冷えは万病の元?「身体を温める」ことが、人生の流れを変える一番シンプルな方法

自己啓発

身体を温めることを推奨しております。
それは、温かさこそが生命(いのち)の証であり、冷たさは死に近づくことだからです。
単純な物理の話です。生きている私たちは温かく、動かなくなったものは冷たい。
私たちの人生をより良く、楽に、シンプルにするための鍵は、難しい思想や高額なサプリメントではなく、ただ「身体を温める」という、とても原始的な営みの中に隠されています。

今日は、現代人が抱える「冷え」という問題の根深さと、そこから脱却するための智慧について、身体、心、そして少しだけ魂の側面からもお話ししてみたいと思います。

 

現代人はなぜ「冷えて」いるのか

私たちは、人類史上かつてないほど「快適な」環境に生きています。
空調が完備され、季節を問わず薄着で過ごせ、冷たい飲み物がいつでも手に入ります。
しかし、その快適さと引き換えに、私たちの身体はかつてないほど冷え切っています。

それは単に気温の問題ではありません。
「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」という言葉をご存知でしょうか。
頭は涼しく、足元は温かく。これが東洋医学が教える健康の黄金律です。
しかし現代人の状態はどうでしょう。
情報は脳に集中し、思考は常にフル回転。頭はカッカと熱を帯びているのに(頭熱)、運動不足で足元の血流は滞り、氷のように冷たい(足寒)。
これを「冷えのぼせ」と言います。
エネルギーが上半身、特に頭部に偏りすぎているのです。
このバランスの崩れが、原因不明の不調、イライラ、不眠、そして深い虚無感を生み出しています。

また、交感神経の過剰な優位も原因です。
戦うモード、逃げるモードである交感神経が働き続けると、血管は収縮し、末端への血流が遮断されます。
私たちは常に何かに追われ、緊張し、無意識のうちに自分の身体を冷やし続けているのです。
冷えとは、実は「緊張の蓄積」でもあるのです。

 

温めることの物理的恩恵:免疫と巡り

身体を温めることの効果は、科学的にも明白です。
体温が1度下がると、免疫力は30%低下すると言われています。
逆に、体温が上がれば免疫細胞は活性化し、病気に対する抵抗力が増します。

そして何より、「巡り」が良くなります。
血液、リンパ液、細胞間の水分。私たちの身体の60%以上は水分です。
冷えた水は滞りますが、温められた水は対流し、流れます。
血流が良くなるということは、酸素と栄養が細胞の隅々まで届き、老廃物がスムーズに排出されるということです。
これは単なる健康法ではありません。
身体の中の「川」をきれいに保つということです。
澱んだ沼ではなく、サラサラと流れる清流であること。
身体の中が滞りなく流れている時、私たちは「生きている」という瑞々しい感覚を取り戻します。

 

お腹(丹田)に火を灯す

ヨガや東洋の行法では、「丹田(たんでん)」を重要視します。
おへその少し下、身体の中心にあるエネルギーの貯蔵庫です。
ここには「火」があるとされています。
消化の火(アグニ)であり、生命力の火です。

冷え性の人は、この丹田の火が種火のように弱くなっています。
だから、食べたものをうまく消化できず、気力も湧かず、決断力も鈍ります。
「腹が据わる」「腹を決める」という言葉があるように、お腹が温かいことは、精神的な安定と直結しています。

お腹を温めること。腹巻きをする、温かいものを食べる、深く呼吸をして横隔膜を動かす。
そうやってお腹に熱が戻ってくると、不思議と不安感が薄れていきます。
頭に上がっていた過剰な気が下りてきて、どっしりと大地に根付く感覚(グラウンディング)が生まれるのです。
思考の嵐の中にいた自分が、静かなお腹の中に避難場所を見つけるような感覚です。

 

心の冷えを溶かす

身体と心は、一つのコインの表裏です。
身体が冷えている時、心もまた、孤独や不安を感じやすくなります。
逆に、温かいお風呂に浸かった瞬間、「はぁ〜」と深い息が漏れ、こわばっていた心が解けるのを経験したことがあるでしょう。
温かさは、安心感そのものです。

