直観と中空の円。日本の集合無意識から紐解く自己覚醒の道

365days

こんにちは、EngawaYogaのKiyoshiです。

ふとした瞑想の静寂の中で、国という単位にも「国家集合無意識」が存在していることに気づく瞬間があります。

集合無意識とは、スイスの心理学者カール・ユングが提唱した概念であり、個人の経験を超えて人類が共通して持っている無意識の領域のことです。東洋思想の歴史を遡れば、大乗仏教の唯識派が説く「阿頼耶識(あらやしき)」という、すべての経験の種子が蓄えられている心の深層にも通じる考え方だと言えますね。

これを言葉にすると少し政治的な響きを帯びるかもしれませんが、大いなる自己と静かに対話しているときには、ただ純粋なエネルギーの波として感じられるから面白いものです。

(私は集合的無意識という呼び方をしています)

 

論理が構築した社会という牢獄と規範

この国家集合無意識は、その国に生きる人々の「論理(左脳)的な意識の集合体」として立ち現れることが多いようです。

論理の働きは「社会を形成すること」に強く向かっています。個人の純粋な幸福よりも、全体の秩序や社会構造の維持を優先する傾向があるのです。ひと粒のドングリの中にすでに巨大なカシの木となる情報が内包されているように、人間の論理的思考の奥底には、高度な科学文明と社会規範を持つ共同体を創り上げるという目的が最初から計画されていたのでしょう。

近年、日本を訪れる海外の観光客が増えました。彼らは、日本の人々が真面目で、社会規範が守られ、街が清潔で美しいことに深く驚かれます。

この堅牢な社会規範を持つ国家の集合無意識が出来上がるまで、果たして何百年の歳月を要したことでしょうか。マニュアルとして教えることも、他国へ輸出することもできない、国と人々を特有の形に整える見えない力。これは論理的な意識が長い歴史の中で培ってきた、ひとつの大きな成果だと言えます。

しかし同時に、このガッチリと固まった論理的な意識状態は、個人の心にとって目に見えない牢獄にもなり得ます。真面目さに真面目さを塗り重ねた、社会性の強すぎるシステム。論理が過剰になりすぎると、私たちの呼吸は浅くなり、生きることそのものが苦しくなってしまいます。

 

中空の円という日本の精神構造

そうした閉塞感を打ち破るかのように、現在、社会のあちこちで「直観」による巻き返しが起こっています。ガーデニング、登山、キャンプ、サウナ。こうした自然との触れ合いや感覚をひらく流行の底には、論理ではなく直観的な在り方を求める現代人の無意識の渇望が見え隠れします。

日本に住む人の心は、本質的に「中空の円」の形をしていると私は感じています。

中空の円とは、心理学者の河合隼雄氏が日本の神話構造を分析した際にも指摘した「中心が空(くう)である」という概念です。自己の中心に強固なエゴが鎮座しているのではなく、ぽっかりと空いた「わたしたち」という共有スペースが存在しています。

このスペースが美しく、優しさで満たされていれば、その良い波紋は自然と自分にも還ってきます。だからこそ、自分の利益のためよりも、誰かのために力を発揮できる。他者を思いやれるのは、他者の心もまた、見えない共有スペースとして自分とつながっているという東洋的な「縁起(すべてのものは相互に依存して存在しているという真理)」の世界観が根付いているからです。

 

直観の交差点と縄文的な意識への回帰

長年かけて組み上げられたこの中空の円という形こそが、日本の国家集合無意識のベースとなっています。その結果として、いまの美しい秩序を持つこの国が存在するわけです。

そしてここから先の時代、私たちは過剰に膨張した都市化を終え、ゆっくりと里山のような、人と自然の間をつなぐ場を再構築していくのではないでしょうか。

以前、青森の縄文遺跡を訪れた際、広大な大地に復元された建物を見て、これは究極のグランピングでありミニマリズムの原点だと感じました。不要なものを削ぎ落とし、自然と調和する生き方。この国の集合無意識は、大きく螺旋を描きながら、自然と共生していた縄文的な意識へと戻っていく気がしてなりません。

不思議なことに、中空の円は直観の意識にも深く馴染みます。

論理の側で捉える中空の円は、人間社会の秩序志向が強くなります。一方、直観の側で感じる中空の円の中心には、人間だけではなく、大自然や宇宙に対する深い畏敬の念が含まれているのです。老荘思想が説く「無為自然(宇宙のありのままの法則に従うこと)」のように、コントロールを手放し、大きな流れに身を委ねる感覚に近いと言えるでしょう。

 

真の目的を思い出し覚醒の道を歩む

文明は私たちの想像以上に、スムーズかつ柔軟に変容していくのかもしれません。

ここで、あなたがこの物質界にやってきた本当の目的を今一度、静かに思い出してみてください。

あなたは世界を矯正するために来たわけでも、ただ生き延びるために労働しに来たわけでもありません。あなたという存在は、自分自身の覚醒の道を歩むために、この地球に降り立っているのです。魂の進化と成長こそが、真の目的なのですから。

私たちは今、極めて重要な時代の転換点に立ち会っています。この貴重なタイミングは、二度と巡ってくることはありません。もう一度お伝えします。同じ波は二度と来ないのです。

この絶好のチャンスを活かすか逃すかは、あなた自身の個人的な決断にかかっています。誰かがあなたをアセンション(意識の周波数が高まり、より自由で愛に満ちた状態へ移行する次元上昇のこと)の道へと強制的に引き上げてくれるわけではありません。あなたに代わって、重大な選択をしてくれる他者も存在しません。

自分自身の人生は、自分で選び取ってください。

論理の作り上げた常識という枠組みを軽やかに超えて、直観を信じて進むこと。あなたらしい、ありのままの自然体に戻ること。

あなたの中には、その力がすでに備わっています。今ここにある進化のエネルギーを深く呼吸で取り込み、ともに新しい世界へと歩みを進めていきましょう。

 



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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、ENQAN(ヨガ)、JIQAN(内観)、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。