「この世界を知りたいからヨガ・瞑想を始めたよ」という話し

365days

ヨガや瞑想を推奨しております。
「健康になりたいから」「痩せたいから」「ストレスを解消したいから」。
もちろん、そういった入り口も素晴らしいものです。
しかし、私がヨガや瞑想の実践を続けている、そして皆様にお勧めしている根源的な理由は、もっとシンプルで、少し壮大なものです。

それは、「この世界のことを、本当に知りたいから」です。

 

学校では教えてくれなかった「世界の正体」

私たちは子供の頃から、たくさんのことを学んできました。
歴史の年号、数学の公式、英単語、社会のルール。
それらは「この世界でうまく生きていくための知識」ではあったかもしれません。
しかし、「そもそも、この世界とは何なのか?」「私たちが生きているこの現実とは、一体どういう仕組みなのか?」という、最も根本的な問いに対する答えは、教室では教えてくれませんでした。

大人になり、社会に出れば、私たちはますます「目の前のタスク」や「経済活動」に忙殺され、そんな哲学的な問いを抱くことさえ忘れてしまいます。
スマホの画面に映るニュースやSNSのタイムラインが「世界のすべて」だと思い込み、その狭い枠組みの中で一喜一憂し、疲弊していく。
それが現代社会の姿です。

しかし、ふとした瞬間に思いませんか?
「これだけのことが、世界のすべてなのだろうか?」と。
満員電車に揺られながら、あるいは夜中にふと目が覚めた時に感じる、言いようのない虚しさや違和感。
それは、あなたの魂が「もっと本当のことを知りたい」と叫んでいる声なのかもしれません。

 

ヨガは「探求のための科学」である

ヨガとは、レオタードを着てポーズをとる体操のことではありません。
それは、数千年前の古代インドで生まれた、「現実の正体」を探求するための実践的な科学です。
彼らは顕微鏡や望遠鏡を持つ代わりに、自らの「身体」と「意識」を極限まで研ぎ澄ますことで、宇宙の法則を観測しようとしました。

「私」とは何か。
「意識」とは何か。
「物質」とは何か。

彼らが瞑想という内なる実験室で発見した真理は、驚くべきことに、現代の量子力学が到達しつつある世界観と深く共鳴しています。
「物質は固定されたものではなく、エネルギーの振動である」
「観察者(意識)と観察される対象(世界)は切り離せない」
ヨガの経典は、詩的な言葉で、しかし正確にこの世界の仕組みを記述していたのです。

 

自分の内側を見ることで、外側の世界を知る

「一即多(いっそくた)」という言葉があります。
一つの微細なものの中に、宇宙全体の法則が含まれているという意味です。
ヨガでは、私たちの身体(小宇宙)は、大宇宙の縮図であると考えます。

だからこそ、遠くの宇宙へロケットを飛ばさなくても、私たちは自分自身の内側へ深く潜ることで、世界の秘密に触れることができるのです。
呼吸の満ち引きの中に、潮の満ち引きと同じリズムを見る。
心の動きの中に、天候の変化と同じ法則を見る。
瞑想の中で、自分の思考や感情が生まれては消えていく様子を観察するとき、私たちは「諸行無常(すべては変化し続ける)」という宇宙の真理を、知識としてではなく、体感として理解します。

この世界を知りたいから、私は座ります。
本を読むことや、ネットで検索することも大切ですが、それらはあくまで「誰かが噛み砕いた情報」に過ぎません。
生の現実、加工されていない真実に触れるためには、自分の感覚というセンサーを使い、直接世界と対話するしかないのです。

 

フィルターを外して、世界と出会い直す

私たちは普段、世界をありのままに見ているようで、実は「自分の思い込み」という色眼鏡を通して見ています。
「これは良いこと、あれは悪いこと」「あの人は好き、この人は嫌い」「自分はこういう人間だ」。
過去の経験や教育によって作られたこれらのフィルター(色眼鏡)が、世界の鮮やかさを曇らせています。
ヨガの教えにある「チッタ・ヴリッティ・ニローダ(心の作用を死滅させる)」とは、この色眼鏡を外す作業のことです。

瞑想によって思考のノイズが静まり、判断やジャッジメントを手放したとき、世界は突然、その驚くべき美しさと神秘性を現します。
道端の雑草の緑色が、目に飛び込んでくるような鮮烈さで輝き出す。
ただ空気を吸い込むことが、涙が出るほどの至福に感じられる。
それは、世界が変わったのではありません。
私たちが、世界を知るための「クリアな目」を取り戻したのです。

 

生きることは、探求の旅そのもの

「この世界を知りたい」
その純粋な好奇心こそが、私たちをマットの上へと導く最も強力な動機です。
健康や美容は、その探求の旅の途中で手に入る、嬉しい「お土産」のようなものに過ぎません。

現代社会は、私たちを「消費者」や「労働者」という枠に押し込めようとします。
しかし、私たちは本来、この不思議で美しい宇宙を旅する「冒険者」であり「探求者」なのです。
ヨガや瞑想は、その冒険のための地図とコンパスを与えてくれます。

わからないことだらけのこの世界を、恐れることなく、面白がってみる。
自分の身体という小宇宙を通して、大宇宙の理(ことわり)に触れてみる。
そんな知的で、かつ野性的な営みこそが、私が皆さんにお伝えしたいヨガの姿です。

もし、今の現実に窮屈さを感じているなら。
もし、教科書やニュースには書かれていない「本当のこと」を知りたいと願うなら。
一度、静かに目を閉じて、あなた自身の内なる宇宙への扉を開いてみませんか。
そこには、あなたが想像するよりも遥かに広大で、自由な世界が広がっているはずです。

ではまた。



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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、ENQAN(ヨガ)、JIQAN(内観)、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。