しているベールのようなものだと考えられています。

そのようにインド哲学では考えますし、他の東洋思想でも似たようなことが書かれていることでしょう。

 

なんで「幻想」なの? マーヤが教えてくれること

じゃあ、なんでわざわざ「幻想」なんて言うんでしょう? それは、マーヤの考え方が、私たちの苦しみの根本原因を教えてくれるからなんです。

私たちは、マーヤが作り出す「幻想の世界」を現実そのものだと信じて生きています。

  • 「自分は〇〇会社の社員だ」

  • 「私は〇〇さんのパートナーだ」

  • 「自分は〇〇な性格だ」

こういった肩書き役割自分のイメージに強く執着してしまいます。でも、これらは全て、一時的なもの変化していくものですよね。会社を辞めるかもしれないし、パートナーとの関係が変わるかもしれないし、性格だって成長と共に変化します。

マーヤに囚われていると、変化していくもの永遠の価値を見出そうとして、執着してしまいます。そして、その執着が、苦しみを生み出す原因になります。

例えば、会社での肩書きに執着していると、リストラされたり、部署が変わったりするだけで、自分の価値がなくなったように感じてしまうかもしれません。パートナーとの関係に執着していると、相手の気持ちが少しでも離れたように感じると、不安でたまらなくなるかもしれません。

マーヤは、私たちにこう問いかけます。

「本当に大切なものは、そんな表面的なものじゃないんじゃない?」

ですが、これはマーヤの中のマーヤです。

ただの虚構でありラベルです。学歴詐称する人は自分に貼られているラベルを変えるだけでその人が得するからです。インスタグラムなどでアピールするのも全く同じ構造です。

 

根本の癒しは「剥がす」ことにある? マーヤからの解放

ヨーガや瞑想などの実践では、このマーヤのベールを剥がしていくことが、根本的な癒しにつながると考えられています。

「剥がす」って聞くと、なんだか痛そうに聞こえるかもしれませんね。でも、ここで言う「剥がす」は、幻想に気づき、そこから自由になるという意味です。

マーヤのベールを剥がすと、何が見えてくるのでしょうか?

それは、変化しない、普遍的な真実の世界です。

  • 肩書き役割を超えた、ありのままの自分

  • 一時的な感情を超えた、静かで穏やかな心の状態

  • 分離対立を超えた、全てが繋がっている一体感

こういった、真実の自己世界のあり方に気づくことが、癒しです。

そして、真の癒しは現実が仮想である、マーヤであると捉えられることだと考えられています。

 

どうやってマーヤを剥がすの? 日常生活でできること

「マーヤを剥がすって言われても、具体的に何をすればいいの?」と思いますよね。

日常生活の中で、マーヤを剥がすためのヒントはたくさんあります。

  • 瞑想やマインドフルネス: 瞑想などを通して、自分の思考や感情を客観的に観察する練習をしてみましょう。「あ、今、自分は不安を感じてるな」「また過去の嫌なことを思い出してるな」と、ただ気づくだけで良いんです。思考や感情に同一化せず、客観的に眺めることで、それらが一時的な現象に過ぎないことに気づきやすくなります。

  • 自然に触れる: 自然の中に身を置くと、人工的なもの社会的な役割から離れ、もっと大きな流れの中に自分が存在していることを感じられます。木々や草花、空や海を眺めていると、ちっぽけな自分の悩みが、なんだか大したことないように思えてくるかもしれません。

  • ヨーガやボディワーク: ヨーガやボディワークを通して、身体感覚に意識を向けることで、頭でっかちになりがちな思考の偏りを修正し、今ここに意識を戻すことができます。身体の心地よさ呼吸に集中することで、思考感情の波から離れ、静かな心の状態を体験できます。

  • 感謝の気持ちを持つ: 日常の中で、当たり前だと思っていることの中に、感謝できることを見つけてみましょう。食事、住む場所、健康、家族、友人… 感謝の気持ちを持つことで、欠乏感不満から解放され、今あるものの豊かさに気づくことができます。

ただの幻想であることに気づくだけですね。

 

焦らず、ゆっくりと。マーヤの霧を晴らしていく

マーヤの霧は、長年の習慣によって深く立ち込めているので、すぐに晴れるわけではありません。焦らず、ゆっくりと根気強く、マーヤを剥がすための実践を続けていくことが大切です。

大切なのは、「この世は幻想かもしれない」ということを頭の片隅に置いておくこと。そして、自分の内側に、変化しない、普遍的なものがあることを信じることです。

マーヤの霧が晴れた時、あなたはきっと、今までとは違う世界を見ることができるでしょう。それは、恐れ不安に満ちた世界ではなく、安心平和、そしてに満ちた世界なのかもしれません。

生きづらさを感じているあなたへ。もしかしたら、マーヤという考え方が、新しい視点を与えてくれるかもしれません。少し立ち止まって、自分の内側に問いかけてみてください。

「本当に大切なものは、どこにあるんだろう?」

その答えは、きっとあなた自身の内側に、そして幻想のベールを剥がした先に、見つかるはずです。

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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、ENQAN(ヨガ)、JIQAN(内観)、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。