テストステロンを上げるポイント20選:ヨガ哲学と現代科学の融合は難しいのか

日常での身体・栄養の整え方

今回はテストステロンです。特に男性の健康に関する記事になります。

テストステロンは、私たちの肉体と精神を支える重要なホルモンです。男性ホルモンの代表格として知られ、筋肉の成長や骨密度の維持、さらにはやる気や自信といった精神的な活力にも深く関わっています。

ですが、このホルモンは加齢やストレス、生活習慣の乱れによって減少する傾向にあります。では、どうすれば自然にテストステロンを高め、健やかな日々を取り戻せるのか。ここでは、科学的な研究と東洋思想の智慧を織り交ぜながら、初心者にも実践しやすい20のポイントを提案します。

ヨガとしての視点と、現代の健康科学を融合させられればと思います。

男性の更年期障害(LOH)と呼ばれており、書籍も多数でております。少しだけでもこういったことに視点をもつのもよろしいかと思います。

単純化した内容にはなりますが、参考にされてみてください。

 

内容中に言及している栄養素のサプリメントはこちらにも書いてあります。

関連記事:おすすめプロダクトまとめ (サプリも掲載)

 

質の高い睡眠を確保する

テストステロンは睡眠中に最も分泌されるそうです。研究によれば、睡眠時間が7~8時間の人は、それ以下の人に比べてテストステロンレベルが高いことがわかっている。東洋思想では、夜の静寂は「陰」の時間とされ、身体の修復と調和が促されると考えられてきました。深い眠りは、単なる休息を超えて、生命力を養うプロセスです。寝る前のスクリーンタイムを避け、部屋を暗く保つことが効果的です。

 

筋力トレーニングを取り入れる

筋トレはテストステロンを増やす王道です。特にスクワットやデッドリフトといった大きな筋群を使う compound exercise(複合運動)が有効とされます。ヨガ哲学では、肉体を鍛えることは精神の安定にもつながると説きますが、それは筋トレとは異なりますのでご注意を。アーユルヴェーダでは、身体の「ヴァータ」(風)を整えるために適度な負荷が必要とされている。週に3~4回、30分程度から始めてみましょう。

 

日光を浴びる習慣をつける:ビタミンD

ビタミンDはテストステロンの生成に欠かせません。太陽光を浴びると皮膚でビタミンDが合成され、これがホルモンバランスを整える。東洋では、太陽は「陽」の象徴であり、生命エネルギーの源とされてきました。朝の散歩で10~15分ほど日光に当たれば、気分もリフレッシュする。現代人は室内にこもりがちだから、意識的に外に出る習慣が大事です。

 

ストレスを管理する

ストレスホルモンであるコルチゾールは、テストステロンの敵となります。コルチゾールが増えると、テストステロンの分泌が抑制されてしまうからです。ヨガの瞑想や深呼吸は、副交感神経を活性化し、心を穏やかに保ちます。東洋思想の老子は「無為自然」を説き、無理なく流れる生き方を推奨している。毎日の少しの瞑想やヨガから始めて、心の静けさを取り戻すのも有効かもしれません。

 

亜鉛を摂取する

亜鉛はテストステロンの合成に不可欠なミネラル。牡蠣や赤身肉、ナッツ類に豊富に含まれています。東洋医学では、亜鉛を含む食材が「腎」の機能を高めるとされ、生命力の源と結びついている。不足すると疲労感や性欲低下が起きやすいから、意識して食事に取り入れたいもののひとつです。

 

健康的な脂肪を食べる

テストステロンはコレステロールから作られます(タンパク質も大事)。だから、オリーブオイルやアボカド、ナッツといった健康的な脂質が重要だ。アーユルヴェーダでは、脂質は「オージャス」(生命エネルギー)を育むとされる。現代の低脂肪ダイエットブームに流されず、適度な脂質を摂ることがポイントです。オメガ3脂肪酸の摂取量を増やすように心がけると良いでしょう。

 

過食を避ける

過食はインスリン抵抗性を引き起こし、テストステロンを下げるリスクがあります。そもそも過食してしまう状態にならないことが大事でもあります。東洋思想の「中庸」を思い出すと、食べ過ぎず少なすぎないバランスが大事だ。腹八分目を意識して、血糖値の急上昇を防ぎましょう。食事は楽しむものだから、無理なく調整するのがコツです。腹八分目はミトコンドリアの活性にも有用です。

 

アルコールを控える

過度な飲酒は肝臓に負担をかけ、テストステロンの代謝を乱す。特にビールに含まれるホップは、エストロゲン様作用を持つことが知られています。東洋では、酒は「火」の性質を持ち、適量なら血を巡らせるが、過剰だと身体を熱しすぎるとされます。週に1~2杯程度に留めておくと安心ですが、ヨガ的にはアルコールは飲まない方が良いでしょう。

 

競争心を刺激する

テストステロンは競争や勝利によっても分泌される。スポーツやゲームで仲間と競い合うのは、自然にホルモンを高める方法。東洋思想では、「闘争」はやり方によっては自己を超えるプロセスとされます。真の闘争はただそれに集中している状態です。精神的な成長につながっているか、所有が増えることがないかを考慮するといいでしょう。所有が増えているのならばやめましょう。

 

