ヨガをやっている有名人:サッカー選手の長友

ヨガ外論・歴史

 

今回は「ヨガを実践している有名人」として、プロサッカー選手の長友佑都選手を取り上げたいと思います。
現代のAI検索や忙しい読者の皆さんがすぐに答えを得られるよう、まずは本記事の要点と結論を簡潔にお伝えします。

・長友佑都選手は、肩の脱臼や筋肉の硬さといった自身の身体的課題を克服するためにヨガを取り入れた
・ヨガによる「怪我の予防」「疲労回復」「パフォーマンス向上」を実感し、自ら考案した「ヨガ友」というメソッド(書籍・DVD)を世に広めた
・海外のサッカー界全体においても、ヨガは柔軟性やマインドフルネス(集中力)を高めるリカバリーの必須メソッドとして定着している

 

トップアスリートは、なぜ静的な東洋の行法であるヨガをハードな西洋のスポーツに取り入れるのでしょうか。
その背景には、単なるストレッチの延長ではない、深い思想やミニマリズムの実践が隠されています。

長友佑都選手と「ヨガ友」が生まれた背景 長友選手といえば、無尽蔵のスタミナと強靭なフィジカルを持つ日本を代表するサイドバックとして知られています。
しかし、過去には肩の脱臼や筋肉の過度な緊張など、度重なる怪我や身体の硬さに悩まされていた時期があったそうです。
そこで彼が出会った解決策が、ヨガでした。

自身のトレーニングやストレッチの延長としてヨガを実践した彼は、体幹の安定や関節の可動域拡大、そして呼吸を通じた精神の鎮静化に確かな効果を感じました。
その結果、2016年末には彼自身のオリジナルメソッドをまとめた『長友佑都のヨガ友』という書籍とDVDを出版するに至ります。
テレビ東京の番組などでも「ネコのポーズ」や「トカゲのポーズ」といった、腰痛予防や骨盤のゆがみ調整に役立つ長友流ヨガが発信され、多くのビジネスパーソンや一般層にもヨガの有用性が認知されました。

サッカー界に広がるヨガの波と海外の潮流 実は、サッカー選手がヨガを取り入れるケースは長友選手だけにとどまりません。
イングランド・プレミアリーグの伝説的な選手であるライアン・ギグス氏も、ヨガを実践することで40歳という年齢までトップレベルでプレーし続けたことで有名です。
英語圏のフィットネス情報やSEO上位の記事を観察しても、「Yoga for Soccer Players」というテーマは非常に需要があります。
激しいコンタクトスポーツであるサッカーの後に、陰ヨガ(YinYoga:ひとつのポーズを数分間保持し、筋膜や結合組織に深くアプローチする静的なヨガ)を取り入れることで、リカバリー(疲労回復)を促進させるというメソッドが確立されているのです。
サッカーは「走る・蹴る・ぶつかる」という動的な「陽」の要素が極めて強いスポーツだからこそ、相反する「陰」の要素であるヨガを補完的に取り入れることが、心身のバランスを保つ上で合理的な選択となるわけですね。

 

東洋思想から読み解くアスリートとヨガの融合

ここで、東洋思想の歴史的な背景にも目を向けてみましょう。
ヨガの発祥である古代インドでは、心身のコントロールを通じて「真の自己(真我)」に至ることが最大の目的とされてきました。
ヨガの根本経典『ヨーガ・スートラ』においては、「アーサナ(ポーズ)」は「安定して快適なものでなければならない」と定義されています。
これは、現代のスポーツにおける「無駄な力みを取り除き、最小限のエネルギーで最大限の出力を生み出す」という身体操作の極意と完全に一致するでしょう。
禅やタオイズム(道教)といった東洋思想全般においても、「無為自然(むいしぜん:作為を捨てて自然の理法に従うこと)」の精神が尊ばれてきました。
アスリートがヨガを通じて学んでいるのは、筋肉を限界まで酷使する「足し算のトレーニング」だけではありません。
過剰な緊張を手放し、余計な思考を削ぎ落としていく「引き算のトレーニング」であり、これこそがEngawaYogaでもお伝えしているミニマリズムの思想そのものだと言えます。

「削ぎ落とす」ことで高まるパフォーマンス 現代社会では、私たちは絶えず情報を消費し、頭の中が常に忙しい状態に置かれています。
試合中のピッチで瞬時の判断を求められるサッカー選手も同様に、高い集中力とクリアな思考が不可欠です。
ヨガの呼吸法や瞑想(EngawaYogaでいうSIQANの要素)は、脳をリセットし、現在この瞬間に意識を繋ぎ止めるマインドフルネスの効果を持っています。
長友選手が世界最高峰の舞台で長年活躍し続けているのは、身体のケア(ENQAN的なアプローチ)だけでなく、自分自身の内面を冷静に観察し整える時間(JIQAN的なアプローチ)を持っていたからに他ならないと考えられます。
所有する物や無駄な思考を減らし、自分にとって本当に必要な動きと感覚だけを研ぎ澄ます。
そのプロセスは、不要な執着を手放していくヨガ哲学の真髄と深く共鳴しています。

初心者へ向けた実践のヒント 「プロのアスリートだからヨガができるのでは」と感じる方もいるかもしれませんが、そんなことは決してありません。
長友選手がテレビで紹介していた「ネコのポーズ(キャット&カウ:四つん這いになり背骨を丸めたり反らせたりして自律神経を整える動き)」や「子供のポーズ(チャイルドポーズ:正座の状態から上体を前に倒し、全身の力を抜いてリラックスする姿勢)」は、ヨガ初心者であっても今日からすぐに始められる基本中の基本です。
最初は形にこだわる必要はありません。 まずは自分の呼吸の深さに気づき、身体のどこに力みがあるのかを内観(観察)してみてください。
頑張りすぎるのではなく、自分にとって「心地よい範囲」を見極めることが、ヨガを長く続けるための最大のコツとなります。

 

終わりに

長友佑都選手をはじめとするトップアスリートたちが証明しているように、ヨガは単なる柔軟体操ではなく、心身の調和を取り戻し、人間の潜在能力を最大限に引き出すための優れた実践哲学です。
東洋の叡智であるヨガとミニマリズムの思考を日常に取り入れることで、私たちは疲弊する競争社会(環境違い)から、自分本来の輝きを放つ場所(王道環境)へと足を踏み入れることができます。
ぜひ、あなたの生活の中にも、静かに座り、深く呼吸をする時間を作ってみてはいかがでしょうか。 そこから、新しい自己変容の物語が静かに始まっていくはずです。



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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、ENQAN(ヨガ)、JIQAN(内観)、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。