ヴェーダ期説 (紀元前1500年頃~):ヨガの起源について

ヨガ外論・歴史

 

ヨガの叡智が花開く:ヴェーダの詠唱が響く、古代インドの精神世界へ

現代社会に生きる私たちにとって、ヨガは、心身の健康を促進する実践法として、広く受け入れられています。しかし、その起源を辿ると、ヨガは単なる健康法を超えた、深遠な哲学体系と精神文化に深く根ざしていることが分かります。

ヨガの起源を探る旅は、私たちを、今から約3500年前の古代インド、ヴェーダの時代に導きます。「ヴェーダ」とは、サンスクリット語で「知識」「知恵」を意味し、古代インドの聖典群を指します。

ヴェーダには、神々への賛歌、儀式の方法、宇宙の真理などが、詩や歌の形で記されています。そして、その中には、後のヨガの発展に大きな影響を与えたと考えられる、心身の鍛錬や精神的な探求に関する記述が数多く見られるのです。

 

1. プラーナーヤーマ:生命エネルギーをコントロールする呼吸の科学

ヴェーダの時代の人々は、呼吸と生命エネルギー(プラーナ)の密接な関係性に着目していました。プラーナは、宇宙に満ち溢れる根源的なエネルギーであり、生命エネルギーとも言われ私たちが生きていくための活力源です。

ヴェーダには、プラーナを制御し、心身に調和をもたらすための、様々な呼吸法(プラーナーヤーマ)が説かれています。例えば、吸う息、止める息、吐く息の長さを調整することで、心の状態を変化させたり、身体のエネルギーバランスを整えたりすることができます。

これらの呼吸法は、現代のヨガにおいても、重要な実践方法として受け継がれています。

 

2. 瞑想:心の波を静め、内なる宇宙へと向かう

ヴェーダの時代の人々は、外側の世界だけでなく、内なる世界にも、広大な宇宙が広がっていることを知っていました。そして、その内なる宇宙を探求するために、瞑想が実践されていました。

瞑想とは、静かに座り、心の動きを静め、雑念を払い、深い意識状態へと至るためのテクニックです。ヴェーダでは、瞑想を通して、自己の本質を悟り、宇宙の真理と一体となることが、人間の究極の目的であると説かれています。

 

3. タパス:苦行を通して精神を鍛錬する

ヴェーダの時代には、「タパス」と呼ばれる、苦行や禁欲を通して精神を鍛錬する修行が重視されていました。厳しい修行を通して、欲望や執着を手放し、精神力を高め、魂を浄化することで、より高次な意識状態へと到達できると考えられていました。

現代のヨガでは、必ずしも厳しい苦行が求められるわけではありませんが、自分自身の限界に挑戦し、快適ゾーンから一歩踏み出すことで、心身の成長を促すという考え方は、このタパスの精神に通じるものがあります。

タパスもやり過ぎることによる弊害が生まれたりもしていました。

ヴェーダの時代の人々は、ヨガの実践を通して、心身の健康を促進するだけでなく、自己を超えた、より大きな存在との一体感を体験し、宇宙の真理に触れようとしていました。それは、現代社会においても色褪せることのない、私たち人間にとっての普遍的なテーマと言えるでしょう。

ヨガマットの上で深呼吸をする時、私たちは、ヴェーダの時代から脈々と受け継がれてきた、古代の叡智と繋がっているのかもしれません。

 

あとがき

ヴェーダ哲学では、欲望や執着を手放し、精神力を高めることで、より高次な意識へと到達できると考えられていました。現代のヨガにおいても、厳しい苦行は推奨されていませんが、心地よさだけを求めるのではなく、時に困難なポーズや鍛錬に挑戦することで、心身の成長を促すという考え方は、さまざまなスタジオで受け継がれています。

ヴェーダ哲学は、ヨガが単なる健康法ではなく、心身の調和と精神的な成長を通して、宇宙との一体感を体験するための、深遠な哲学体系であることを示しています。現代社会を生きる私たちにとっても、ヴェーダの叡智は、より豊かで意味深い人生を送るための指針を与えてくれるのではないでしょうか。

 



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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、ENQAN(ヨガ)、JIQAN(内観)、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。