これまで3回にわたって、インサイトマップで年末年始に「実家に帰るか帰らないか」のテーマについて、お伝えしてきました。
(詳しくはインサイトマップNo1、インサイトマップNo2、インサイトマップNo3を見てください。)
インサイトマップを使用して、自分の葛藤、なかなか決められないことを紐解いていくと、自分の内面でどんなことが起こっているのか、日頃はなかなか気づくことが出来ない、潜在的な部分が明らかになります。
自分は何を望んでいて何を恐れているか、自分自身のことが理解できます。
そしてインサイトマップのすごいところはそれらが全て見える化、可視化されるところなんです。
自分の中で何が起こっていて、そこにはどんな自分がいるのかが一目瞭然となります。
今回はインサイトマップで「実家に帰るか帰らないか」を紐解いている中で、私がどんな結論に至ったのか、そしてその後、どうなったかについて書いていきたいと思います。
解決に向かうプロセス
今回のテーマ「年末年始に実家に帰るか?帰らないか」を解決するにあたって、何者として解決するかを私の中のワタシの一人「金剛力士」と置きました。
インサイトマップではそれまでのいろんな気づきを踏まえて、そのテーマをどうやって解決するのか?紐解いていくのか?を4段階のプロセスで設定します。
起承転結、自分なりの達成イメージを描くように1.2.3.4とプロセスに置いていきます。
1から順番にプロセスを設定するでも大丈夫ですし、4番目のゴールイメージを置いて、そこから逆算で3.2.1とプロセスを置いても大丈夫です。
今回私が導きだしたのは
- 望みと恐れを整理したうえで、目指したい場所を明確にする
- 心をスッキリさせて1年をスタートさせる
- これまでの失敗パターンを逆手にとって、成功パターンに変換する
- 自分流を手に入れ、自己実現の入口にたつ。
というプロセス。
年末年始は実家に帰ることはせず、自分と向き合う。
そして、2019年を過ごすにあたっての望みと恐れを整理したうえで、目指したい場所を明確にする。
そうすることで心をスッキリさせて1年をスタートさせる。
スッキリした気持ちの状態で、これまでの失敗パターンを振り返り、どうやったら成功パターンに変換できるか考えて、自分にしかない武器を手に入れて、自己実現の入口に立った状態で2019年を終え2020年を迎えるというもの。
プロセスは誰かに理解してもらう為のものではなく、自分自身が納得する、違和感がないものか、プロセスがスムーズに流れていきそうなものかどうかが大事です。
今回私が置いたプロセスは、私のネガティブな側面を活かそうとする、ある意味私らしいと思えるプロセスになりました。
具体的な行動、タスク
プロセスが自分自身納得する、違和感がないものとなったら、今度は「ではそのプロセス通りに進んで行くために、具体的に何をしたらよいのか?」を考えます。
ここで大事なのは、行動自体が今すぐ実行できるものであるものであるかどうか。
もっともらしい行動を考えたとしても、行動できない、行動に移さなければ絵に描いた餅となってしまします。
例えば、これまで全く運動をしていなかった人が、毎日10キロジョギングをするとしても継続は難しいでしょうし、腕立て伏せ毎日連続100回やると言っても実行は難しい訳です。
そんな場合は毎日ウォーキング30分する、腕立て伏せ先ずは3回というようにタスクを置く、そんなイメージです。
そこで私が考えた行動、タスクは以下のようになりました。
- 今、恐れていること、今後、想定される陰(マイナス)なことのリスト化と対策案の作成
- 思い込みリストを書く(思い込んでいるかもしれないことを書き出す)
- 全ての出来事は自分の想いが創り出していると思い込む。
- 目指す場所を明確にする
- 時期をずらして実家に帰り、母親と映画を観る
というタスク、行動を実行することにしました。
タスクをやってみて
先にあげた5つののタスク、行動を実行するに従ってどんなことが起こっていったか、順に話していきます。
1.今、恐れていること、今後、想定される陰(マイナス)なことのリスト化と対策案の作成
これをしたことで、何か分からない得たいのしれない不安や恐れが明確になり、かつ自分なりの対策を立てることが出来たので、気持ちが一気に楽に、解放された気持ちになりました。
私の場合はフリーランスで食べていけるのか?の不安が増大することと、それにつられてアトピーが悪化し自己肯定感がさがり、仕事自体が出来なくなることをとても恐れていることが再確認できました。
