「本棚を残すか処分するか?」をひも解いていきます。その3 インサイトマップNo.12

インサイトマップコラム

ここまで2回にわたって「本棚を残すか処分するか?」について、インサイトマップでひも解いてきました。

葛藤,迷いの状態をドンピシャな言葉にすることが大事です。

インサイトマップを活用すると、自分の奥底に隠れている、潜在的な望みと恐れが見えてきます。

望みと恐れが見えてくると、それを引き起こしている”私の中にいるワタシ”(キャラクター)が明確になり、自分で自分を扱い易くなってきます。

ということを話してきました。

(詳しくはインサイトマップNo10インサイトマップNo11を参照ください。)

今回は「本棚を残すか処分するか?」を具体的にどうしていくかについて話していきたいと思います。

 

何者として解決するのか?が大事

今回私が扱っているテーマは、都心部に引っ越しを決めた私が、断捨離する中で「本棚を残すのか、処分するのか」ということについてです。

ではどのようにしてこのテーマを解決していくのか?

インサイトマップでは「何者として解決するのかを決めることが大事」としています。

迷い、葛藤を生み出しているのは、私の中にいる複数の存在、”ワタシどうし”が意見対立を起こしているから、決められない状況が起きているんです。

今回の場合でいうと、私の中のワタシである金剛力士とうという存在が葛藤を引き起こしていることが見えてきたと前回お話ししました。

よくあるのは、”金剛力士”と”別のワタシ”が葛藤する、意見対立を起こすことが多いのですが、今回は金剛力士という、ひとりの存在の中で葛藤、迷いが起きている、私としては珍しいケースです。

※金剛力士とは私の中にいる複数の私の中のひとり、そのワタシに対してネーミングした存在です。

私にとっての金剛力士とは、「自分の中で溢れている有り余るエネルギー、情熱を冷静な判断でコントロールしたい存在」、「情熱と冷静さを合わせもつ存在」、この存在が「新たなチャレンジをしたい」でも「頭でっかちになって何もできないのは嫌」と葛藤、迷いを引き起こしている。

 

別のワタシの力を借りる。

金剛力士として葛藤していて決められない、前に進めない。

このままでは埒があきません。

ではどうするのか?

そこで私の中にいる別のワタシの力を借りる。

今回でいうと、「本棚を残すか、処分するか」という中で、葛藤に影響を与えている存在として出てきた、もうひとりのワタシがいます。

そのワタシの力を借りる、そのワタシとしてこの迷いと解決していくということにしました。

もうひとりのワタシとは?

「点と点の情報を繋げて、独自のアイデアが湧くことが楽しい」「残していた本の情報がドンピシャなタイミングで役にたつと面白」と言っている存在、私は「コネクター」と、このワタシに名前をつけました。

コネクターとして「本棚を残すか、処分するか」を解決する。

そう決める訳です。

そうすることでコネクターのワタシとして、決断をすれば良くなるので葛藤はかなり軽減されるので、決断しやすくなります。

 

ではどうする?

コネクターとして「本棚を残すか、処分するか?」をどうやって解決していくのか?

先ずは、コネクターの私として、どうしたいか、どういうストーリー、展開になると良さそうか?を4つのプロセス、起承転結のストーリーにしていきます。

  1. 望みにしたがって行動、チャレンジする
  2. 行動が自信につながり、自分の枠が広がる
  3. ドンピシャなタイミングで必要な本や人と出会う
  4. チャンスを逃さずキャッチし、新たな領域にいく

今回、私が出した4段階のプロセスはこんな感じになりました。

次に、この4つのプロセスを達成するために有効と思われる、具体的な行動に落とし込んでいきます。

  1. 年始に書いた望みリストをアップデートする
  2. 望みが叶った状態を想像し、疑似体験する
  3. 望みに従い行動する
  4. 目の前に起こる現象、人からもらう言葉、頼まれごとを素直に受け取る

今回私の中から出てきた行動がこれです。

年始に書いた望みリストを改めて見直し、既に達成されたものや望みではないと感じたものは削除、新たに出てきた望みを書き足し、最新の望みリストを作成する。

そして、望みが叶った状態を想像し、疑似体験することで望みが達成された状態を味わい、望みを既に達成している私として行動する。

行動する中で目の前に起こる現象、良いと思えることも、悪いと思えることも全て自己が起こしたものとして受け入れる。

まわりから言われる言葉も素直に受け取っていく。

ということが浮かんできました。

そうすることで1~4のプロセス通りにストーリーが展開され、最終的にはチャンスを逃さずキャッチし、新たな領域にいく。

 

本棚はどうするの?

『どこからか?今回のテーマ「本棚を残すか、処分するか?」というテーマなのに、本棚のことが出て来ないんですけど・・・』という声が聞こえてきそうなので、私が本棚をどうするのか?について、書いておきます。

結論から言うと、本棚は残します。

インサイトマップを行ったことで、私にとって本棚とは「望みを叶える為に、ドンピシャなタイミングで必要な情報を与えてくれる必要不可欠な宝の箱」だと気が付きました。

既に読み終わった本や買ったもののなぜだか読んでない本の中で、「未来に必要となってきそうな本」を入れておく。

なので、「既に読んだ本で、もう読まない、必要ないと感じた本」や「未だ読んでないけど、必要が無さそうと感じた本」は捨てていいという、本を残す基準も明確になってきました。

このことで更に多くの本を断捨離することが出来そうです。

場合によっては本棚だけが残り、本は全処分。

まあそれはないと思いますが、かなりの本とお別れしそうです。

 

まとめ

ここまでインサイトマップで都心部に引っ越しを決めた私が、断捨離する中で「本棚を残すのか、処分するのか?」という迷い、葛藤をインサイトマップで紐解いてきました。

自分が気が付いていなかった潜在的な望みや恐れ、自分の中にいる葛藤、迷いを生み出している複数のワタシの存在が明らかになってきました。

そのうえで

「何者としてそのテーマを解決するのかを決めることが大事」ということ。

そうすることで

迷いや葛藤が無くなり、ゴールまでの道筋が明確になり、単に「何かをするか、しないか」「Aを選択するのかBを選択するのか」でない第三の解を導きだすことが可能となります。

次回は、今回出てきたタスク、行動を実行してみてどのようになったのか、現在の私についてお伝えしていきたいと思っています。

次回のインサイトマップ講座の開催日程

6/26(日)14:00〜17:00
開催決定です。

 


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hiroyuki amada
尼田浩之 1972年生まれ 大阪府出身 フリーランス 人材サービス会社での営業と障がい者雇用部門での経験後、社会福祉法人にて障がい者の就労支援に従事。 ホントの自分として自らを最大限に発揮させたい人の自己変容(イモムシがサナギにサナギが蝶にぬり羽ばたく)をサポート。 主にオンラインでクライアントが感じたこと、思ったことをそのまま言葉にできる、内発性100%が表現できる傾聴技術を使って、セッションを提供 産業カウンセラー・キャリアコンサルタント・社会福祉福祉士