ヨガは変容の触媒となる:ヨガがもたらす、内なる彫刻の創造

ヨガ外論・歴史

木の芽が太陽の光を浴びて鮮やかな緑に輝き、小鳥たちのさえずりが春の訪れを告げるように、私たち人間もまた、内側に無限の可能性を秘めています。しかし、その可能性は、時として、硬い殻に閉じ込められ、眠ったままになっていることがあります。それが一般的な感覚です。

 

ヨガとは、その殻を破り、内なる変容の炎を灯すための、力強い触媒となります。

それは、私たち一人ひとりの内側に眠る、彫刻家の魂を呼び覚まし、人生という壮大なキャンバスに、自分だけの傑作を創造していく、創造的なプロセスと言えるでしょう。やることはシンプルで単純ですが、ヨガとはそのくらいに壮大なことなのです。

 

ヨガスタジオの美しい写真や、完璧なアーサナ(ヨガのポーズ)を披露するヨギーの姿を見て、「ヨガは自分にはハードルが高い」と感じてしまうこともあるかもしれません。しかし、ヨガの本質は、外見的な完成度を競うことではありません。むしろ、重要なのは、自分自身の内面に深く向き合い、絶え間ない変化と成長の過程を楽しむことなのです。

アーサナが出来るようになってきた人たちに共通する罠が「ヨガのポーズができている私」に慢心してしまい、人よりも優れていると勘違いしてしまうことそのものになっていきます。

 

少し、粘土を想像してみてください。

最初は、硬く、形のない塊にすぎません。しかし、そこに熟練した彫刻家の手が触れることで、徐々にその姿を変えていきます。柔らかく練り上げられ、不要な部分は削り落とされ、時には新たな息吹が吹き込まれる。

ヨガの実践も、これによく似ています。

毎日のアーサナを通して、私たちは身体の硬さに気づき、その限界に挑戦していきます。呼吸が深まるにつれて、心の奥底に眠っていた感情が解き放たれ、まるで心のデトックスが起こるように、浄化されていくのを感じるかもしれません。

 

瞑想を通して、思考が収まり、今まで無意識に繰り返していたネガティブな思考を手放していくこともできるでしょう。

このプロセスは、決して簡単には起こらないかもしれません。

 

時には、ただ座っているだけなのに色んなことが起こり、自分の弱さと向き合わなければならないこともありますし、長年染み付いた習慣を変えることに苦戦することもあるでしょう。まるで、彫刻家が粘土と格闘するように、自分自身と向き合い、自分を変容していくために葛藤する時期もあるかもしれません。

しかし、諦めずに、辛抱強く実践を続けることで、私たちは驚くほどの変化を遂げていきます。ヨガの練習もそのように起こります。

 

硬かった筋肉は、しなやかさと強さを兼ね備え、深い呼吸ができるようになり、心身共に軽やかになっていくでしょう。今まで反応していたような些細なことに心が乱されることも減り、穏やかで安定した心の状態を保てるようになる。まるで、荒波が静まり、穏やかな湖面のように。

そして、最も重要な変化は、「自分自身に対する見方」が変わっていくことです。

欠点だと思っていた部分を、個性として受け入れられるようになる。むしろ、欠点ではないことに気付いたりします。今まで怖くて挑戦できなかったことに、勇気を持って飛び込んでいけるようになる。自分自身をありのままに愛し、慈しむことができるようになる。

ヨガは、私たちに「完璧」を求めません。

なぜなら、人間は本来、不完全で、未完成で、常に変化し続ける存在だからです。

常に移ろいゆく曖昧な存在であるのです。

 

ヨガは、その不完全さを受け入れ、変化を楽しみながら、「今、ここ」を大切に生きることの素晴らしさを教えてくれます。それは、まるで粘土をこねて美しい彫刻を作り上げるように、自分自身を創造していく、尊く、創造的なプロセスなのです。

ヨガマットの上で起こる変化は、やがて日常生活にも広がっていきます。

周りの人とのかかわり方が変わり、仕事への取り組み方が変わり、人生に対する視点さえも変化していくでしょう。

そして、その変化の波は、あなた自身だけでなく、周りの人々にも伝播し、より良い世界を創造していく力となるはずです。

ヨガを通じて自己変容の旅に乗り出し、あなただけの内なる彫刻を創造していきましょう。

 

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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、ENQAN(ヨガ)、JIQAN(内観)、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。