132.第2チャクラ(スヴァディシュターナ) – 感情、創造性、喜びの源泉

365days

第一チャクラという堅固な大地、生存のための「場」が確保されたとき、私たちは次なる段階へと歩みを進めます。それは、ただ存在するだけでなく、いかに「生きる」かという問いの始まりです。その問いの中心に位置するのが、第二のエネルギーセンター、スヴァディシュターナ・チャクラです。

サンスクリット語で「スヴァ」は「自己の」、「アディシュターナ」は「住処」や「座」を意味します。つまり、スヴァディシュターナとは「自己自身の本来の住処」。それは、私たちがリラックスし、ありのままでいられる、最もプライベートで神聖な内なる空間を指し示しています。仙骨の前面、おへその数センチ下に位置し、生命の根源的な元素である「水」と深く結びついています。その象徴する色は、夕焼けや熟した果実を思わせる、生命力に満ちたオレンジ色です。

大地が静的で不変であるのに対し、水は常に動き、形を変え、あらゆる隙間に浸透していきます。スヴァディシュターナの本質は、この「流動性」にあります。それは私たちの身体においては、血液やリンパ液の流れとして、そして心においては、絶え間なく移ろいゆく「感情」の流れとして現れます。喜び、悲しみ、怒り、恐れ。これらの感情は、しばしば厄介なものとして蓋をされがちですが、ヨガの叡智は、それらを「動きの中のエネルギー(Energy in Motion)」として捉えます。感情は、あなたが今、人生のどのような流れの中にいるかを教えてくれる、内なる羅針盤に他なりません。このチャクラが健やかであるとき、私たちは感情の波に溺れることなく、サーファーのように巧みに乗りこなし、そのエネルギーを生きる力へと変容させることができるのです。

この流動性はまた、あらゆる「創造性」の源泉となります。生命を生み出すセクシュアリティはもちろんのこと、新しいアイデア、芸術的な表現、革新的なプロジェクト、そして温かな人間関係。これらすべては、形のないところから新しい何かを生み出す、スヴァディシュターナの創造的なエネルギーの現れです。もしあなたが「自分には創造性がない」と感じているならば、それは才能の欠如ではなく、単にこの内なる泉との繋がりが弱まっているだけなのかもしれません。

そして、このチャクラは「喜び」と「快楽」を司ります。美味しいものを味わう喜び、美しい音楽に心を震わせる喜び、肌に触れる心地よさ、そして他者と深く繋がる歓び。私たちは、知らず知らずのうちに「快楽」に対して罪悪感を抱き、自分に喜びを許可することを忘れてしまいがちです。しかし、生きる喜びを全身で感じることなくして、どうして豊かな人生を引き寄せることができるでしょうか。スヴァディシュターナは、私たちに「生きていていい、楽しんでいい、感じていい」という根源的な許可を与えてくれます。それは、エネルギーを無為に浪費する放蕩ではなく、人生を味わい尽くすための、成熟した感性の目覚めを促すのです。

このチャクラのバランスが崩れると、水の性質が両極端に現れます。エネルギーが過剰になれば、感情のドラマに溺れ、他者に依存し、中毒的な行動に走りやすくなります。逆に不足すると、無気力や無感動に陥り、人生の彩りを失い、創造的なインスピレーションも枯渇してしまうでしょう。

スヴァディシュターナを育むための稽古は、日常の中に溢れています。骨盤周りの緊張を解き、股関節の可動域を広げるアーサナ、例えば合せきのポーズ(バッダコナーサナ)や開脚前屈(ウパヴィシュタコナーサナ)は、物理的にこの領域を解放します。また、ダンスや水泳、ゆっくりと湯船に浸かること、絵を描いたり楽器を奏でたりすることも、このチャクラを優しく刺激する素晴らしい実践です。

引き寄せの法則という観点から見れば、スヴァディシュターナは、あなたが望む未来を体験した時の「感情」を育む場所です。喜び、楽しさ、ワクワクといった感情の周波数は、それと同じ質の出来事を磁石のように引き寄せます。あなたが本当に創造したいと願う世界の「感覚的なリアリティ」は、この自己の住処から生まれるのです。

まずは、この内なる泉の流れを妨げている岩、すなわち「~べきではない」という自己制限や罪悪感に気づくことから始めてみましょう。そして、ただ感じることを自分に許可する。そのとき、あなたの内側から生命の喜びが静かに湧き上がり、あなたの世界を潤し始めるに違いありません。



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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、ENQAN(ヨガ)、JIQAN(内観)、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。