275.欠乏マインドセットから豊かさマインドセットへ

365days

私たちの現実は、客観的な事実の積み重ねであると同時に、私たちが世界をどのような「色眼鏡」を通して見ているかによって、その様相を劇的に変えます。そして、豊かさを引き寄せる上で、この色眼鏡、すなわち「マインドセット」を意識的に選択することほど重要なことはありません。私たちの心のOS(オペレーティングシステム)には、大きく分けて二つの種類があります。一つは「欠乏マインドセット」、もう一つは「豊かさマインドセット」です。

「欠乏マインドセット」とは、その名の通り、「足りない」という感覚を世界の根底に見る心の姿勢です。このOSで世界を眺めると、人生は限られたパイを奪い合う、ゼロサムゲームのように見えます。誰かが成功すれば、自分の取り分が減るように感じ、嫉妬や焦りが生まれます。お金、時間、愛、チャンス、すべてが有限で、常に不足しているように感じられます。このマインドセットを持つ人は、「〜がないからできない」という言葉を口癖にし、失敗を極度に恐れ、リスクを避ける傾向があります。彼らは与えることに躊躇し、自分が損をすることを恐れます。そして、皮肉なことに、「足りない」という信念のフィルターを通して世界を見ているため、彼らの脳は「足りない証拠」ばかりを日常の中から集めてきてしまい、その信念はますます強化されていくのです。

一方、「豊かさマインドセット」とは、「世界は豊かで、すべては十分にある」という感覚を根底に持つ心の姿勢です。このOSをインストールしている人にとって、人生は無限の可能性に満ちた、プラスサムゲームです。他者の成功は、自分自身の成功の可能性をも広げてくれる喜ばしい出来事として祝福されます。お金やチャンスは、循環するエネルギーであり、使えばまた入ってくると信頼しています。このマインドセットを持つ人は、「今あるもので何ができるか」を考え、挑戦を成長の機会と捉えます。彼らは喜んで与え、分かち合うことが、さらなる豊かさを生むことを知っています。そして、宇宙は無限に豊かであるという信念を持っているため、彼らの脳は日常の中に隠された豊かさ、チャンス、感謝すべきことを次々と発見し、その現実はますます豊かになっていきます。

この二つのマインドセットは、どちらが正しくて、どちらが間違っているという話ではありません。どちらも、世界を解釈するための一つの「物語」に過ぎないのです。しかし、どちらの物語を生きるかによって、私たちの体験する現実は天と地ほども変わってきます。

では、もし自分が「欠乏マインドセット」に囚われていることに気づいたなら、どうすれば「豊かさマインドセット」へと移行できるのでしょうか。それは、筋力トレーニングのように、日々の意識的な稽古によって可能です。

まず第一に、自分の思考に「気づく」こと。「あ、今、また『足りない』と考えていたな」と、自分を責めずに、ただ客観的に観察します。

次に、「ある」ものに意識的に焦点を合わせる練習をします。これが、後述する「感謝の実践」です。「ない」ものを数えるのをやめ、「ある」ものを一つひとつ数え上げるのです。

そして、言葉を変えること。「お金がない」と言う代わりに、「豊かさは私に向かって流れている」と宣言する。思考は言葉によって形作られます。使う言葉を変えることは、思考の航路を変えることなのです。

最後に、小さなことから「与える」練習をします。笑顔、親切な言葉、席を譲る行為。見返りを求めずに与えることで、私たちは豊かさの循環のパイプとなり、そのエネルギーが自分自身をも満たしていくことを体感できます。

欠乏から豊かさへのマインドセットのシフトは、一夜にして成し遂げられるものではないかもしれません。しかし、この意識的な選択と実践の先に、あなたが望む豊かで満ち足りた現実の扉が、大きく開かれていることは間違いないのです。



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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、ENQAN(ヨガ)、JIQAN(内観)、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。