「もっと頑張らなければ」「もっと変わらなければ」。そんな言葉を、毎日自分に言い聞かせていませんか。
現代は、何かを足し続けることを求められる時代です。もっとスキルを、もっと収入を、もっと美しく、もっと健康に。足りない自分を埋めようとして、気づけば疲れ果てている。そんな方がとても多いように感じます。
でも、ヨガや瞑想が教えてくれることは、その真逆です。
足すのではなく、減らすこと。 変えるのではなく、気づくこと。 なろうとするのではなく、ただあること。
あなたはすでに、あなたのままでいい。ヨガと瞑想はそのことを、頭ではなく身体と心で感じさせてくれます。
それは何も行動をしないでぼぉ〜と暮らすことの推奨ではなく、むしろ日常生活は意識的に暮らすことの提案でもあるのです。
ヨガは比べない、競わない、争わない
ヨガのクラスに初めて来た方がよく言います。「隣の人みたいにポーズができなくて…」と。
でも、ENQANで大切にしていることは、隣の人と同じポーズをとることではありません。今日の自分の身体と、ただ正直に向き合うこと。それだけです。
硬くてもいい。できなくてもいい。今日の自分が、今日のちょうどいい自分です。
ちょうどいいのです。不要に焦る必要はありません。
淡々と継続していけばいいだけ。
ヨガマットの上に立つたびに、比較から離れていく練習ができます。それが積み重なると、マットの外の日常でも、少しずつ「あなたはあなたのままでいい」という感覚が育ってきます。
瞑想は、自分を変えようとしない時間
瞑想というと、「無になる」「集中する」「何かを得る」というイメージを持つ方が多いかもしれません。でもSIQANでは、そういった作為をすべて手放すことをとても大切にしています。
ただ座って、ゆるめる。それだけです。本当にそれだけ。
何も足さなくていい。何も変えなくていい。その時間の中で、自分の内側がじんわりと静まっていく感覚に気づく方がたくさんいます。
「あなたはあなたのままでいい」というのは、諦めではありません。今のあなたがすでに十分であるという、深い信頼のことです。瞑想はその信頼を、少しずつ取り戻していく時間です。
足そうとするから、何かおかしいことになっているのです。
その足さないとダメだと思っている思考を減らすのです。
「変わる」のは、自分を受け入れた後からやってくる
面白いことに、自分をそのまま受け入れた人ほど、自然に変化していきます。
無理に変えようとしていた頃は頑張っているのに何も変わらなかったのに、ヨガや瞑想を続けていく中で「あ、気づいたら変わっていた」という体験をされる方がとても多いです。
変化は、足すことからではなく、手放すことから始まります。あなたはあなたのままでいい。その一点から、すべてが始まります。
足すから変わるのではなく、その背負っている荷を下ろすから変わっていきます。
冒頭で話したように、減らすというのは何もしないで生きるということではありません。
そのように解釈した人は「ぼぉ〜として暮らせたら最高」と思っているか、「あまのじゃく」ということだと思います。
自問されてみてください。
そのようには世界はできていないようですから。



