194.波動(ヴァイブレーション)の法則 – 同じ周波数のものが引き合う

365days

「波動」や「周波数」という言葉を聞くと、どこか非科学的で、スピリチュアルな専門用語のように感じるかもしれません。しかし、ここでは一旦そのイメージを脇に置き、もっと身体的で、実感の伴うものとして捉え直してみましょう。あなたの今の「心の状態」や「身体の感覚」、それを包括したものが、あなたの「波動」なのだと。

不安で胸が締め付けられている時、あなたは低く、重たい波動を発しています。一方で、心からの感謝や喜びに満たされている時、あなたは高く、軽やかな波動を放っています。これは比喩ではなく、私たちの身体が実際に体験している現実です。古代のヨギたちは、この生命エネルギーを「プラーナ」と呼びました。私たちの思考も、感情も、呼吸も、すべてはこのプラーナの異なる現れ(ヴァイブレーション)であり、その質が私たちの存在全体の「響き」を決定づけているのです。

ウジャイ呼吸を実践する時、喉の奥から聞こえる微かな摩擦音は、まさに内なる波動を整える音です。マントラを唱える時、その音の振動は身体中の細胞に伝わり、私たちのエネルギー状態を文字通りチューニングします。これらはすべて、意識的に自らの波動を調律するための、古代から伝わる洗練された技術なのです。

「同じ周波数のものが引き合う」という法則は、物理学における「共振(レゾナンス)」の現象と非常によく似ています。二つの音叉を並べ、片方を鳴らすと、もう一方の同じ周波数を持つ音叉も、触れていないのに鳴り始める。私たちの人生で起こる出来事も、これと同じ原理で説明できるかもしれません。あなたの内なる状態という「音叉」が、同じ周波数の現実、つまり出来事や人々、チャンスを「共鳴」させ、引き寄せているのです。

もしあなたが常に欠乏感という周波数で振動しているならば、世界はあなたにさらなる欠乏を証明するような出来事を見せてくれるでしょう。人間関係のトラブル、予期せぬ出費、チャンスの喪失。それらは罰ではなく、あなたの内なる響きが、外側の世界に映し出された結果に過ぎません。逆に、あなたが充足感と感謝という周波数で振動しているならば、世界はあなたの豊かさをさらに増幅させるような形で応えてくれます。

この法則を理解すると、私たちは被害者の立場から、創造者の立場へとシフトすることができます。現実を変えるために、外側の世界と格闘する必要はありません。私たちがなすべきことはただ一つ、自分の内なる「波動」を整えることだけです。

では、どうすれば波動を高めることができるのでしょうか。それは、無理やりポジティブになろうと努めることではありません。むしろ、ヨガの教えにその答えはあります。まずは「サティヤ(正直)」であること。今の自分の感情や状態を、良い悪いの判断なく、ありのままに認めます。そして「アヒンサー(非暴力)」の実践。自分を責めることなく、その感情に優しく寄り添います。その上で、アーサナによって身体の詰まりを解放し、プラーナーヤーマによって生命エネルギーの流れを整えます。そして最後に、「サントーシャ(知足)」、つまり今ここにあるものへの感謝を見出すのです。

感謝は、最もパワフルに私たちの波動を高めてくれる感情の一つです。どんな状況の中にも、感謝できることを見出す練習は、あなたの内なる音叉を、豊かさと喜びの周波数へと校正していくプロセスです。

仏教思想が説く「縁起」の世界観は、すべてが相互に関係し合い、影響し合っていることを教えてくれます。あなたという存在は孤立しておらず、宇宙全体と繋がるネットワークの一部です。あなたの内なる波動の変化は、微細な波紋となって宇宙全体に広がり、やがてあなたの元へと、新たな現実という形で還ってくるのです。

引き寄せの法則とは、何かを外側から「引っ張ってくる」ことではありません。それは、あなたの内なる世界の響きと、外なる世界が美しく「調和(ハーモナイズ)」するプロセスです。あなたの存在そのものが奏でる音楽が、あなたの人生という名の交響曲を創り上げていくのです。



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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、ENQAN(ヨガ)、JIQAN(内観)、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。