宇宙とつながる瞑想:1日10分の静寂がもたらす「絶対的な安心感」の正体

自己啓発

瞑想を推奨しております。
それは、瞑想が私たちを「小さな自分」という殻から解放し、もっと広大で静かな領域、あえて言葉にするならば「宇宙」と再びつながるための最短のルートだからです。

「宇宙とつながる」と言うと、少し突飛でスピリチュアルな響きに聞こえるかもしれません。
しかし、これは決して怪しい魔術の話でも、現実逃避のファンタジーでもありません。
私たちの生命の根源、あるいは意識の深い部分にある「静寂」に触れること。
それを、昔の人は「梵我一如(ぼんがいちにょ)」や「宇宙との合一」といった詩的な言葉で表現したに過ぎないのです。

今日は、なぜ瞑想が宇宙的な感覚をもたらすのか、そしてその習慣が現代を生きる私たちの日常にどのような「絶対的な安心感」をもたらしてくれるのかについて、少し深く、静かにお話ししてみたいと思います。

 

私たちは、どこから切り離されたのか

私たちは普段、「私」という輪郭の中に閉じこもって生きています。
皮膚の内側が「自分」で、皮膚の外側が「世界」。
この分離感こそが、孤独や不安の正体です。
「私は一人で生きていかなければならない」「世界は競争の場であり、油断すれば傷つけられる」
そんな緊張感の中で、私たちは日々、小さな身体と頭脳をフル回転させて戦っています。

しかし、冷静に考えてみてください。
私たちが吸っている空気は、植物が吐き出したものです。
私たちの身体を作っている原子は、かつて星の中で作られたものです。
私たちの心臓を動かしている電気信号は、雷や神経パルスと同じエネルギーです。
物理的な事実として、私たちは一度たりとも宇宙から切り離されたことはありません。
ただ、思考(エゴ)が「私は別個の存在だ」と強く思い込んでいるだけなのです。

瞑想とは、この「思い込みの境界線」を溶かす作業です。
目を閉じ、呼吸に意識を向け、思考が鎮まっていくとき。
ふと、自分が呼吸をしているのではなく、「大きな呼吸の中に自分がいる」ような感覚になることがあります。
皮膚の境界線が曖昧になり、外の空気と内の空気が一つながりであることに気づく。
その時、私たちは「個」から「全体」へと還っていきます。
これが「宇宙とつながる」という感覚の入り口です。

静寂という名の宇宙空間

宇宙空間の特徴とは何でしょうか?
それは「真空」であり「静寂」であり、すべてを内包する「広大さ」です。
そして驚くべきことに、私たちの心の奥底にも、これと同じ性質を持つ場所があります。

普段、私たちの心は思考の雲で覆われています。
「明日の仕事はどうしよう」「あの人に嫌われたかもしれない」
この絶え間ないおしゃべりが、内なる宇宙を隠してしまっています。
しかし、瞑想によってその雲が晴れたとき、そこには驚くほど静かで、何もない、けれど満ち足りた空間が広がっています。

古代のヨガ行者たちは、この内なる空間(チダーカーシャ)こそが、外なる宇宙(マハーカーシャ)と同一であると発見しました。
自分の内側に深く潜ることは、ロケットに乗って宇宙へ飛び出すことと同じ、いや、それ以上に深遠な宇宙旅行なのです。
この内なる静寂に触れるとき、私たちは「ソース(源)」と直結します。
スマホが充電器に繋がれるように、枯渇していた生命エネルギー(プラーナ)が、音もなく満たされていくのを感じるでしょう。

 

シンクロニシティ:宇宙からの「YES」のサイン

瞑想の習慣を持ち、この「つながっている感覚」が日常に浸透してくると、不思議な現象が起こり始めます。
いわゆる「シンクロニシティ(意味のある偶然の一致)」です。

ふと思った友人から、その瞬間に連絡が来る。

悩んでいたことの答えが、たまたま開いた本の中に書いてある。

信号がずっと青で、スムーズに目的地に着く。

必要なものが、必要なタイミングで手に入る。

これらは単なる偶然でしょうか?
ヨガ的な視点で見れば、これは必然です。
私たちがエゴのコントロール(力み)を手放し、宇宙の流れ(フロー)に身を委ねたことで、歯車がカチリと噛み合ったのです。
川の流れに逆らって泳ぐのをやめ、仰向けに浮かんで流され始めたようなものです。

瞑想によって「私」という抵抗が減ると、世界は私たちを応援し始めます。
物事がスムーズに進むようになるのは、あなたが優秀になったからではなく、あなたが宇宙の意図と調和し始めたからです。
これは、宇宙があなたに「その道で合っているよ」と送ってくれる、静かな「YES」のサインなのです。

 

瞑想を習慣にする:1日10分の宇宙旅行

では、どうすればこの感覚を日常に取り入れられるのでしょうか。
特別な修行も、高価な道具も必要ありません。
ただ、1日10分、静かに座る時間を確保するだけです。

 

【宇宙とつながる瞑想のステップ】

場所と時間: 朝起きてすぐ、あるいは寝る前。静かで邪魔が入らない場所を選びます。縁側があれば最高ですが、お気に入りの椅子や座布団の上で構いません。

姿勢: 背筋を軽く伸ばして座ります。頭頂部が空から吊り下げられているようなイメージで。手は膝の上に置き、掌を上に向けると「受け取る」姿勢になります。

呼吸: ゆっくりと鼻呼吸を繰り返します。吸う息で宇宙のエネルギーが身体に入ってき、吐く息で自分の中の不要なものが宇宙へ還っていくのをイメージします。

広がり: 呼吸が落ち着いてきたら、自分の意識を身体の外へと広げていきます。部屋、家、街、空、そして地球全体へ。自分が広大な空間そのものになったように感じてみます。

ただ、在る: 思考が湧いても追いかけず、ただ流れる雲のように見送ります。何もしない、何も求めない。ただ、その静寂の中に「在る」ことを楽しみます。

 

「絶対的な安心感」を持って生きる

この瞑想を続けていくと、人生の背景に常に「安心感」が流れるようになります。
何があっても大丈夫。
失敗しても、失っても、傷ついても、私の本質(宇宙的な意識)は何一つ損なわれていない。
海面がどれだけ嵐で荒れていても、海底は常に静寂であるように、心の奥底に「帰れる場所」を持つことができるのです。

この「絶対的な安心感」こそが、最強の守りであり、同時に最大の自由です。
守ろうとしなくていいから、大胆に挑戦できる。
奪われるものがないと知っているから、惜しみなく与えることができる。
結果に執着せず、プロセスのすべてを遊ぶように楽しめるようになる。

宇宙とつながるとは、自分という小さな枠を超えて、もっと大きな命の物語に参加することです。
その物語には、不安も恐れもありません。あるのは、尽きることのない創造性と愛だけです。

忙しい毎日だからこそ、1日10分。
スマホを置いて、目を閉じて。
あなた自身の内なる宇宙へ、里帰りする時間を持ってみませんか。
そこでは、懐かしい静寂が、いつでもあなたを待っています。

ではまた。


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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、BTY、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。