199.小さなことから意図的に創造する練習

365days

私たちはしばしば、人生を一変させるような大きな奇跡や、劇的な成功を夢見ます。それ自体は素晴らしいことですが、いきなりエベレストの頂上を目指そうとすれば、準備不足で遭難してしまうのが関の山です。登山には、まず近所の丘を歩き、体力をつけ、装備を整えるという地道な準備期間が必要なように、現実創造という「技術」にも、基礎的な稽古が不可欠です。

その最も効果的な稽古が、「小さなことから意図的に創造する練習」です。これは、あなたの「創造筋」を安全かつ着実に鍛えるための、最高に楽しいトレーニングなのです。

ヨガのアーサナの練習を思い浮かべてください。誰もが、いきなり頭で立つシルシャーサナや、足を首の後ろにかけるエーカパーダシルシャーサナに挑戦するわけではありません。すべては、ただ真っ直ぐに立つタダーサナ、そして完全に力を抜くシャヴァーサナといった、最も基礎的なポーズの習熟から始まります。この土台がしっかりして初めて、より高度なポーズへと安全に進むことができるのです。創造のプロセスも全く同じです。基礎がなければ、応用はありません。

では、なぜ「小さなこと」から始めるのがそれほど重要なのでしょうか。

第一に、それは「信念」を構築するためです。私たちの多くは、心のどこかで「意図しただけで現実が変わるなんて、そんなうまい話はない」という疑いを抱えています。この疑いこそが、創造の力を妨げる最大の抵抗勢力です。しかし、「今日は良い天気の中を気持ちよく散歩できる」「友人から嬉しい連絡が来る」「空いている駐車場がすぐに見つかる」といった、ささやかで、抵抗の少ない意図を放ち、それが実現するのを体験する時、あなたの潜在意識は「あれ?もしかして、本当に意図は実現するのかもしれない」と学び始めます。この小さな成功体験の積み重ねが、やがて「私の意図には世界を動かす力がある」という、揺るぎない信念(信頼)の土台を築き上げるのです。

第二に、それは創造の「プロセス」を学ぶ絶好の機会だからです。「意図を放つ → 執着を手放し、宇宙に委ねる → インスピレーションを受け取る → 軽やかに行動する → 感謝と共に受け取る」。この一連の流れを、大きな願いで試そうとすると、失敗への恐れや焦りが邪魔をして、プロセスを冷静に観察することができません。しかし、コーヒー一杯や、気持ちのよい目覚めといった小さな創造であれば、遊び心をもって、この創造のサイクルがどのように機能するのかを、安全な実験室で学ぶことができるのです。

具体的な練習方法は、あなたの日常のあらゆる場面に散りばめられています。

眠る前に、「明日の朝は、鳥の声と共に、すっきりと気持ちよく目覚める」と意図してみる。

駅に向かいながら、「私が乗る電車は、混雑しておらず、快適に座れる」と意図してみる。

カフェを探しながら、「私にぴったりの、静かで居心地の良いカフェがすぐに見つかる」と意図してみる。

これは、武道における「型」の稽古そのものです。一つ一つの小さな創造の練習は、現実創造という行為の「型」を、あなたの心と身体に深く染み込ませていくプロセスです。初めはぎこちなくても、何度も何度も繰り返すうちに、その型はあなたの無意識の一部となり、やがては呼吸をするように自然に、意図的に現実を創造することができるようになります。

大きな夢の実現も、この小さな創造の積み重ねの、延長線上にあるに過ぎません。日々の生活を、創造の練習のための神聖な道場(アシュラム)と捉え、一つ一つの小さな奇跡に気づき、心から感謝してみてください。そうしているうちにあなたは、いつの間にか、人生という舞台の上で、望む現実を自由に、そして優雅に踊る「達人」となっていることでしょう。



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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、ENQAN(ヨガ)、JIQAN(内観)、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。