人は変われる、岐路は振り返ると現れる【外部環境は非常に影響力が大きい】

365days

私たちは、変わることができるのでしょうか。

この問いは、古来より多くの探求者が自らに投げかけてきた、根源的な問いの一つです。

私は、その答えは明確に「変わることができる」であると確信しています。

年齢や境遇で、もう変わることを諦めてしまうこともあります。

そういった話を聞いたこともある人もいるでしょうし、もう無理だなと思っている人もいるでしょう。

それでも変わることができます。

私もドン底を経験して、戻ってきました。

絶対に嫌だと思っていたことが普通にできるようになりました。(得意ではないですけど笑)

これは自分ではすごいことに思っています。

周りでもそうやって変わっていく人をたくさん観てきております。

 

もちろん、それは、世界史に名を残すような偉人になる、という意味合いではありません。

そうではなく、私たち一人ひとりが、その内側に秘めている固有の輝き、その人だけが持つ本質的な可能性の種子を、確かに開花させることができる、ということです。

前提として「人には、独自性があり、何かしらの役割がある」という信念があります。

その変容の鍵は、意志の力や血の滲むような努力といった精神論の中だけでなく、むしろ、私たちを取り巻く「環境」という、極めて物理的で具体的な領域にこそ隠されているのです。

外部環境だけで、人は別人のように変化していきます。

 

空間の浄化という、最も身近な変容の実践

自己の変容というと、何か特別な修行や内省が必要だと考えがちですが、その入り口は驚くほど身近な場所にあります。

それが「掃除」や「片付け」や「環境整理」という行為です。

掃除とは、単に物理的な空間を清める行為に留まりません。

それは、自らのエネルギーが投影された「場」を浄化し、無意識下に堆積した過去の澱(おり)を洗い流す儀式なのです。

古今東西において運気を上げる行為として扱われていたりもします。

ヨガ哲学における「シャウチャ(清浄)」の実践が、身体や心だけでなく、その人が存在する空間にまで及ぶのは、この深いつながりを理解しているからに他なりません。

ある経営者が、毎朝30分の掃除を社員に課すことで、社員一人ひとりの意識が変わり、結果として会社全体が大きく変容した、という逸話があります。これは、空間の状態と私たちの内面がいかに深く共鳴し合っているかを示す、象徴的な事例と言えるでしょう。

掃除をするという小さな達成と環境変化が行動変化へと無意識に繋がっていきます。

わずか30分の実践でさえ、人の意識に変化の波紋を広げるのですから、自らの意志で、生活空間全体を整えるという行為が、どれほど強力な変容の触媒となるかは、想像に難くないはずです。

環境というのは、その人の人生においてとても大きなファクターになっています。

 

引っ越しと断捨離:過去の自分という物語を手放す

さらにダイナミックな変容を望むならば、「引っ越し」という選択肢もまた、極めて有効な手段となります。住まう場所を変えるという物理的な移動は、私たちのエネルギーフィールドに劇的な変化をもたらします。それは、トランサーフィンのモデルで言うところの、別の「人生ライン」へと意識的に移行する行為にも似ています。

しかし、引っ越しが変容を促す本質は、単なる場所の移動だけにあるのではありません。そのプロセスに必然的に伴う「捨てる」という行為にこそ、その秘密が隠されています。

モノを手放すこと。それは、「私を私たらしめている」と信じ込んできた物語からの解放です。過去の自分が執着していたモノ、かつての価値観を象徴するモノと別れを告げることは、過去の自分というサムスカーラ(潜在的印象)を手放す、極めて具体的な実践なのです。私たちはモノを捨てることで、過去の自分との連続性を一度断ち切り、新たな自己を定義する余白を、自らの人生に創り出すことができます。

 

努力の前に、構造を整える

私たちの意識や行動は、真空の中に存在するわけではありません。常に「環境」という構造によって規定され、方向づけられています。図書館に行けば自然と知的なモードに入るように、場が私たちの身体性を変容させるのです。

ですから、何かを成し遂げようとする時、ただ闇雲に「頑張る」のではなく、まず「その行為が自然と起こってしまうような環境」をデザインすることに意識を向けてみてください。

あなたの部屋で、本当に何をしたいですか。
あなたの理想の在り方は、どのような空間に最も響き合いますか。

この問いに静かに耳を傾け、理想の実現に不要なモノを手放し、必要なモノだけを残す。このシンプルなプロセスが、あなたの意志を支え、行動を後押しする、強力な土台となるのです。

仕事においても、それは全く同じです。仕事机という小さな宇宙を、「理想の自分」が使うにふさわしい場へと整える。それだけで、仕事への向き合い方、思考の明晰さ、そして生み出される成果は、自ずと変わってくるでしょう。過去から引き継いできた「キャラ」などというものは、私たちが無意識に選び取っている幻想に過ぎません。環境という土壌を変えれば、そこに咲く花もまた、変わっていくのです。

 

縁のダイナミズム:自己変容と人間関係

自らの内側と、それを取り巻く物理的な環境に変容が起きる時、それは必然的に「人間関係」という領域にも変化をもたらします。

あなたが「思い」を「切り」、過去の自分を手放して新しいステージへと歩みを進める時、それまでの人間関係が変化するのは、自然の摂理です。それは恐れるべき断絶ではありません。あなたの新たなエネルギー準位に共鳴する人々との、新しい縁が結ばれ始めている証左なのです。

人間関係とは、常に変化し続ける生物(なまもの)です。縁起の理(ことわり)の中で、出会いと別れは絶えず繰り返されています。自己の変容を恐れず、その流れに身を委ねる時、人間関係もまた、より健やかで、あなたを力づけるものへと再編成されていくでしょう。

 

最後に:あなたの存在そのものが価値である

覚えておいてください。あらゆる行いや成果、成功や失敗という二元的な評価軸を超えて、あなたの存在そのものに、絶対的な価値があります。それは、ヨガ哲学が指し示す、万物の中に遍在する聖なる意識(アートマン)の、かけがえのない一つの現れだからです。

自信を失う日も、道に迷う日もあるかもしれません。それでも、あなたの根源的な価値は、何一つ揺らぐことはありません。

だから、大丈夫。あなたは、そのままで、すでに素晴らしいのです。
どうぞ、思い切って、あなた自身の変容の物語を始めてください。その一歩が、あなたの内なる宇宙を、そしてあなたが見る世界を、確実に変えていくのですから。

 



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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、ENQAN(ヨガ)、JIQAN(内観)、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。