ヨガと睡眠の神秘【深い休息】ソースエネルギーを受け取るための「寝る前」の儀式

自己啓発

ヨガを推奨しております。
それは、ヨガがマットの上だけで終わるものではなく、私たちの24時間、とりわけ人生の3分の1を占める「睡眠」という時間を、魂の洗濯の時間へと変える智恵だからです。

前回の記事では、私たちが深い眠り(スシュプティ)の中で、大いなる源(ソース)と一体化し、純粋なエネルギーを受け取っていることについてお話ししました。
「ただ寝ているだけではない」という事実に、多くの反響をいただきました。
私たちは皆、心の奥底で「本当の休息」を求めているのだと改めて感じます。

今回はその続編として、より実践的な内容をお届けします。
どうすれば、その「ソースとの回線」を太くし、朝起きた時に細胞の一つひとつが歓喜するような目覚めを迎えられるのか。
ヨガ的な視点から、寝る前の過ごし方、いわば「眠りの儀式」について深掘りしていきましょう。

 

現代人の夜は「交感神経」との戦い

まず、直視しなければならない現代社会の問題点があります。
それは、私たちの夜が「明るすぎる」ということです。
物理的な照明の明るさだけでなく、情報の明るさも含めてです。

本来、日が沈めば副交感神経が優位になり、身体は自然と休息モード(陰の時間)へと移行します。
しかし、現代人は寝る直前までスマホの画面を見つめ、刺激的な動画やニュース、SNSの「いいね」の数に神経を尖らせています。
これは、脳に対して「まだ昼だ! 戦闘態勢を解くな!」と命令し続けているようなものです。

この状態では、松果体からのメラトニン(睡眠ホルモン)の分泌が抑制され、深い睡眠へのゲートが閉ざされてしまいます。
ソースからのエネルギーは常に降り注いでいますが、私たちの受像機(肉体と脳)がノイズまみれで、その繊細な波動をキャッチできなくなっているのです。
「寝ても疲れが取れない」のは、肉体は横になっていても、エネルギー体が戦闘状態のままだからです。

 

夕暮れ以降は「陰」の時間を取り戻す

ソースと繋がるための準備は、実は夕方から始まっています。
ヨガでは、一日を「太陽(陽)」と「月(陰)」の時間に分けます。
日が沈んだら、私たちのモードも「獲得する・頑張る」モードから、「手放す・委ねる」モードへと切り替える必要があります。

具体的な「陰」への切り替えスイッチをいくつか提案しましょう。

照明を落とす:
家の中を、オレンジ色の暖色系の灯りに変えていきます。間接照明やキャンドルの灯りは、脳に「もう休んでいいんだよ」というシグナルを送ります。

デジタル・サンセット:
寝室にスマホを持ち込まない。これだけでも睡眠の質は劇的に変わります。情報の奔流を堰き止め、自分自身の内なる静けさを取り戻す時間を確保しましょう。

五感を鎮める:
激しい音楽や刺激的なテレビ番組を避け、静かな音楽や自然音に耳を傾ける。お香やアロマ(ラベンダーやサンダルウッドなど)で嗅覚をリラックスさせるのも効果的です。

 

感情のデトックス:一日の荷物を降ろす

肉体的なリラックスと同じくらい重要なのが、感情の浄化です。
その日にあった嫌なこと、言えなかった言葉、後悔や不安。
これら「未消化の感情(アーマ)」を抱えたまま眠りにつくのは、生ゴミを枕元に置いて寝るようなものです。
悪夢の原因になったり、寝ている間のエネルギーチャージを阻害したりします。

寝る前の数分間、ベッドの上で座り、軽く目を閉じて一日を振り返ります。
そして、湧き上がってくる感情をジャッジせずに、「ああ、私は今日、怒っていたんだな」「悲しかったんだな」とただ認めてあげます。
そして、深い呼吸と共に、「これはもう今の私には必要ありません」と意図して、吐く息と共に手放していきます。
ヨガの教えにある「サントーシャ(知足)」の精神で、今日できたこと、恵まれていたことに意識を向け、感謝で一日を締めくくることができればベストです。
感謝の波動は、最も抵抗の少ない、クリアなエネルギー状態を作り出します。

 

ヨガニドラ:意識的に「死ぬ」練習

そして、布団に入ったらぜひ行っていただきたいのが、前回も触れた「ヨガニドラ(眠りのヨガ)」の要素を取り入れたボディスキャンです。

仰向けになり(シャヴァーサナ)、足の指先から頭頂部まで、順番に意識を向け、「力を抜く」と心の中で唱えていきます。
「右足の親指、力が抜けていく… 足首、力が抜けていく…」
このように身体の各部位に意識という光を当てていくことで、無意識に入っていた緊張が解け、プラーナ(気)の通り道であるナーディが開通します。

このプロセスは、ヨガの経典では「意識的な死」の練習とも呼ばれます。
肉体という殻から意識を引き剥がし、純粋な魂の状態へと還っていくリハーサルです。
この状態で眠りに落ちるとき、私たちは「気絶」するように眠るのではなく、意識を保ったまま、大いなる源(ソース)の懐へとダイブしていくことができます。

 

スピリチュアルな夢の活用

このようにして整えられた睡眠中には、質の高い夢、あるいは「明晰夢」を見やすくなります。
スピリチュアルな視点では、夢はハイヤーセルフやガイドからのメッセージを受け取る場所です。
もし悩みや解決したい問題があるなら、寝る前に「夢の中で答えを教えてください」と意図してから眠るのも良いでしょう。
ソースと深く繋がった状態で見せられるビジョンには、現実世界を変える大きなヒントが隠されていることがよくあります。

 

終わりに:朝、生まれ変わるために

「眠り」を単なる時間の消費にしてはいけません。
それは毎晩訪れる、奇跡的な再生のチャンスです。

夜、古い自分を脱ぎ捨て、ソースのエネルギーで満たされ、朝、全く新しい自分として目覚める。
ヨガ的な睡眠とは、この「死と再生」のサイクルを意識的に生きることです。

今夜も、世界中の人々が眠りにつきます。
あなたがその静寂の中で、自分の本質である光と再会し、溢れるようなエネルギーと共に新しい朝を迎えられますように。
寝室を聖域にし、自分自身を神殿として扱ってください。

おやすみなさい。ナマステ。


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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、BTY、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。