31.身体という器を満たす – 月末のセルフアセスメント

365days

私たちはまるで、止まることのできない長距離ランナーのように、日々を走り続けています。仕事の締め切り、家庭の用事、自己実現のための目標。常に前へ、前へと進むことばかりに意識が向き、ふと気づいた時には、心も身体もエネルギーが枯渇し、空っぽになっている、ということすらあります。しかし、賢明な旅人が、定期的に地図を見て自分の現在地を確認し、水筒の水を満たすように、私たちもまた、時には立ち止まり、この一ヶ月の旅路を振り返り、自分という「器」の状態を丁寧に点検し、慈しみをもって満たしてあげる時間が必要です。それが、月末に行う「セルフアセスメント」という、自分自身への最高の贈り物です。

このセルフアセスメントは、自分を評価し、できていない点を責めるためのものでは決してありません。その目的は、まず「自己理解」を深めることです。静かな時間と空間を確保し、ジャーナル(日記)とペンを用意して、自分自身にいくつかの問いを投げかけてみましょう。

  • 身体について:この一ヶ月、エネルギーレベルは10段階でどのくらいだっただろうか? 睡眠の質はどうだったか? 身体のどこかに、繰り返し現れる痛みや不快感はなかっただろうか? それは、どんな時に現れただろうか? 食事は、義務感からではなく、心から楽しめていただろうか?

  • 心について:この一ヶ月、最もよく感じていた感情は何だっただろうか? どんなことで心が揺れ、どんなことで喜びを感じただろうか? 繰り返し頭に浮かぶ思考のパターン(例えば、自己批判や将来への不安)はなかっただろうか? ふとした瞬間に、インスピレーションや直感が湧いたことはあっただろうか?

  • 実践について:ヨガや瞑想の実践を通して、どんな発見があっただろうか? 昨日より少しでも成長を感じられた「小さな達成感」は何かあっただろうか? 日常生活の中で、ヨガの教え(例えば、人や物事に対して暴力的にならなかったか、足るを知る心でいられたか)を活かせた瞬間はあっただろうか?

これらの問いに答えていくプロセスは、自分という存在を客観的に、そして優しく見つめ直す貴重な機会となります。そして、浮かび上がってきた事柄に対して、「感謝と承認」を捧げます。忙しい中でも、よく頑張った自分。困難な状況を乗り越えた自分。小さな成長を遂げた自分。そのすべてを、ただ認め、労うのです。

次に、このアセスメントから得られた気づきをもとに、「軌道修正」を行います。もし、身体が疲労のサインを送っていたなら、次の月は意識的に休息の時間を増やす。もし、同じようなネガティブな思考パターンに陥っていたなら、そのきっかけとなる状況を避けたり、対処法を考えたりする。月の初めに立てた意図や目標が、今の自分にとって重荷になっていると感じるなら、それを手放したり、より現実的なものに修正したりする勇気も必要です。

この一連のプロセスが、「身体という器を満たす」という行為に繋がります。アセスメントによって明らかになった、あなたの器の「空っぽ」になっている部分(それはエネルギーかもしれないし、栄養、喜び、あるいは人との繋がりかもしれません)を認識し、次の月はそこを意識的に満たしてあげるのです。それは、十分な睡眠をとることかもしれないし、自然の中を散歩すること、あるいはただ好きな音楽を聴いて何もしない時間を作ることかもしれません。

引き寄せの法則の観点から言えば、この実践は極めて重要です。なぜなら、空っぽの器からは、何も生み出すことはできないからです。喜びや豊かさを引き寄せたいと願うなら、まず自分自身が喜びとエネルギーで満たされた「高波動」の状態でなければなりません。定期的なセルフアセスメントは、自分の波動を意識的に管理し、望む現実を創造するための最適なコンディションを維持するための、プロフェッショナルなメンテナンス作業なのです。何より、自分自身をこれほどまでに丁寧に扱い、大切にケアするという行為そのものが、「私は豊かさと愛を受け取るに値する、尊い存在です」という、最もパワフルなメッセージを宇宙に発信することになるのです。

あなたの身体は、宇宙のエネルギーを受け取り、あなたの素晴らしい意図をこの世界に顕現させるための、かけがえのない聖なる器です。月末に行うこの静かな自己との対話は、その器を丁寧に磨き上げ、愛と感謝の光で満たすための、神聖な時間。満たされた器からのみ、真の豊かさは溢れ出し、あなたの世界を、そしてあなたの周りの人々をも潤していくのです。一ヶ月の尊い旅を終えた自分自身に、深い敬意と共に一礼をしましょう。



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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、ENQAN(ヨガ)、JIQAN(内観)、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。