自分の今の現状が嫌で、人生を変えたいと思うことがありますよね。
「こんなの自分じゃない」と思い、本当の自分になろうとする。
目標とすることを決めたりして、そこに向けてどうしたらいいのか考える。
やることリストを作ったり、スケジュールを組んだり、ライフハックを調べてみたりする。
なかなか大変ですよね。
それでもがんばってみる。
そして日々継続してみるが、うまくできることもあればうまくできないこともある。
集中して取り組むこともできれ日もあれば、なんだか乗らない日もある。
継続できるものもあれば、三日坊主で終わってしまうこともある。
そうやって色々と試していきます。
大変だけど、なんとかやっていきます。
そして、時間が過ぎていきます。
でも、そんな簡単に変われないのです。
人は簡単には変われない。
いくらがんばってみても、自分のことをそこまで認めることができないので、やっぱり「こんなのは自分ではない」と目標に向けてさらにがんばる。
本を読んで実践してみたり、人からのアドバイスを実践してみたり。
そうやってがんばっていく。
工夫して、もっとうまくやれるはずだと努力する。
けれども、なんだかうまくいかず、また悩んでいる自分がいる。
いつも、結局は悩んでるわたしに戻っていく。
「こうすればうまくいく」という自己啓発本や動画を観たりもするでしょう。
そうやって行動に移していくことでしょう。
でも、実は、その行動は「今のわたしから離れること」が目的になっている。
本当は「今のわたしを受け入れること」が大事なのも頭ではわかっている。
どんなにがんばっても「このわたし」がわたしだからです。
だから「今のわたしを受け入れること」ができれば楽になれると思っている。
書籍を読んで変わろうと思っても、誰かから学ぼうとしても一緒でうまくいかない。
今のわたしが、わたしだからです。
自分を認められないので、結局は「今のわたしから離れること」が目的になってしまう。
「そうか、このわたしが、本当のわたしなのか」と気づけてもうまくいかない人も多い。
それはなぜか。
「そうか、このわたしが、本当のわたしなのか」と気づことで、人生が好転することを望んでいるから。
気づくことで人生の好転を狙っている。
結局、違う自分になり、違う人生になってほしいと思っている。
結局、心の奥では今のこんなわたしは嫌いなのです。
だから変わろうとする。
変わろうとしていくことで学んだことは「変わろうとしてもわたしは変わらない、変わらないわたしを受け入れんだ」ということ。
「変わらないわたし」を受け入れる。
でも、その学びをなぜ受け入れたかというと。
受け入れれば「わたしは変わって、人生が好転する」と結局はまだ思っているから。
やっぱり今のわたしを受け入れることができない。
そして、今の自分はとても嫌だと思っているので、結局はまたいろんな方法を試してみる。
受け入れることとは何か。
それは「『受け入れれば、わたしは変わって、人生が好転する』と思っているわたし」がいるということ。
人生の好転を狙うために「わたしを受け入れる」はできない。
そんな形で受け入れることはできない。
受け入れるというのは無条件。
無条件でOKを出すこと。
無条件で大丈夫と思えること。
条件付きで受け入れていく、そんな人生好転パターンはないです。
ただの幻想です。
そこに気づくと、世界は変わります。