ヨガのクラスでは冗談でこのように聞かれます。
「身体をやわらかくするサプリメントとか食材ってないのですか?」
言っておきますが、軽い冗談で聞かれます。
私も半分冗談で答えています。
「ありますよ」と。
あるのです。
ですが、これはあくまでも足りないと身体が固くなってしまうということです。魔法の薬ではありませんからね。
その栄養素はマグネシウムです。
私はニガリと塩、そして食事(大豆、豆腐、バナナ、玄米、など)で摂取しております。それで十分です。
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マグネシウムとは何か?
マグネシウムは、私たちの身体にとって必要不可欠なミネラルの一種です。300種類以上の酵素反応に関与し、エネルギー産生、筋肉の収縮と弛緩、神経機能の維持、骨の健康など、生命維持に不可欠な役割を果たしています。
東洋医学の視点から見ると、マグネシウムは「陰」の性質を持つと考えられます。陰は、身体を冷やし、潤し、鎮静させる働きを担います。マグネシウムが不足すると、身体の緊張が高まり、柔軟性が失われる可能性があるのです。
マグネシウムが不足すると、筋肉が過剰に収縮しやすくなり、柔軟性が低下することがあります。これは、マグネシウムが筋肉の弛緩を促すカルシウムの働きを調整する役割を担っているためです。
また、マグネシウムは神経の興奮を鎮める作用もあります。不足すると、神経が過敏になり、筋肉が緊張しやすくなることも考えられます。
マグネシウムの健康効果
マグネシウムは、身体の柔軟性だけでなく、様々な健康効果をもたらします。
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筋肉の機能維持: 筋肉の収縮と弛緩を調整し、筋肉のけいれんやこりを予防します。
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神経機能のサポート: 神経の興奮を鎮め、精神的な安定をもたらします。
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骨の健康維持: 骨の形成を助け、骨粗鬆症の予防に役立ちます。
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エネルギー産生: エネルギー代謝を助け、疲労感を軽減します。
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血圧の調整: 血圧を下げる効果があり、高血圧の予防に役立ちます。
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血糖値のコントロール: インスリンの働きを助け、糖尿病の予防に役立ちます。
マグネシウムの摂取方法
マグネシウムは、食事から摂取するのが基本です。
豊富な食品:
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種実類: アーモンド、カシューナッツ、かぼちゃの種など
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豆類: 大豆、豆腐、納豆など
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野菜: ほうれん草、ブロッコリー、アボカドなど
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魚介類: 海藻、牡蠣、エビなど
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穀類: 玄米、全粒粉パンなど
手軽な摂取方法:
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ニガリ: 豆腐を作る際に使用されるニガリには、豊富なマグネシウムが含まれています。
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塩: 天然塩には、マグネシウムをはじめとするミネラルが豊富に含まれています。
サプリメントも選択肢の一つですが、食事からの摂取を基本とし、不足する場合に補助的に利用するのがおすすめです。私はサプリメントは使用しておりません。ニガリと塩で補っております。
ヨガにおけるマグネシウムの役割
ヨガの実践において、マグネシウムは柔軟性を高めるための重要なサポーターとなります。マグネシウムが十分に摂取されていることで、筋肉の緊張が和らぎ、より深くポーズに取り組むことができるでしょう。
摂れば摂るほどに柔軟になるわけではありませんのでご注意ください。そういった過剰性は不調の始まりなのでお気をつけください。
マグネシウムはあくまでも「補助」であるということです。ヨガの真髄は、日々の練習を通して心身を鍛錬し、自己と向き合うことにあります。
ヨガにおいては練習あるのみ
結局のところ、身体の柔軟性を高めるための唯一無二の方法は、地道な練習を継続することです。ヨガのポーズを繰り返し行うことで、筋肉や関節が強さと柔軟性を増し、身体は確実に変化していきます。
焦らず、自分のペースで、呼吸に合わせて身体を動かす。その積み重ねが、やがて驚くほどの柔軟性をもたらしてくれるでしょう。
終わりに:身体と心の声に耳を澄ませて
「身体を柔らかくするサプリメント」という問いは、私たちに身体と心のつながりについて改めて考えさせてくれます。マグネシウムは、そのつながりをサポートする一つの要素に過ぎません。
確認をしておきますが、文字通りの「魔法の薬」は存在しません。しかし、身体の柔軟性をサポートする上で重要な役割を果たす栄養素があるのは事実です。それが、マグネシウムということです。
大切なのは、日々の生活の中で、自分の身体と心の声に耳を澄ませ、必要な栄養をバランス良く摂取し、適度な運動を心がけることです。
ヨガの練習を通して、身体だけでなく心も柔軟に、そして健やかに保ちましょう。