対策としては、これまで平日昼間に行っていたカウンセリングのアルバイト(障がい者の職場定着カウンセリング)を平日フルタイムで行うことが出来るかアルバイト先に交渉する。自分の望む条件で交渉してみる。
アトピーに関しては、これまでなかなか取り組むことが出来なかった食事改善に取り組んでみる、自分の力だけでは難しいので、誰かにサポートしてもらう。
という対策が浮かんできました。
2.思い込みリストを書く
ここでは私の「強く思っているものを書き出すことをしてみました。
私のアトピーは治らない、自分は一流になれない、頑張らないと結果はでない、私は愛されないなどなど。
これを書き出して「本当にそうなの?」と自分に問いかけてみました。
結果、「そうじゃないかも」という想いが湧きあがり、次の瞬間「そんなことないかも、意外と俺は大丈夫かも」という気持ちになり、更に気持ちが開放され楽になってきました。
3.全ての出来事は自分の想いが創り出していると思い込む
これは、すべて自己責任という気持ちで日々を過ごすとも言えます。
一気には難しいですが、少しずつそうなれている時間が長くなっています。
先ずはそう思い込むことから始めていく。
そうなるにつれて、周りの出来事に一喜一憂することが少なくなってきています。
4.目指す場所を明確にする
私の目指す場所は「人の進化、成長をサポートする、応援できる唯一無二の存在になる」でした。
私の場合は「自分と似た、挑戦したいのに行動に移せない人」「本当は自分の可能性を感じているのに一歩前に進めない人」を対象とすることを改めて明確にしました。
結果、ピントが合うような感覚になることが起こりました。
5.時期をずらして実家に帰り、母親と映画を観る
1月末の2日間、実家に帰りました。
映画を観て、一緒に穏やかな時間を共にするという予定でしたが、観たい映画もなく、寒くて外にでるのも億劫で映画を観に行くことは選択しませんでした。
私にとって「母親と映画を観る」はある意味、消極的な選択、映画を観ている時間はお互い映画に集中しているので、その間言い争いや微妙な空気になることを避けることができる方法として選んでいました。
今回、1~4までのタスクを実行したことで既に私の中に変化が起き、映画に頼らなくても母親と穏やかな時間を過ごすことができました。
その後、現在(2019年2月24日)の状況
インサイトマップを紐解いてきてプロセスを設定し、それに繋がる一歩、タスクを実行していく中でその後どうなっているかを報告します。
- 平日昼間は、障がい者職場定着カウンセラーとして働いているアルバイト先と自ら交渉した結果、フルタイムでの契約が成立し安定した収入が見込めるようになりました。当然ですがカウンセラーとしての実践の場も増え、またこれまでにない事例も経験できるチャンスが巡ってきています。
- アトピー改善に向けた食事改善については、知り合いを通じて、ちょうどアトピー患者向けの食事改善モニターを探している人が現れ、サポートしていただくことになり、食事改善に取り組みだしています。
- 本業であるコーチングの新規依頼も入ってきていて、今年私が新たにサポートしたい、応援したいと考えていた20代の方からの依頼が続くというようなことも起きています。
それ以外にも細かな変化がいろいろ起きていますが、またの機会にお話ししたいと思います。
これらは自ら決めたタスクを実行したことで、物事が確実に進んでいます。
「全ての出来事は自分の想いが創り出していると思い込む」というタスクを日々実践しているので、今後はどんなことが起こってくるのか、ますます楽しいになっています。
まとめ
今回まで4回にわたって、インサイトマップで「実家に帰るか帰らないか」を紐解いてきました。
(流れで読むと理解も進むと思います。インサイトマップNo1、インサイトマップNo2、インサイトマップNo3)
はじめは年末年始に実家に帰るか帰らないかで迷っていたところから、自分と向き合うことがしたかった自分に気がつきました。
そして実家には時期をずらして帰るということにして、これまでの自分自身の課題、心の癖、思い込みに気が付き、それらを解決できる答えを自ら導きだすことが出来ました。
単なる2者択一でない、第三の解とも呼べる最高の答えを見つけ、選択することが出来ました。
そして、現在は自分が考えたタスク、行動を実行したことで物事が大きく前進しています。
これもインサイトマップを活用したお陰だと自分では思っています。
次回は行動に移して物事が進んできたことで、新たな迷い、葛藤が生まれてきましたので、そのことをテーマにインサイトマップで紐解いていきたいと思っています。