「どうにでもなれ」と人は思う時があります。
この時にまず考えないといけないことがあります。
「どうにでもなれ」とは思っていないということです。
思っているのではなく、思いたいだけです。
「どうにでもなれ」と思いたいんだ、という認識からスタートです。
それは『「どうにでもなれ」と思うことで、一体全体、自分は何を得ようとしているのか。誰かに何かをしてもらいたいのか』ということです。
いかがでしょうか。
「どうにでもなれ」と思っている時の自分はそれによって何をしたいのでしょうか。
「どうにでもなれ」と思っている時の自分は何をしたいのか
他人に甘えたいとか、自分に注目してほしいとか、本当に困っててどうにかしてほしいとか、パニックになっているとか。
色々とあると思います。
「どうにでもなれ」と思っている時の自分は何をしたいのか考えてみると、恥ずかしくなってくる人もいるかもしれません。
怒る人もいるかもしれません。
なにせ、本人にとしては本当にどうにでもなれと思っているわけですからね。
「他人に甘えたいだけですよね」とか言われれば、少し気分を害することでしょう。
なんであれ、無意識でも意識的でも人は目的を持っています。
目的を果たすためなら「どうにでもなれ」と自暴自棄にだってなってみせます。
人はすごいんです。
人は目的を持っている
人は目的を持っています。
それは無意識に持っていることもあります。
「どうにでもなれ」のような感情に任せた衝動は、そうすることによって何かを達成しようとしています。
あなたは「どうにでもなれ」と思った時は何を達成しようとしているでしょうか。
わたしは「どうにでもなれ」と思っている時は、その思いをもったまま行動をします。
すると、結果が悪くても少し気にならない自分がそこにいます。
言い訳にしているわけです。
痛みをやわらげる言い訳に使っているということに気づきます。
行動の結果に対しての痛みがやわらぐための事前対策で「どうにでもなれ」という感情を使っていそうです。
「どうにかなる」と思ってやったなのにダメだった時と「どうにでもなれ」と思ってやった結果がダメだった時とでは精神にくるダメージが異なります。
先にやわらげておく言い訳に使っている。
そんな弱さや誤魔化しを自分に観じます。
「人として逃げている」とか思いたいわけではありません。
逆に「人ってそんなものでしょ。しょうがないよね。」とかそういったことを言いたいわけでもありません。
これは厄介なことを孕んでおります。
厄介なこととは何か。
それは、言い訳しないと動けないということです。
そしてさらに、妄想の世界に追いやられてしまうことです。
言い訳をしないと動けないとか、ヤバくないですか。
ヤバいですよね。
いきなり雑な言い方になりましたが、それだけマズイことになっているのです。
なんでもかんでも言い訳するわがままな人が社会でやっていけるでしょうか。
人間関係を良好にできるでしょうか。
いつも言い訳するのですよ、研究も仕事もゲームも遊びもスポーツもデートも大変です。
逃げっぱなしにもなってしまいます。
失敗しないように、傷つかないように、辛い思いをしないように「どうにでもなれ」といつも思わないといけなくなります。
癖になってしまうのです。
あなたが小さい頃、言い訳を必ず言ってからスポーツでもテストでも取り組む人はいませんでしたか?
小さい頃はいいのですが、それが大人になっても板についているのは怖い。
さらに波長が落ちていく
さらに、妄想の世界へと入っていくのです。
「どうにでもなれ逃げ」が自分の中に入り込みすぎてしまい、どうにでもなれ的にしか行動とれなくなる。
変だよと指摘されても、もうわからない。
何も通じない人になる。
ここまで行くことはないと思いますが、そうやって妄想の世界へと引きずり込まれていく人がいます。
始まりは些細なことでしょう。
ただの口癖のようなものですしね。
「どうにでもなれ」という言葉以外でもそうやって何かを誤魔化すための口癖は怖い。
知らないあいだに自分へと言い訳をして、自分でも知らない間に自分だけの妄想世界に浸ってしまう。
この口癖や思考の癖は危ないなと思うものは早いうちにやめるに限りますね。
ただただ一生懸命に取り組むしかできなそうです。
疲れているのなら休むことです。
終わりに:人生にも流れはある
人生の流れでそのように思うことが生じているだけというのもあります。
地球が自転するように、四季があるように、1日が流れていくように、人生にもサイクルがあります。
そのサイクルにおいて、少しネガティブになってしまったり、そのような感情を味わいたくて現象が起こっているとかあります。
なのでそのパターンだなと思った場合は、ただその感情を感じてみるだけです。
それだけで、それもまた過ぎ去ります。
気にしすぎることなく、自分のやりたいことをやっていきましょう。
好きなものを食べて、寝たい時に寝て、行きたいところに行く。
そんな感じでやり過ごしていきましょう。