運気が上がる「シャウチャ(清浄)」実践編。人間関係と「言葉」のデトックスで、人生のステージを変える

自己啓発

前回、私たちは運気を底上げするための「シャウチャ(清浄)」の基本についてお話ししました。
空間を磨き、身体を整え、心のノイズを減らすこと。
それが、自分本来の輝きを取り戻すための第一歩でした。

今日は、さらに一歩踏み込んで、私たちの人生に最も大きな影響を与える「人間関係」と「言葉(言霊)」のシャウチャについて、深く掘り下げていきたいと思います。

現代社会において、多くの悩みは対人関係から生まれます。
「あの人の言葉が気になって眠れない」
「付き合いで断れない飲み会が辛い」
「SNSでのマウンティングに疲れた」

これらはすべて、エネルギーの「濁り」です。
ヨガ的な視点で人間関係とコミュニケーションを浄化することは、単にストレスを減らすだけでなく、あなたの人生のステージ(住む世界)をガラリと変えてしまうほどの力を持っています。

 

人間関係のシャウチャ:「縁」の断捨離

「断捨離」と聞くと、多くの人はモノを捨てることをイメージします。
しかし、運気を大きく左右するのは、実は「誰と時間を過ごすか」です。

ヨガには「サンガ(Sangha=集まり、共同体)」という言葉があります。
仏教でいう「僧伽」ですが、広い意味では「志を同じくする仲間」や「自分を取り巻くコミュニティ」を指します。
あなたは今、どんなサンガに身を置いていますか?

エネルギーの漏電を防ぐ
会った後にどっと疲れる人、いつも愚痴ばかり言っている人、あなたの夢を「どうせ無理だよ」と否定する人(ドリームキラー)。
もしあなたの周りにそんな人がいるなら、それはあなたのエネルギーが漏電しているサインかもしれません。
冷たい言い方に聞こえるかもしれませんが、シャウチャの視点では、「波長が合わなくなった縁」を無理に繋ぎ止めておくことは、お互いにとっての不浄となります。

縁を切る、というと大げさですが、「距離を置く」「会う頻度を減らす」ことは、自分を守るための立派なアヒムサ(非暴力)です。
濁った水に一滴の清水を垂らしても水は濁ったままですが、濁った水を捨てて新しい器を用意すれば、そこには清らかな水が満ちます。
人間関係のスペースを空けることで、今のあなたの波動に合った、新しい素敵な出会いが入ってくるのです。

「依存」と「執着」の汚れを落とす
逆に、自分自身が誰かに依存したり、「この人がいないと私はダメだ」と執着したりすることも、心のシャウチャを妨げます。
それは相手を「モノ」として所有しようとする行為だからです。
健全な人間関係とは、お互いが自立した「個」として立ち、風通しの良い距離感で支え合うこと。
ベタベタとした癒着ではなく、サラサラとした敬意のある関係を目指しましょう。

 

言葉のシャウチャ:「ヴァック(語)」の浄化

次に、私たちが日々発している「言葉」についてです。
ヨガ哲学やインド哲学では、言葉(ヴァック)は単なる伝達ツールではなく、現実を創造する強力なエネルギーだと考えられています。
日本でも「言霊(ことだま)」と言いますよね。

口は「災いの元」であり「幸運の入り口」
口は、エネルギーの出入り口です。
食べ物(物質的エネルギー)が入る場所であり、言葉(精神的エネルギー)が出る場所です。
この入り口と出口が汚れていると、運気は劇的に下がります。

悪口、陰口、ゴシップ:
これらは最も波動の低い「言葉の排泄物」です。言った瞬間、一番近くで聞いているのは自分の耳であり、その毒素を浴びるのは自分の脳です。他人の不幸を語ることで得られる一時的な快感は、魂を腐らせる甘い毒です。
「でも」「だって」「どうせ」:
これらは未来の可能性を閉ざす「呪いの言葉」です。否定的な言葉は、否定的な現実を引き寄せます。

「サティア(真実)」と「プリヤ(愛)」
ヨガのヤマ(禁戒)には「サティア(正直)」という教えがあります。
嘘をつかないことはシャウチャの基本です。嘘は心に後ろめたさという汚れを残すからです。
しかし、正直であれば何を言ってもいいわけではありません。
「あいつはバカだ」というのが正直な感想だったとしても、それを口にすることはシャウチャではありません。

ここで大切なのが、「プリヤ(愛のある、心地よい)」言葉かどうかというフィルターです。
「それは真実か?」「それは有益か?」「それは親切か?」
言葉を発する前に、この3つの門番を通す習慣をつけてみてください。

「ありがとう」「おかげさまで」「素晴らしいですね」
こうした光のある言葉(サットヴァな言葉)を意識的に使うことは、自分の周囲の空間を浄化し、結界を張るような効果があります。
美しい言葉を使う人は、美しいオーラを纏うようになります。

 

デジタル・コミュニケーションのシャウチャ

現代特有の問題として、SNSやメールでの言葉遣いも見逃せません。
顔が見えない分、私たちはつい言葉が粗雑になりがちです。

即レスの呪縛から離れる:
常に「返信しなきゃ」と焦っている状態は、心がざわついています。返信を少し遅らせてでも、心を整えてから丁寧に返すこと。その方が、結果的に良い関係が築けます。
「送信」ボタンを押す前の一呼吸:
感情的に書き殴ったメッセージをそのまま送信していませんか?
それは、相手の庭にゴミを投げ込むようなものです。
一呼吸置いて、読み返してみる。その一瞬の「間」が、トラブルを防ぎ、清らかな関係を守ります。
見ない自由:
心無いコメントや、攻撃的な投稿を目にしてしまった時。
それに反応して言い返すのは、同じ土俵(同じ低い波動)に降りて泥仕合をするようなものです。
「スルーする」ことは、逃げではなく、自分の心の平穏を守るための高等なシャウチャです。

 

結論:あなたが発するバイブレーションが、世界を作る

人間関係も、言葉も、すべては「振動(バイブレーション)」です。
あなたが清らかな振動を発していれば、共鳴する清らかな人や出来事が集まってきます。
逆に、不平不満や攻撃的な振動を発していれば、そのような現実が引き寄せられます。

シャウチャの実践とは、自分の発する周波数をチューニングし続ける作業です。
最初は違和感があるかもしれません。
愚痴大会の飲み会を断ったら「付き合いが悪い」と言われるかもしれないし、ネガティブな言葉を飲み込むのに苦労するかもしれません。

でも、続けてみてください。
ある日ふと気づくはずです。
「あれ? 最近、嫌な人に会わなくなったな」
「なんだか、いいニュースばかり飛び込んでくるな」
「毎日が、なんとなく心地いいな」

それが、運気が変わったサインです。
トイレ掃除から始まったシャウチャの旅は、人間関係と言葉の浄化を経て、あなたの人生そのものを、透明で輝きに満ちたものへと変えていくでしょう。

美しい言葉を使い、心地よい人たちと、清らかな時間を過ごす。
そんなシンプルな幸せを、今日から自分に許可してあげてください。

この縁側では、いつも優しい風と言葉を用意して、あなたをお待ちしています。

ではまた。


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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、BTY、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。