トラウマや心の傷もまた、一種の「凍りつき(フリーズ)」です。
恐怖で身体が固まり、その瞬間のエネルギーが内側に閉じ込められて冷たくなっている状態です。
無理にポジティブになろうとしたり、思考で解決しようとするのではなく、ただ時間をかけて身体を温めてあげること。
氷が春の日差しで自然に溶け出すように、温めることで、固まっていた感情が涙となって流れ出し、浄化(カタルシス)が起こることがあります。
自分を温める行為は、自分自身への最大限の優しさであり、自己愛の実践なのです。
「よく頑張ったね」と自分を抱きしめる代わりに、温かいスープを一杯、自分に用意してあげる。
それだけで十分なセラピーになります。

 

スピリチュアルな視点:愛は温かい

少し視点を上げてみましょう。
スピリチュアルな領域においても、「温かさ」は高い波動の象徴とされます。
愛、感謝、慈悲。これらを感じている時、胸のあたりがポカポカと温かくなるのを感じませんか?
逆に、嫉妬、怒り、恐怖といった感情は、冷たく、収縮するエネルギーを持っています。

身体を温めるということは、物理的に体温を上げるだけでなく、私たちのエネルギーの周波数を「愛」の状態に近づけるチューニングでもあります。
内側が温かい人は、雰囲気(オーラ)も温かい。
その人のそばにいるだけで、なんだかホッとする、元気になる。
それは、その人が生命という名の焚き火を内側で燃やし続け、その輻射熱を周囲に分け与えているからです。

ヨガの行法には「タパス(苦行・熱)」という言葉がありますが、これは自分を痛めつけることではなく、不純物を燃やし尽くす「情熱の炎」を内側に起こすことを意味します。
身体を温めることは、この内なる神聖な火を護り、育てていく儀式のようなものです。

 

日常でできる「温め」の実践

では、具体的にどうすればいいのでしょうか。
特別なことは必要ありません。日常の些細な選択を変えていくだけです。

冷たい飲み物を控える: 常温か、白湯を飲む。氷入りの水は、内臓への直接的な暴力だと思ってください。

「首」を温める: 首、手首、足首。これらは皮膚が薄く、太い血管が通っています。ここを冷やさないだけで、体感温度は数度変わります。

湯船に浸かる: シャワーだけで済ませず、お湯という羊水の中に身を委ねる時間を持ちましょう。重力から解放され、芯まで温まる至福の時間です。

深い呼吸: 呼吸は、内側で行う摩擦運動です。深く吐き、深く吸うだけで、内臓がマッサージされ、熱が産生されます。

発酵食品を摂る: 味噌、漬物、納豆。日本の伝統食は、腸内細菌を元気にし、お腹の中から熱を作ってくれます。

 

終わりに:温かさを持ち運ぶ

身体が温まると、世界の見え方が変わります。
トゲトゲしていた他人の言葉が気にならなくなったり、道端の花の美しさに気づけるようになったりします。
余裕が生まれるのです。
それは、あなたが「温かさ」というリソース(資源)を十分に持っているからです。

世界は時に冷たく、厳しい場所かもしれません。
だからこそ、私たち一人ひとりが、自分の内側に小さな太陽を持ち、自らを温め続ける責任があります。
あなたが温かけらば、あなたに触れる誰かもまた、少しだけ温かくなる。
そうやって、温かさが波紋のように広がっていくこと。
それもまた、ヨガ(つながり)の一つの形なのだと思います。

まずは今夜、ゆっくりとお風呂に入って、ご自身を慈しんであげてください。
そこからすべてが始まります。

ではまた。


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Kiyoshiクレイジーヨギー
*EngawaYoga主宰* 2012年にヨガに出会い、そしてヨガを教え始める。 瞑想は20歳の頃に波動の法則の影響を受け瞑想を継続している。 東洋思想、瞑想、科学などカオスの種を撒きながらEngawaYogaを運営し、BTY、瞑想指導にあたっている。SIQANという日本一簡単な緩める瞑想も考案。2020年に雑誌PENに紹介される。 「集合的無意識の大掃除」を主眼に調和した未来へ活動中。