ヨガを推奨しております。
しかし、ここで言う「ヨガ」とは、あなたがSNSで見かけるような、美しいポーズを競い合うものではありません。
レギンスのブランドを自慢するものでもなければ、解剖学的な正しさを追求して筋肉の名前を暗記することでもありません。
それらはヨガの「皮」に過ぎず、時には本来の目的である「解脱(カイヴァリヤ)」や「サマーディ」への障害物(マーラ)にさえなり得ます。
私たちは今、あまりにもノイズの多い世界に生きています。
消費社会は、あなたの不安を煽り、「この商品を買えば幸せになれる」「もっと痩せれば愛される」と囁き続けます。
ルッキズム(外見至上主義)の呪いはヨガマットの上にまで侵入し、鏡に映る自分の姿をジャッジすることに忙しくさせています。
そんな喧騒の中で、正気を保ち、本質的な静寂へと還るためには、毎日触れる「言葉」を変える必要があります。
身体を作るのが食事であるならば、心(マインド)を作るのは言葉です。
今日は、消費されるヨガから離れ、ヨガの深淵へと潜るための「言葉のシャワー」について、そして私が配信しているメルマガについて、少し静かにお話しさせてください。
ヨガとは「減らす」ことである
現代のヨガ業界は、とにかく「足す」ことばかりです。
新しい資格、新しいウェア、新しいメソッド、解剖学の知識。
「もっと学ばなければ」「もっと身体を変えなければ」
そうやって荷物を増やし続け、パンパンに膨れ上がったエゴを抱えて、一体どこへ行こうというのでしょうか?
古代の賢者たちが説いたヨガは、逆です。
「チッタ・ヴリッティ・ニローダ(心の作用を止滅させること)」。
つまり、減らすこと。止めること。手放すこと。
筋肉の起始停止を覚える暇があったら、その思考を止めて、ただ座ればいいのです。
解剖学的な知識がサマーディ(悟り)に連れて行ってくれるわけではありません。
むしろ、「正しさ」への執着が、自由への翼を重くすることさえあります。
言葉のシャワーで、思考の垢を落とす
とはいえ、いきなり「何も考えず座れ」と言われても、現代人の暴走する脳はなかなか静まりません。
だからこそ、解毒剤としての「言葉」が必要です。
世俗的な価値観(お金、名声、外見)とは真逆のベクトルを持つ、本質的な言葉。
それを毎日、少しずつ浴びるのです。
汚れた服を洗濯するように、こびりついた「常識」という名の垢を、清らかな言葉のシャワーで洗い流していく。
「あなたは、そのままで完全である」
「死はない、時間はない」
「すべてはただの現象に過ぎない」
そうした言葉に触れ続けることで、少しずつ、しかし確実に、世界の見え方が変わっていきます。
ある日ふと、鏡を見るのをやめ、スマホを置き、ただ風の音を聞いている自分に気づくでしょう。
それが、ヨガが生活に浸透した瞬間です。
EngawaYogaメルマガ:静寂への招待状
EngawaYogaでは、そんな「本質への回帰」を促すメルマガを、ほぼ毎日(365日)お届けしています。
きらびやかな画像も、お得なセール情報もありません。
あるのは、静かなテキストだけです。
しかし、そのテキストは、あなたの内側にある静寂の扉をノックする、小さな音のようなものです。
このメルマガを推奨する5つのポイントをまとめました。
1. 消費社会への解毒剤(アンチドート)
「買え」「得ろ」「なれ」と煽る世間の声とは逆に、「捨てろ」「手放せ」「ただ在れ」と語りかけます。読むだけで、消費のサイクルから一歩外に出る感覚を味わえます。
2. ルッキズムとエゴの解体
「痩せる」「綺麗になる」といった表面的な価値観をバッサリと切り捨てます。肉体(物体)としての自分ではなく、意識(空)としての自分を思い出すための視点を提供します。
3. 「正しさ」よりも「心地よさ」
解剖学的な正解や、ポーズの完成度よりも、あなたの内側で起きている感覚を信じることの重要性を説きます。権威(先生やメソッド)への依存から、自立への道を促します。
4. 日常を瞑想に変える視点
マットの上だけがヨガではありません。仕事中のイライラ、満員電車、皿洗い。そうした日常の些細な瞬間を、いかにしてヨガ的な修行(カルマヨガ)に変えるか、その具体的なヒントを散りばめています。
5. Kiyoshiの思考をハッキングする
私自身が日々実践し、悩み、気づいたことを、生の言葉で綴っています。教科書的な知識ではなく、実践者のリアルな思考プロセスを共有することで、あなたの探究の伴走者となります。
ヨガとは、生き方そのものです。
そして生き方は、日々の習慣によって作られます。
毎朝、コーヒーを飲むように、静かな言葉を飲む。
その積み重ねが、やがて大きな変容をもたらすことを、私は知っています。
もし、今のヨガに違和感を感じているなら。
ただ消費されるだけの人生に疲れを感じているなら。
この言葉のシャワーを浴びにきてください。
登録は無料です。いつでも解除できます。
(執着を手放す練習として、購読解除もまた一つのヨガですから)