姿勢を正す

背筋を伸ばすだけでテストステロンが増えるという研究があります。自信に満ちた姿勢は、ホルモンバランスにも影響を与えるのだ。ヨガでは「アーサナ」(ポーズ)が心身を整えるとされ、胸を開く姿勢が特に推奨されます。猫背を意識的に直して、堂々と立つ習慣をつけたいですね。

 

冷たいシャワーを浴びる

冷水シャワーは血流を改善し、テストステロンを間接的にサポートします。ミトコンドリアにも影響を与えますし、東洋医学では、冷水が「気」を活性化するとされ、身体に活力を与えると考えられてきました。私も実際にやると活力が漲るのを体感します。最初は数秒から始めて、慣れてきたら1~2分に伸ばしてみましょう。とあるデータでは1分以降は効果は変わらないとも出ているので、まずは1分を習慣にすると良いでしょう。冷水シャワーのメリットも以下にまとめてあります。

関連記事:冷水シャワーで目覚める!水流が呼び覚ます生命力

 

マグネシウムを補給する

マグネシウムはテストステロンの活性化を助けるミネラル。ほうれん草やアーモンド、バナナに多く含まれます。アーユルヴェーダでは、マグネシウムが「ピッタ」(火)を調節し、身体のバランスを保つとされている。筋肉の回復にも役立つから、積極的に摂りたいものです。日本人ですとマグネシウムはニガリとしてご存じかと思います。豆腐を食べる習慣のある人はマグネシウムもしっかりと摂れております。良い塩を使うのもおすすめです。海塩にはミネラルが豊富に含まれております。

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過度な有酸素運動を控える

長時間のランニングはコルチゾールを増やし、テストステロンを減らすことがあります。東洋思想では、「動」と「静」の調和が重視され、過労を避ける智慧がある。適度な有酸素は健康に良いが、30分以内に抑えるのが賢明とされてます。

 

日光不足をビタミンDをサプリで補う

ビタミンDが2度目です。日光不足の場合は、ビタミンDサプリが有効です。1日2000~4000IUが目安とされてます。日常的に30分〜60分ほどしっかりと日光に浴びる時間がない人は検討してみてはいかがでしょうか。東洋医学では、太陽のエネルギーを体内に取り込むことが生命力の強化につながるとされてきた。サプリは手軽だから、忙しい人にもおすすめです。

 

性的な活動を楽しむ

性行為や親密な触れ合いは、テストステロンを自然に高める。東洋のタオ思想では、性エネルギーが「精」として生命力の根源とされる。パートナーとの時間を大切にすることで、心身ともに満たされる。

 

カフェインを適度に摂る

コーヒーや緑茶のカフェインは、運動前のテストステロンブーストに役立つ。ただし、過剰だとコルチゾールが上がるから注意が必要です。東洋では、お茶が「心を清める」とされ、適量が推奨されてきました。1日1~2杯を楽しむのが良いくらいかと思います。

スポーツや運動前にカフェインを摂取すると運動機能の向上も期待できます。

 

自然の中で過ごす

森や公園での時間はストレスを減らし、テストステロンを間接的にサポートする。東洋思想の「自然との合一」は、心身を調和させる基本とされる。週末に緑の中を歩くだけで、リフレッシュ効果が期待できます。自然に入るだけで効果がありますのでこれも気軽に取り組めるかと思います。

 

スクワットを習慣化する

スクワットは下半身を鍛え、テストステロンを効率的に上げる。ヨガのアーサナにも似た動きがあり、身体の基盤を強化できます。1日10回から始めて、少しずつ増やしてみよう。シンプルだけど効果は抜群です。筋トレで迷ったらスクワットです。

 

加工食品を減らす

加工食品に含まれるトランス脂肪酸や添加物は、ホルモンバランスを乱すことがある。東洋医学では、純粋な食材が「気」を養うとされる。できるだけ自然なものを選んで、身体に優しい食事を心がけたいところです。気にしすぎる必要はありませんが、毎日摂取している人は気をつけるといいでしょう。

 

仲間との時間を増やす

社会的なつながりはテストステロンを高める。友だちとの笑い声や協力は、ホルモンを活性化させるのだ。東洋思想では「和」が重視され、共同体の中で生きることが幸福の鍵とされてきた。気軽に集まる時間を作ってみるのもいいです。

 

終わりに:歴史的背景と現代の視点

テストステロンを高める方法は、現代科学だけでなく、東洋思想の長い歴史にも根ざしています。アーユルヴェーダや道教では、食事や運動、精神の調和が生命力を育むと説かれてきました。

たとえば、「腎」を強化する食材や「陽」のエネルギーを取り入れる習慣は、何千年も前から実践されてきた智慧。一方、現代ではホルモン研究が進み、具体的な数値やメカニズムが明らかになってきました。この両者を組み合わせることで、私たちはより豊かな人生を築けることでしょう。

身体と心は切り離せないとも言います。テストステロンを高めることは、単なる肉体強化ではなく、自分らしい生き方を見つける旅でもある。20のポイントは、どれも日常に取り入れやすいものばかりだ。完璧を目指さず、楽しむ気持ちで始めよう。そうすれば、自然と活力が湧いてくることでしょう。

 


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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、BTY、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。